近所の公園に日本でみることが出来る最小サイズの野鳥「キクイタダキ」(全長10cm・スズメ目ウグイス科)が渡来してきましたので紹介しましょう。
キクイタダキ(以下キクイタ)は、沿海州、樺太、北海道、本州北部の亜高山地帯で繁殖、冬は都市公園などの低地に移動する野鳥です。
キクイタの特徴は、頭頂部に2本の黒線に挟まれた黄色い線があることですが、肉眼でそれを見るのは困難でしょう。
後ろから撮影した写真、かろうじて頭頂部の黄色が写っていました。
真横からの写真でも、頭頂部の黄色い線が何とか写りました。
鳥名の由来辞典によれば、キクイタは平安時代「まつむしり」と呼ばれていたようです。
キクイタは松や杉などの針葉樹に寄生する昆虫などを採餌、松や杉の皮をむしることから「まつむしり」・「すぎむしり」と呼ばれていたようです。
時代が下り室町時代になって頭頂部の黄色から菊の花を頂く野鳥ということでキクイタダキとよばれるようになっています。
飛び出しましたが、シャッタースピードが遅かったのでピンボケ写真となってしまいました。