リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

デッドプールがコロナバカにおふくろを殺さないでくれ

2020年08月16日 | 日々の風の吹くまま
8月15日(土曜日)。☀☀☀。暑いっ。8月のど真ん中。トロントの(義)妹ジュディの70歳の誕生日。きのうの夕方にデイヴィッドから来た電話で、郵便小包で送ったプレゼントが無事に届いたことを確認。ジュディは未だに住んでいるタウンハウスから一歩も出ないんだそうで、何だかプレゼントしたミニチュアの「森の隠れ家」がヘンに符合してしまった感じだな。

ホーガン州首相の呼びかけに応じて、まずライアン・レイノルズ(デッドプール)がツイッターに「医学的なアドバイスはできないけど」と前置きして、「BC州にはデイヴィッド・スズキとかぼくのおふくろのようなかっこいいシニアがいるんだよ。おふくろはアパートに篭ってないでビーチで(映画『卒業』の)ミセス・ロビンソンばりに30代のイケメンを追っかけたいんだよ。パーティしたいのはわかるけど、どうかぼくのお袋を殺さないでくれよ。デイヴィッド・スズキも、いやキミたちも、他の誰も殺すなよな。妥当なことだと思うよ」。ふむ。続いてセス・ローゲンが「パーティやバーベキューや大勢の集まりには行くなよな。コロナがうようよしてるんだから。ひとりで草を吸って映画かテレビを見てのんびりする方がずっと楽しいぜ。そうしなよな」。何かマンガチックになって来たということで、メディアはこの2人を1960年代後半の人気テレビ番組(『Hogan’s Heroes』 )をもじって「Horgan’s Heroes」。ほんと、首相の名前にはRが入っていても「ホーガン」だもんね。

有名人を使ってのキャンペーンがどれほどの効果を挙げるかは疑問だけど、IT時代に生まれ育ったミレニアル世代はテレビのニュースなんか見ないから、首相や保健大臣が、いや、ボニー先生でさえも、毎日の記者会見で口を酸っぱくして注意しても、メッセージが伝わっていなかったとしても不思議はないな。若者とコミュニケーションを図るには、連中が四六時中見つめているツイッターやインスタグラム、TikTokのようなソーシャルメディアを通じた方がずっと効率的だろうと思うね。ゆうべもグランヴィルストリートの歓楽街で、しろうとDJが(安全のために)車を通行止めにした路上にスピーカーを置いて音楽を流し始めたもので、若者たちが集まって即席のダンスパーティ。すぐに警察が出て解散させたそうだけど、コロナバカに付けるクスリはウィルスそのものしかないのかな。ほんと、若い人だって重症化して死ぬかもしれないし、治ってもいつまでも後遺症に悩まされるかもしれないんだから。

暑いし、週末でエレベーターが1日中混雑しそうなので、掃除の後のごみやリサイクル品の処分とウォーキングは夜の9時過ぎにということにして、フリーザーをかき回して晩ご飯の食材を出して買い物も休み。もしもアイスクリームなんか買って来たら、何度下りて来ても乗れないエレベーターを待っているうちにすっかり溶けてスラッシーになってしまうんじゃないかな。ま、カレシのレッスンが終わった9時半にウォーキングに出たらロビーから待たずに乗れたし、とんぼ返りでごみ置き場へ下りて行ってロビーに戻ったらエレベーターが待っていてすぐに乗れたし、よかった、よかった。ほんと、うまく対応するしかないよね。



自動車保険の更新に電話とメールで12分5秒

2020年08月15日 | 日々の風の吹くまま
8月14日(金曜日)。☀☀☀。夏が戻って来た。もっとも、週末にあんまり天気が良すぎるのは迷惑かもしれないな。好天だった月初めの三連休から2週間で予想通り新たな感染者が増えたけど、40人台からいきなり80人前後という急カーブは危険信号。6月下旬に規制がさらに緩和されてからは、感染者の大多数が20代と30代で、主な感染源は大人数での私的なパーティ。バンクーバーのマンションでは100人も集まっていたケースがあるそうだし、住宅でのパーティを解散させに行った警官が3人も感染したそうだしで、ホーガン首相が「取締りを厳しくする」と宣言。さらにはハリウッドの人気者で共にバンクーバー出身のライアン・レイノルズとセス・ローゲンに「若い連中に忠告を頼むよ。ヘルプ!」と呼びかけ。

自動車保険の更新で代理店のBCAAから電話。まず「メールにアクセスできますか」とエージェントの女性。はぁい。すぐに送っておいたワタシのGメールを開いてオッケー。オンライン更新の承諾を求めるメールが来て、「同意すると返信してください」。「返信」をクリックして、同意しますとタイプして、名前を入れて、「送信」をクリック。次に「免許証番号と生年月日を言ってください」。共同名義の車だからワタシでもいいということで、番号を読み上げて、生年月日を言ったら、「はい、運転者として追加登録済みですね。内容に変更がなければ、保険料は1567ドルです」。年間の走行距離が5000キロ以下だと割引があると聞いて走行距離計の写真を撮っておいたと言ったら、「ではステッカーを持って来るので、その間に添付で送ってください」。また「返信」をクリックして、おととい撮った写真を添付して送信。

戻って来たエージェントが「いただいた写真を見てます」。15年落ちでその数字はすごいでしょ?と言ったら、「私の車なんかこの3倍走ってますよ。2016年型ですけどね」。バッテリが上がってばっかりなのよ。「そうでしょうねえ」。(割引は10%だから、その分で新しいバッテリが買えるかもね。)保険料はクレジットカードで1年分を一括払い。「では保険の書類を送りますので、印刷して原本とステッカーが郵便で届くまで持っていてくださいね」。ほどなくしてPDF形式の書類を添付したメールが来て、「受け取ったと返信してください」。すぐに書類を受け取りました、ありがとうと返信。「確認メール、着きました。これで完了です」。わっ、早っ。電話を切って画面を見たら、通話時間は何と「12分5秒」。道路向かいのBCAAのオフィスに出向いて行って更新するよりもずっと、ずっとスピーディで、感動しちゃうなあ、もう。

送って来た書類を印刷したら、後はプレートに貼るステッカーを待つだけ。まあ、アメリカとの国境の閉鎖をさらに1ヵ月延長することになったそうだから、コロナがなければ先月シアトルまで窓の外でのロックコンサートを逃れてひとっ走りするはずだったのに、コンサートは中止、国境は閉鎖で車を存分に走らせてあげられない。もっともシアトルは往復して500キロだから、1年間5000キロって、何だかえらく遠いなあ。


コロナのせいでお金が減らなくなったんだって

2020年08月14日 | 日々の風の吹くまま
8月13日(木曜日)。☀☀☀。目が覚めたらもう8時過ぎ。カレシが水遣りを始めたので、朝ご飯を棚上げして、ワタシはカレシが次々と持って来る空のボトルに水を入れる役。2リットル半以上ある大きなボトル15本をいっぱいにしていたら、ああ、おなかすいたぁ。でも、天気のいい朝の朝飯前のひと仕事は気持がいいね。

朝のメールチェック。ケイトからマーヴィンが新居マンションの改装を請負った業者を絶賛していて、おススメだと電話番号をくれたわよぉというメール。名前からするとポーランド系かな。ググってみたら会社のホームページが見つかって、何枚もの過去のプロジェクトの完成写真を見たら、うはっ、好みが難しいとケイトが言うマーヴィンが大いに気に入ったわけがわかる。きっとすっごく高いだろうな。でもまあ、旧居を何度も改装した私たちにとっては、これが最後のプロジェクトになるだろうと思って、けっこう潤沢な予算を組んでいたし、クルーズが2つもキャンセルになって想定外のお金がどかっと入って来たから、一世一代の贅沢のチャンスかも。とにかく、連絡を取る前にもうちょっと具体的なプランを考えなくちゃ。何か胸がわくわくして来た。

イギリスの新聞Telegraphによると、イギリスではコロナパンデミックでホームローンを含めた一世帯あたりの負債額が平均して2千ポンド減少したそうな。日本円にすると27、8万円かな。買い物に行きたくても外出禁止で出かけられないし、出かけたとしても営業している店がないから買い物できないしで、お金を使わなかった分クレジットカードの残高も減ったということかな。そういえば、小町横町でも『コロナ禍でお金が減らない』というタイトルで「外食も家族旅行も帰省もすべて自粛したのでお金が減らなくなった」というトピックを立てた人がいた。貯金した後の使ってもいいお金なのに使わないから貯まる一方で、なのにうれしいという感覚はなくて、使いたいのに使えない寂しさの方が大きい、と。何かわかるような気もする。

特に目的もなく漠然とショッピングに行く趣味がないワタシには「使いたいのに使えない寂しさ」という感覚はないけど、クルーズ料金がン百万円も戻って来ても、楽しみにしていたクルーズに行けなかった失望の方が大きくて、ちっともうれしくなかったもの。まあ、入店制限で外で行列して待たなければならなかったり、店内では間隔を開けろとか、商品にやたらと触るなとか煩い規則ができたりして、ショッピングが趣味の人たちにはちっとも楽しくないだろうし、何よりも衝動買いし難くなったんじゃないかと思う。だからお金が減らないと感じるのかもしれないな。イギリスではせっかく身に着けた「良い消費習慣」をパンデミックが過ぎてからも続けるようにと国民に言っているらしいけど、使いたくても使えないでいたお金をどんと使ってもらった方が国の経済を立て直すのに役立つという気がするんだけどね。


何でもネットと電話で済ませてしまえるご時世

2020年08月13日 | 日々の風の吹くまま
8月12日(水曜日)。☁☀☁☀。何だかもう秋が来ちゃったような感じ。午後になっても20度がやっとで、夜間の最低気温は10度すれすれ。夏至の日から日の出は1時間近く遅くなって、日の入りは1時間近く早くなっているから、黙っていても昼が2時間近く短くなった勘定だから、まあこんなもんかと思うけど、今年の夏はあんまりにも短すぎる・・・なんて文句を言ったら40度の酷暑に見舞われている人たちに叱られるかな。

車の強制保険の更新が再来週の月曜日で、代理店の自動車協会(BCAA)から「オフィスに出向かなくても電話で手続きができますよ」という葉書。コロナのおかげで何でも電話かネットで済むようになったなあ。電話の場合はフリーダイヤルの番号にかけてエージェントにつながるのを待つか、BCAAのウェブサイドでエージェントからの電話を申し込むかのどっちか。こっちから電話した場合は、朝一(9時過ぎ)とランチタイムの後を除けば平均的な待ち時間が15分か20分。でも、その前に「何々にご用は1、何々は2」と言う自動音声応答システムの迷路を通らなきゃならないだろうな。それはめんどくさいから、そっちから電話してくださぁ~い。保険料の算定基準が車から運転者にシフトしたので、リンクをたどって同一世帯で車を使う人(ワタシ)の生年月日と運転免許証番号を登録したら、保険料の見積もりが15万円ちょっとと出て来た。で、走行距離が年間5000キロだと保険料が減額になるというので、ウォーキングに出かけるついでに駐車場へ降りて行って、登録しておく走行距離計の写真をタイムスタンプ入りでパチリ。15年落ちの車にしては走ってないねえ。
 

電話は3営業日以内にかかって来るそうなので、カレシだけでも在宅していないとならないけど、月曜日は駐車場の清掃で9時前に車を出さなければならないんだった。ドライブに行くつもりだったけど、あした、あさってのうちに電話が来なければ、いつものようにクィーンズパーク辺りに持って行って路駐すればいいか。ということで、次はカレシの処方箋が必要なので、スラニナ先生の電話診察の予約。クリニックの予約サイトで先生の名前をクリックして、表示されるカレンダーで希望の日付を選んで、その日の空き時間のリストから希望の時間をクリック。先生は再来週いっぱい休みらしいので、8月31日の午前9時を選択。すぐに確認メールが来て、診察の予約が完了。便利といえば便利だけど、朝から10分刻みのスケジュールで先生はタイヘン。どうりで先週は電話が来たのが予約の時間を1時間も過ぎていたはずだな。

ランチの後のエレベーターが空いている時間を狙って、肌寒い中をウォーキング。週末以外は昼間は住人の出入りが減るし、来客もごく少ないので、人数制限のある今でも朝のラッシュの後から午後4時くらいまではロビーから乗れないことはめったにない。今日は6番アベニューを西方向に12番ストリートまで歩いてとんぼ返り。モールの端から道路を隔てたムーディ公園の一角に何とも不思議な物体。枯れた切り株なのか、それとも・・・?
 



仕事がひと休みの間のやることリスト

2020年08月12日 | 日々の風の吹くまま
8月11日(火曜日)。☁☀☀。日が差すと間違いなく夏なんだけど、風がなぁ~んとなく秋の前触れみたいな感じ。今年はこのまま「ちょっと涼しい」夏で終わるのかな。もっとも、涼しいといっても海風の通るバンクーバーでは23度か24度くらいで、一応内陸に近い川上のニューウェストでもせいぜい25、6度。これが45年住んで来たメトロバンクーバーの平均的な夏なんであって、過去2、3年が異常に暑かったんじゃないかと思うんだけど。

きのう第1章の校正ファイルをアップロードしたので、メールで細かな点を確認してから、第2章の翻訳ファイルが来るまで「休みモード」。最大の焦点は地名や人名の長母音をローマ字化したときに文字の上に長音記号をつけるかどうか。よく知られているものは付けず、知られていないものだけに付けるというのが翻訳担当者の意見で、不要長母音の言葉が続々と出て来ると英語の書物として見た目が煩雑になってしまうというのが編集担当者の意見。ワタシとしては一貫性を持たせるとしたら全部必要かなあと思っただけで、ビジネス翻訳ではほとんど長音記号は使わなかったから、編集担当に「必要のないものは元に戻してね」。ローマ字はあくまでもアルファベットを使って表記した日本語だから、日本人が読むには問題ないだろうけど、でなければ見慣れた文字が並んでいても外国人には所詮外国語・・・。

今日のメール書きはArts ClubのADC仲間で仲良しのケイト。ワタシよりずっと年上の演劇好き、おいしいもの好き、旅行好き、おしゃれ好きのお姉さまで、現役時代のキャリアは幼児教育専門の教育学博士で大学教授という人だけど、お上品なジョークからお下品なジョークまで何でもござれのユーモアに溢れていてすごくウマが合うから、友だちって不思議。そのケイトが親しいADC仲間のマーヴィンが最近マンションに引っ越して大改装をしたと言うので、請負った業者を紹介してもらえるかどうか、ケイトに聞いてもらおうと思ってのメール。マンションの改装は管理組合の規約上いろいろと制約があるから、経験豊富でそういうのに慣ている業者じゃないとちょっと不安。工事と平行で日常生活を営むわけで、不便とストレスを最低限に抑えるのは至上命令。一般には少なくとも3社から見積もりを取って決めるのがいいそうだけど、ワタシとしては「親しくなれるタイプの人」が重要なので、知らない業者よりは親しい友だちかその友だちが推薦する業者の方が安心感があっていい。

クレジットカードから預金口座に移してもらったクルーズの払戻しが「未確定」から「確定」になって、マイナスだったカードの残高がゼロ。これでカードを使っても「前貸し」扱いにならないので、めでたし、めでたし。(次の南米クルーズがキャンセルになって払戻しになったら、もう3度目だから簡単かな。)カードが使えるようになったところで、15日で終わるArts Clubの新しい寄贈基金の寄付集めが目標額達成まであともう少しなんだけど、もしも届かなかった場合に不足額をワタシが半分、マッチングでもう半分で「目標達成」ってことにしたいな。よし、担当部門の部長のキャシーをメール書きのリストに追加。あと3人だから、次のファイルが来る前にみんな送っちゃおうっと。


タワマンでエレベーターが故障すると

2020年08月11日 | 日々の風の吹くまま
8月10日(月曜日)。☀☀☀。風が通っていい気持。月曜日だし(は関係ないけど)、今日からはしっかり仕事モードで行こうか。ご馳走を食べ過ぎてぴょんと跳ね上がった体重は半分だけ減ったから、カレシはダイエットするとかクッキーを減らすとか言っているけど、そんなに慌てることはないんじゃないと思うよ。PCの前に座っている時間を減らして、もっとガーデニングに精を出すとか、ちょっと長めのウォーキングをするとか、そんなことで十分だと思うけどね。まあ、ここはまずメールを1本送ってから、ちょっとだけ気合を入れて仕事、(遊び)、仕事・・・。

我が家のあるマンションではまたエレベーター1号機か故障して、またまた特殊な部品を取り寄せなければならないということで、向こう2週間くらいは2号機だけで168戸の出入りをまかなうわけで、1度に乗れる人数を最高3人に制限している今はちょっとした混乱が起きそう。KONEというフィンランドのメーカーのものなんだけど、とにっかくよく故障する。5年住んでいて1週間以上止まったのは少なくとも4回。一度は何ヵ月もかかったし、1日だけだったけど2台とも止まってしまったこともある。必要な部品がどこから来るのか知らないけど、今月末は秋の引越しシーズンで賃貸ユニットの出入りが増えるからよけいにやっかい。それまでに直るといいけどね。

ワタシの観察では、最大の要因は週末の来客が増えたことかな。特に先々週の三連休は「犠牲祭」という祝祭があって、エレベーターは住人の来客専用の地下1階に行ってばかり。で、やっとロビー階に来たと思ったら家族らしい人たちが5人も6人も乗っていて、ロビーで2m離れて並んで待っている住人はやり過ごすして次を待つしかない。不要不急の来客は控えるようにとのお達しが出てるんだけど、あの人たちは英語が読めないのか、そんなことは知ったこっちゃないのか、とにかくおかまいなしと言う感じで、大家族全員が乗るのを待っていてエレベーターの「開」のボタンをいつまでも押していたり、小さい子供がボタンにいたずらするのを放置したりするもので、コンピュータで管理されている今どきのエレベーターはたまったもんじゃない。それよりも、ああいう人たちが降りた後のエレベーターに乗っても大丈夫なのかと心配になって来る。

そうやって何度もエレベーターに乗れずにやり過ごす人がたくさん出てくるんだけど、管理組合は階段の開錠はセキュリティ上のリスクで断固拒否。まあ、私たちは23階まで歩いて上がる気は元からないけど、低層階の人たちは不満たらたら。そこで、下りでもとりあえず乗ってしまう人、ロビーで上下のボタンを押して二股をかける人が出て来て、スペースがあればさっと乗り込んで行先階をピッ。地階まで行っても住人専用の地下2階と3階では待っているのは1人か2人だから「どうぞ」、顔なじみのご近所さんだったらカップルを1人と数えて「どうぞ」、地下1階で来客らしいグループが待っていたら「次にしてね」。それにしても、こういう異常な事態になると、ルールを守る人、守らない主義の人、他人のルールに従うのは沽券に関わるという人が色分けしたみたいにわかるから、人間ておもしろいね。


縦書きと横書きを同時に縦読みと横読みするのはきつい

2020年08月10日 | 日々の風の吹くまま
8月9日(日曜日)。☀☀☀。ああ、いい天気。きのう久しぶりにおいしいものをおなかいっぱい食べたので、2人ともぐっすり眠って、機嫌よく目覚めて、2人揃って「体重が増えたっ」。まあ、増えたといっても我が家の秤の単位で1ポンド、つまり500グラム足らず。魚介類がメインだったけど、寿司やてんぷらがあったし、おひょうの頬っぺのうにクリームソースのようなこってり料理もあったりから、増えるのはあたりまえ。でも、あの白身の魚のムースを詰めた大きなズッキーニの花や日本ナスのてんぷらは絶品だったね。アッケシソウのてんぷらもイケてたし、うにのクリームソースは小さなシャンテレルきのこが入っていて、うには苦手のカレシがスプーンですくってきれいに食べてしまったくらいにおいしかった。だから、500グラムくらい増えたからってどうってことないや。

今日はまず滞っていたメール書き。リストに5人あるんだけど、ご無沙汰していたせいで、書き出すとつい長くなるので今日は(きのうも)1人に書くのがやっと。それでも「送信」をクリックしたら、今度は仕事。リタイアしたはずなのに仕事モードになったのは、友だちと会えなくて不興をかこっていたときに鼻先ににんじんをぶら下げられたからで、やっぱりコロナのせい、ひいては習近平のせい。(人を嫌いになることはあまりないけど、習近平だけはもう顔を見るだけでムカつくくらい大っ嫌い。)まあ、経緯はどうであれ、クライアントから翻訳、校正、編集の3人チームの作業日程表が来ちゃったし、翻訳担当のルイザからはもう最初のファイルが送られて来たので、待ったなし。仕事モードにギアを入れて、ひとがんばりしようっと。

ひとがんばりはいいけど、元原稿は出版物だからみごとに「縦書き」で、それを英語に翻訳すれば当然のことながら「横書き」。そうでなくても年と共に縦書きの日本語を読むのが苦手になって来ているから、2つのファイルを並べて開いて見比べながら校正しようとすると横読み、縦読みの繰り返しになって、眼筋がコリコリにこって、首筋がよじれてしまいそう。そこで、日本語の原稿はラップトップにコピーして画面いっぱいに表示して、方向が違う2つのファイルを「フィジカルディスタンシング」。これだとサイズも角度も違う画面を見ることで右脳と左脳が30センチくらい離れるような気分で、生理的に苦にならない感じ。

実際は、構造が違う2つの言語を右脳と左脳で分担して処理しているのか、それとも左脳の言語中枢の中でごっちゃまぜになっているのかなんて、ワタシにはわからない。目から入る言語に関しては2つともまだバイリンガル的レベルで機能しているのは確かだけど、耳から入る言語の方はどんどん英語モノリンガルに近くなりつつある感じがする。これでも昔は付け焼刃の特訓だけで同時通訳をやってたのに、日本語が耳から入って来なくなったもので、脳みそが鈍っちゃったのかなあ。


無事に喜寿を迎えて、おめでとう

2020年08月09日 | 日々の風の吹くまま
8月8日(土曜日)。☁☁☀。出だしはぱっとしない天気だけど、また土曜日。でも、今日は特別の日。だって、カレシの77歳の誕生日。日本だったら盛大にお祝いする喜寿なんだもの。ま、カレンダーが違うから、普通に77歳の誕生日。でも、もしかしたらなかったかもしれない誕生日だから、何かぐっと重みを感じるよね。カレシはいつも「誕生日なんか興味ないよ」と言うけど、ワタシとしては毎年来る誕生日は「生きているんだ」という証なの。だから、誕生日はどれだけ年齢を重ねたかじゃなくて、また1年生きたことを祝って、次の1年に思いを馳せる日なわけ。

今年はコロナパンデミックのおかげで、ワタシの誕生日にはレストランがみんな閉まっていてどこへも行けなかったけど、今は着席数の制限や新しい安全規則はあっても再開していて、ほんっとに良かった。せっかくの「喜寿」のお祝いなんだもの、思い出に残るようなお祝いをしたいものね。というわけで選んだのは、バンクーバーのお気に入りレストランのひとつTojo’s。今は交通量が減っているとは言っても車で40分。レストランのあるブロードウェイが土曜日だと言うのに何だかひっそりしているのにびっくり。「ニューウェストの方がずっと活気があるんじゃないかなあ」とカレシ。うん、ほんと、6丁目商店街はもっと人が歩いてるよね。

店内はテーブルの間のスペースが開けれられていて、スタッフはマスクや透明なフェイスシールドを着用。まだカウンターでは営業できないので、スツールがなくなった寿司カウンターの向こうでおなじみの豆絞りの鉢巻を締めた東條シェフが包丁を振るっているのが見えた。メニューはテーブルに立ててあるQRコードにスマホのカメラを向けて、出て来たメッセージをタップするとブラウザが開いて「デジタルメニュー」が表示される仕組み。何が出てくるかわからない「おまかせ」を選んで、冷酒の小瓶を頼んで、小さなグラスをカチッと合わせてハッピーバースデイ!次々と出てくる料理をいいね、いいねと言いながら食べていたらおなかがはち切れそう。もしかして巣ごもりしている間に胃袋が縮んでしまったと言うことはないだろうねえ。

 
 デジタルメニュー

帰り道で、「食事にでかけると旅行に行きたくなるんだよなあ」とカレシ。そうだねえ。この先2人とも何年も気長に待つわけには行かないんだから、1日も早くのんびりと旅行に行ける世の中になってほしいよね。せっかく2人で仲良く祝えた喜寿だからと、デザート以外の料理をみんな記念写真にパチリ・・・。

 
 
 
 
 
 
 
 大根で作ったキャンドルホルダー


不条理劇みたいな世の中はストレスがたまる

2020年08月08日 | 日々の風の吹くまま
8月7日(金曜日)。☁☁☂。また曇ってるなあ。夜の間にけっこう雨が降ったようで、水遣り、水汲みは不要。予報は午後から雨。カレシは「夜までリラックスするんだ」と午前中のヨーロッパ組のグループレッスンをキャンセル。もうずいぶん長いことやっているスカイプレッスンだけど、最近はちょっとばかり手に余るようになっていたようで、「自分の時間がない」と愚痴ることしきり。そこへして人数が集まったときだけ開く「ポップアップ教室」にやる気のないおバカちゃんが遊びで参加するようになって、カレシは「もうやめたっ」。グループレッスンも欠席が多くなっていたので「今日は休講」(後で完全に閉めてしまったらしい。)おかげで午前中はウォーキングに行ったりしてのんびり。カレシ曰く、「胃の辺りが痛まくなくなった。やっぱり知らないうちにストレスが溜まってたんだなあ」。じゃあ、スラニナ先生の見立ては正しかったんだね。

先月半ばから胸の手術痕付近でときどき刺すような痛みがると言っていたカレシが先生と話をしたのはおとといの午後。ロックダウン以来、クリニックでは家庭医は原則として電話診療で、必要と判断した場合だけ対面診察、処方箋は患者指定の薬局に直接メールというシステムを取っている。先生から電話がかかって来るのを家で待っていればいいので、待たされるのが嫌いなカレシには願ったり叶ったり。電話は予約の時間より1時間近く遅れてかかって来て、症状を説明して、先生の質問に答えての診察の結果、意外にも胃酸過多による胃潰瘍か逆流性食道炎が考えられると、プロトンポンプ阻害薬を2週間。そういえば最近は胸焼けがすると言ってはTUMS(炭酸カルシウムの制酸薬)をぼりぼり「食べて」たから、英語レッスンがストレスになっていたってことか。カレシは否定するけど、ストレスにはわりと弱い方なので、さむありなん。

ちょこっとガーデニングをしたり、ソファに転がってスマホをいじっているカレシを横目で見ながら、ワタシは「やることリスト」の消化。まずは州の車の強制保険の更新が2週間後なので、新しく必要になった「同一世帯で車を使用する運転者」(ワタシ)の免許証番号と生年月日を用紙に記入して下準備。走行距離が低いと割引があるらしいので、証明用の走行距離計の(日付と時間入り)写真を撮るのは明日でかけるとき。次にキャンセルになったクルーズの払戻しをクレジットカードから銀行の口座に移動。自分でオンラインでやると「前貸し」になって利子を取られるから、銀行の専用の番号に電話してマイナスの残高の「払戻し」をしてもらわなければならないのでちょっとめんどう。でも、5月にもやって要領はわかっているし、今日はすぐに担当者につながったので、手続きはとんとん拍子。いったん残高をゼロにするので、処理が済むまでの2、3日は「カードを使わないでください」。はい、了解。

トラベルエージェントのジェフから、来年1月の南米クルーズについて近々何らかの発表がありそうだからどうするか考えておきなさいと電話。南米のコロナ事情がすごいことになっているから、このクルーズもキャンセルされそうで、そうなると三球三振か。「世界の果て」のティエラデルフエゴに行ってみたかったんだけど、まあ行く気が低下して来ていたから、今度はあまりがっかりしないかな。でも、また払戻しか、それとも125%のクレジットかと、考えるだけでもストレスフル。ほんとにもう不条理劇みたいな何ともへんてこな世の中になったもんだ。


つむじ風のような引越しから今日で満5年

2020年08月07日 | 日々の風の吹くまま
8月6日(木曜日)。☂☂☀。予報どおりに雨が降ってるけど、午後には晴れて来るらしい。今日はここに引っ越して満5周年の記念すべき?日。あの日はつむじ風に巻き上げられたような1日だったなあ。午前8時から引越し荷物の運び出しが始まったので朝ご飯抜き。予めほとんどの家具を新調して前日に家具屋から運び込んであったし、新居が決まってから何度も廃品回収業者を呼んで前部で大型トラック3台分の家具やがらくたを捨て、さらにカレシの小型トラックで何度となく市のゴミ捨て場に行ったり、寄付先のスリフトストアに運んだりして身軽になったつもりだったけど、それでも大きな10トントラックは満杯。トラックを送り出したらランチのひまもなく新居に駆けつけて、ほぼ同時に到着したトラックから荷物を運び込み終わったのがエレベーターの予約時間の終了ぎりぎりの4時で、それから近くのファミレスでやっとその日の食事にありついたのだった。

5年前・・・ 
 
 5年後・・・
 

朝ご飯を食べながら、ちょうど5年前の今日だったよねえとカレシに言ったら、「思い出したかないよ」。うん、ほんっとに怒涛のような1日だった。今もう一度やれるかと聞かれたら、無理だと答えるだろうな。でもまあ、ここに引っ越して良かったねという点では2人とも躊躇なくイェ~ス。当時上の階に住んでいたのがとんでもない迷惑家族で、ワタシは仕事に集中できずにうつ病寸前になり、カレシは狭心症の症状を訴え始めた時期があって、家族が引っ越して行ってやっと落ち着きを取り戻したけど、カレシが心筋梗塞で倒れたのはその5ヵ月後。ドクターに血圧や血液検査の数値から見て「おそらくストレスが最大の要因」と言われて、初めてあの10ヵ月にどれほど強いストレスを受けていたかを知らされたわけで、迷惑家族が引っ越してなかったらカレシの目覚しい回復はなかったと思うと、今でもムカついて胸焼けがして来る。

それでも、嵐が過ぎ去って3年を過ぎた今ではこんなに暮らしやすいところは他にないと思う。30年近く住んだ(その後新築のために取り壊された)バンクーバーの旧居を懐かしく思い出すこともなく、2人とも介護が必要になるまではここから動かないぞと決め込んでいる「終の我が家」。カレシが突然の心筋梗塞で救急センターに駆け込んで間一髪で助かったのも、夜中には交通がほぼ途絶えるようなイナカマチで心臓循環器医療ではカナダで1、2を争う病院にスピード違反と信号無視で5分で行けたおかげだし、ワタシが「6丁目商店街」と呼んでいる市の中心の商業地区だから徒歩5分以内で日常のほとんどのことを済ませられるし、戸建てにつきものの雪かきや収集日のごみ出しがないし、カレシは気が向けば広々としたルーフデッキとバルコニーでガーデニングに勤しめるし・・・。

まあ、2台あるエレベーターはしょっちゅうどっちかが故障するし、保険料の高騰で管理費は右肩上がりだけど、評価額もあの迷惑家族の世代には手が届きにくいレベルになったし、引っ越して来て5年が経った今では2人ともニューウェストミンスターというトカイナカにしっかり根っこを生やしたような気がするから、もう引越しはしたくないな。ま、介護ホームに入るのが必要になるときが来るまではの話だけど、そのときは誰かに全部やってもらえばいいや。


海老の尻尾を食べるか食べないかは問題じゃない

2020年08月07日 | 日々の風の吹くまま
8月5日(水曜日)。☀☀☀。目が覚めたのが8時過ぎで、なぜかカレシが身体のあちこちに問題が起きるのは年を取ったせいだろうかと言うので、しばし加齢は要因のひとつに過ぎない、いや、直接の原因だととりとめのない議論。おかげで起きて朝ご飯を食べたのは9時過ぎ。最近に急にガーデニングづいているカレシが大きな鉢をいくつもバルコニーからルーフデッキに移動するのを手伝っているうちに11時を過ぎてしまって、2人して何でもうこんな時間なんだ?続けてカレシが「今日のランチは何?」 んっもう!

今日のランチは天ぷらそば。ロックダウンの間にそばがなくなってしまったけど、今はカレシが車の運動を口実に(実は大好物の「らっきょう」に釣られて)大きなコリアンスーパーのHマートまで連れて行ってくれるので、そばもうどんも中華めんも在庫はたっぷりだし、行きつけのスーパーのデリで海老天のパック(4本入り)を見たら買って来てすぐ冷凍しておくので、今では「海老天そば」はランチの定番メニューのひとつ。揚げ物は油の摂取量が多くなるので「減塩、低コレステロール」の我が家の晩ご飯のメニューには不向きだけど、冷凍のてんぷらはオーブントースターで温めるときに「油抜き」ができるし、一度にたくさん食べないランチにはうってつけ。

日本の掲示板などを見ていると、よく海老のてんぷらやフライの尻尾を食べるかどうか、食べていいのかどうか、「食べる」と「食べない」でハムレット的な論議が起きるらしい。Save-On-Foodsで売っている海老天には一人前にちゃんと尻尾が付いていて、我が家では「食べない派」のカレシがナプキンの上に置き、「食べる派」のワタシがそれをさっと取ってぱくっと口に入れてしまう。あのコリコリした食感とほんのりした海の味がたまらなくて、コリコリ感も海の味もなくなってしまうまでしつこく噛んで楽しむけど、握り寿司の生の海老だったら、身の方のとろんとした食感を楽しんで尻尾は食べずに残すな。カレシにいたっては生の海老はあのとろんとした食感が嫌だと言って初めから食べないので、レストランで握り寿司を注文したときはいつもワタシの皿から食べたいのを選んでと交換。

食べ物の好き嫌いは味とか食感とか口の中での感覚の個人差が大きく影響するもんだと実感するけど、ワタシもカレシも好き嫌いがあまりないこともあって、まったく異なる食文化の中で育った2人でも食事でもめたことは一度もないな。考えて見ると、(離婚の原因として多いらしい)お金の扱いでもめたことも一度もないし、家の中の暖房温度の設定でもめたこともないし(これもけっこうよくあるらしい)、海老の尻尾を食べるか食べないかなんて会話のネタになったこともないし、あんがいほんとに親友がいみじくも言った「似たもの夫婦」なのかもしれないな。人間はありとあらゆる面で思考や感覚に個人差というものがあるわけだから、夫婦の「寿命」も、異人種、異民族、異文化、異宗教、異言語といった表層的なものよりはその個人差の開き具合とそれをどれだけ狭められるかに大きく左右されるのかもしれない。海老の尻尾の話がヘンな方へ飛んじゃったけど。


何だか忙しない1日だった

2020年08月05日 | 日々の風の吹くまま
8月4日(火曜日)。☀☀☀。何とも静かな連休明け。もしかしたらどこかに出かけた人たちが多いのかな。と言うことは近場の行楽地は混み合っているのかな。アメリカとは比べものにならないくらい少なくても、ちょっとばかり増加傾向にあるのは確かなんだから、あんまりくっつき合わない方がいいんじゃないのかな。連休の前に政府が若い人たちに安全にパーティを楽しんでもらおうと、ボニー先生をイラストにした『Dr. Bonnie Henry’s Good Times Guide』というガイドを作って政府の広報サイトに載せていたけど、お役所のお達しとは思えないくらいなかなか良くできていたな。ミレニアル族がそれを守ってくれるかどうかは別の話だけど。

朝ご飯が済んだところで、今日はまず、トロントに住む(義)妹のジュディの誕生日プレゼントとして作った「森の隠れ家」をエアバッグと一緒にちょうどいい大きさの段ボール箱に入れて、小包にして、道路向かいの郵便局へ直行。普通便でも5~7営業日で着くそうなので、15日の誕生日には間に合いそう。デイヴィッドと同い年の70歳。ワタシがカレシのところへ来て最初に出席した家族イベントが2人の結婚式だった。あれから45年。ということは、あの時生後2ヶ月半の赤ちゃんだったマリルーの娘のセーラは45歳の押しも押されもしないおばさんかあ。何度も大病や手術を経験しているジュディは、ロックダウンが始まってからは同じトロントに住む孫のローガンにも危ないからと会わずに巣ごもりしたままだそうで、食品や日用品の買出しはデイヴィッドがやっているらしい。オンタリオ州は人口がBC州の3倍なのに感染者数は10倍以上、死者の数は15倍近くという惨状だったので、わかるな、その気持。

我が家のハッピーアワーのマティニに欠かせないブードルズのジンがなくなったので、ランチの後で運動がてらいつも行く公営の酒屋に買いに行くつもりだったのが、日差しが強くて暑いので車でMarket Crossingモールの酒屋に行くことになり、それが途中でコロンビアストリートの公営酒屋になり、連休明けでがら空きの店でジンを買ったら、「車の運動が足りない」と、行くはずだったモールよりもっと先の園芸センターへひとっ走りして鉢の下に置くトレイを買い、「バルコニーのクリーナーを買おう」ということになり、結局は帰り道にモールに行き、と行き先がくるくると変更。この「車の運動」は今のところ2人のレクリエーションにもなっているので、ああだこうだと言いながら毛こう楽しい。カレシを車の中に待たせて、ワタシは量販店に飛び込んで、プロがおススメの「30 Seconds」というおもしろい名前のクリーナーを探しまわり、運良くスプレーボトルと詰め替え用の4リットル近い大きなボトルを見つけて意気揚々。アンモニアがベースのようで、スプレーボトルから漏れていたクリーナーでワタシの手はしばらくアンモニア臭かった。

出かけている間にプリンターのトナーが届いていて、慌ててロビーに下りていって、玄関の外のガラス壁に貼り付けてあった「不在通知」をべりっ。取りに行くのは明日。電話のボイスメールにマリルーの連れ合いのロバートから「キミたち、どうしてる?」というメッセージ。考えたら3月半ばのロックダウンからこの方ずっと音信不通の状態で、まあ、ワタシとしたことが何という不義理。それだけ時間の流れの感覚がおかしくなっていたということだけど、明日電話するねとメールを飛ばして、何か忙しなかった今日1日はおしまい。


リフォーム計画の決行はもう待ったなしみたい

2020年08月04日 | 日々の風の吹くまま
8月3日(月曜日)。☀☁☀。BCデイの三連休の最終日。何かよくわからないけど、日本のハッピーマンデーみたいな、三連休のための祝日なんだと思うな。ま、私たちは三連休だからどこかへ出かけなくちゃという心理的な習性がないので、フツーに起きて、フツーに朝ご飯を食べて、フツーの1日。ちょっとだけフツーじゃなかったのは、キッチンのトラックライトの問題と食品収納戸棚の「べたべた問題」の原因と対応の分析かな。ま、もしかしたらこんなのは「フツー」の隅っこに入るごく日常的な問題なのかもしれないけど。
 

キッチンのトラックライトの問題は、先週電球を替えることで解決したはずなんだけど、なぜか再発。トラックは開発業者が新築当時に全戸のキッチンに付けた見るからに安っぽい代物で、5個のLEDライトは今では使える電球を探すのがひと苦労。照明器具も家電も(たぶんキャビネットやフローリングも)いずれオーナーが好みのものに替えるはずと言う前提のようで、家電はヨーロッパの高級ブランドの名前ではるけど、洗濯機と乾燥機以外はみんな最低限の品質レベル。(キャビネットも「イタリア直輸入」と言う触れ込みだけど、ダサいこと甚だしい。)まあ、分譲マンションは大量生産の商品のようなものなので、中国あたりのOEMが集合住宅市場向けに安く、大量に作ってブランド名を付けた家電を入れて、その名前で「高級マンション」のイメージを作って高く売るのがマンション開発のビジネスモデルというところかな。

その安っぽいトラックライトの真ん中の電球が1週間ほど前の夜に突然プッと消えてしまった。ちょうど料理中にレンジにライトが当たる位置だから、そのままにはしておけないので、翌日に予備の電球を出して来て修理。脚立に上がって、差込んである電球を抜いて、ねじで止めただけの枠ごと外して、電球を取り替えるんだけど、一世代前のLEDフラッドライトなので、実にめんどうくさい。それでも新しい電球がちゃんと点いたのでやれやれと思っていたら、おととい夜にまたプッ。電球じゃなくて装置が問題なのかもと思って、また脚立に上って枠ごと外して、今度は新しい電球だけを差し込んでみたら、あら、ちゃんと点くじゃないの。じゃあと先週取り替えたばかりの電球を差し込んでみたら、あら、これもちゃんと点くじゃないの。頭に来るぅ~っ。で、新しい方の電球を枠にはめ込んで取り付けたら、あれ、今度は点かないよ。もう、あったまに来るっ。

またまた脚立に上って、枠の中で電球を差込みプラグと平行になるように少し回転させてみたら、あれれ、ちゃんと点くじゃないの。ほんとにムカつくったらないなぁ、もう。プラグはトラックの本体からのワイヤを無造作に差し込んであるだけなので、接触が悪くなっているのかもしれないな。もう3年も消えたままの一番奥のライトは、接触不良どころか差込みプラグのワイヤが1本抜けていて、ハンダがないと固定できないので修理不能。うん、待ったなしでリフォームを決行する時が来たってことだね。本気になってやるっきゃないよね、もう。


力仕事と胸焼けと咳の関係

2020年08月03日 | 日々の風の吹くまま
8月2日(日曜日)。☀☀☀。三連休の中日は、まあまあの天気。暑すぎなくて、ちょうどいいかな。朝のうちに2人がかりでもうひとつの堆肥の鉢をバルコニーからルーフデッキに移動。3年前くらいに買った植木鉢移動用の2輪ハンドトラックが今になってめっちゃ重宝。何しろ大きな鉢にいっぱいほぼ出来上がった堆肥が詰まっているから、この道具がなければ2人がかりでも2、3歩ずつ休みながら動かすしかない。大きな車輪と鉢の縁に引っ掛けて固定する頑丈なフックがついているから、土の詰まった大きな鉢だって乗せてしまえばワタシの細腕1本でもけっこう楽に動かせる優れもの。
  

木曜日に買って来た大きなトレイを鉢の下に置いて、漏れた水でデッキのタイルが汚れるのを防止。それにしても堆肥の水ってずいぶん色が濃いなあと感心していたら、カレシ曰く「コーヒーの出がらしを入れてたからだと思う」。はあ、あれはコーヒーの色だったのかぁ。ふぅ~ん。カレシの堆肥作りは、スリフトショップで買った大きくて深い装飾鉢をバルコニーの隅に置いて、野菜くずや枯れた植物を投げ込んで、ときたま上に土をかけてやるだけの何となくいい加減っぽいやり方だけど、臭ったことはないし、けっこうちゃんと土になっている。高層階のバルコニーは風が強いときもあるので、植木鉢を(一時的に)重石代わりに置いたりするんだけど、その鉢に遣った水が底から堆肥の中に浸み込んで、短期間での堆肥化を促進しているのかもしれない。ワタシは土いじりは嫌いだからよくわからないけど。

ひと仕事をした後は、2人とも何となくだらだらの「休みモード」。このところ、胸の中でぷくぷくと泡が立っているような感じがすることが多くなって気になっていたので、ちょっとリサーチ。心臓の動悸とは違うみたいなので、(たぶんストレスのような)何かの原因で横隔膜が軽い痙攣を起こしているんだろうと見当を付けていたところ。80年代に入ってから20年以上も鳩尾の辺りから拳骨でどんっと突き上げられて出るような激しい咳に悩まされていて、ありとあらゆる検査をして、一時は(日本でBCGの接種をしたせいで)ツベルクリン反応が陽性で結核を疑われたりしたけど、X線写真に写った肺は健康そのもので、最終的には「ストレスが原因の気管支過敏症」という診断に落ち着いた経緯がある。とにかく激しい咳がすごい勢いで突き上げて来るから息をつく暇もなくて苦しかった。

それが世紀が変わってからは日常生活のペースも変わったせいか、ひどい咳発作を起こすことはあまりなくなっていたんだけど、この2、3ヵ月にちょっと咳が多くなって来て、胸が「泡立つ」ようになっていた。そこでいろいろ調べて見たわけだけど、咳の背景には胃食道逆流症(GERD)があるらしいとわかってびっくり。長年慢性的に咳をしていたので横隔膜が弱って痙攣を起こすようになったのかもしれない。そういえば、昔はなかったげっぷが増えたし、前かがみの姿勢になると胸焼けすることも多くなった。いつも胸焼けに悩まされているカレシにその話をしたら、「そっか、前かがみっぽい座り方をしてたから胸焼けがひどくなってたんだな」と納得した顔。まあ、一種の加齢現象でもあるらしいから、2人ともほんとにじじばばになったと言うことなんだろうね。


掃除、掃除、掃除

2020年08月02日 | 日々の風の吹くまま
8月1日(土曜日)。☀☀☀。あぁ~あ、もう8月だぁ。でも、猛暑は緩んだ感じで、しばらくは平均的な23度、24度の日が続くらしい。カレシがルーフデッキとバルコニーのパティオドアをいっぱいに開けて、行ったり来たりするもので、風の通りが良すぎて何だかちょっとばかり涼し過ぎ。でも、掃除をするには快適な温度だから、ダスターをかけて、箒で隅っこの埃を吐き出して、掃除をかけて、モップで仕上げと言ういつもの手順。バスルーム担当のカレシは何を思ったか玄関脇にあるバスルームのいつもは手をつけないバスタブまで掃除して「汚れてたから」。堆肥を作っていた鉢から漏れた水でバルコニーが汚れてしまったのをけっこう気にしていたから、その流れでメインテナンスはきちんとやらないといかんと思ったのかな。何かカレシらしいね。

先週は足が痛くてモップかけをサボったから、足がすっかり治った今日は特に念入りにごしごし。ぴかぴかになって、ああさっぱりしたぁと気を良くしていたら、カレシが「プランターを移動するから手を貸して」。ダイニングの外に適当に並べてあった野菜のプランターをオフィスの外の方へ移して、汚れているダイニングの外の部分を掃除したら中から観賞できる花のプランターを置くことにしたんだそうな。角部屋の北東側にある約45平方メートルのルーフデッキはダイニング、オフィス、寝室が並んで面していて、端っこの寝室部分にお隣専用のデッキと隔てる曇りガラスの高い隔壁があって、手すり壁は寝室の外に当たる部分がコンクリートになっている以外は眺望を遮らないガラスパネル。新居探しに抵抗していたカレシがころっと心変わりしたのはこのルーフデッキのおかげだったよね。暑い日差しの中を2人がかりで10個くらいあるプランターをえっさえっさと動かしたら大汗。でも、デスクから緑が見えるのはいいね。
 

ランチの後はバルコニーに出て、今度は英語レッスンの時間まで、水を少し撒いては長いハンドルの大きなブラシでごしごし。汚れた水がまたマットの下に浸み込んで下に落ちてしまわないように、少しずつ掃除してはワタシがクローゼットから持ち出して来た古いシーツを被せて汚れ水を吸い取って、また水を撒いてごしごしというけっこう手間のかかる作業。今度車の運動にでかけたときにホームセンターに寄って、前にデッキを掃除した業者おススメの「30 Seconds」というパティオクリーナーを買って来ようね。

そうそう、管理会社から今月17日と18日に駐車場の清掃をするので午前9時までに車をどけておくようにというお達しが来ていたっけ。マンションの駐車場は、地上階と地下1階の半分は有料の一般用で、地下1階の奥がマンション居住者の来客専用、ゲートを抜けてランプを下りた地下2階と3階がマンション居住者専用になっていて、我が家の専用スポットがある地下2階の出口側の清掃は17日(たぶん午前中)。車を置いたままでもいいんだけど、圧力洗浄で車がダメージを受けても業者も管理会社も責任を負わないから、いつものように近くのクィーンズバーク地区に路駐するか、天気が良ければドライブに行ってみるとか。ちなみに、高層マンションの地下駐車場はどこもだいたいこんな感じ・・・。
 
地下1階の来客用駐車場(約40台分) 
居住者専用駐車場のゲート(FOBキーで開閉)

地下2階へはランプを下りて左折 
ご近所さんの車。我が家のスポットは左側の3番目と4番目(真ん中に止める)