リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

雨が降るかな、午後の買出し

2014年07月18日 | 日々の風の吹くまま
空いっぱいに雲が広がって、ポーチの温度計は午後1時で18度。待望の雨、降るかなあ。
朝食が終わったばかりで、カレシが「おい、そろそろ行こうか」。そろそろ行こうかって、どこ
へ?「Whole FoodsとSave-Onだよ」。あれ、夜に行くんじゃなかったの?「夜でなくたって
いいじゃないか」。まあそれはそうだけど。ということで、私たちにしては珍しく午後に買出し。
本当に雨が降るかもしれない(曇ってるし・・・)。

きのうWhole Foodsから金曜日限定で量り売り商品すべて25%オフという広告メールが
来ていたのがそもそもの発端。カレシに25%オフだってと言ったら、豆サラダを作る豆類を
買いたいし、グラノーラも買い足しておきたいとのこと。量り売り商品の売り場はかなり混ん
でいて、ツイストタイに商品番号を書くのにボールペンの順番待ち。ビニール袋をどっさり入
れたカートを押している人たちもたくさんいた。空いたところを縫うように、カレシは豆類3種、
ワタシはグラノーラとクスクスとナッツ類。すぐそばの魚売り場にふらふらと行って、いつも
の「ついで買い」で分厚いキハダマグロと大きなメカジキとシーバス。

車をSave-Onの地下駐車場に移動して、今度は普通の買出し。Whole Foodsの駐車場
は先払い式で、レシートと引き換えに2ドル(1時間)引いてくれるけど、Save-Onのは後払
い式で、チケットを見せて1時間分の2ドルを引いてもらい、出るときに精算して料金を払う
仕組み。ただし、1時間を過ぎると6ドルに跳ね上がるので、荷物が多いSave-Onの方に
止めてWhole Foodsでも買い物をしたら確実に6ドル(実質4ドル)。まあ、便利さの代価と
思えば安いもんだけど、今日は2ヵ所に止めて、どちらも2ドルずつ差し引きゼロ・・・のはず
が、レシートを見たら、Whole Foodsでは3ドル引かれていて、なぜか1ドルもらった勘定。
間違いでもなさそうで、これはほんとに雨が降りそう。

     
買い物をしまうところにしまい、魚と肉を処理したらもう夕食の時間。買って来たばかりのメ
カジキの半分におろししょうがをまぶし、キハダマグロとカレシが買ったぶどうと一緒にグリ
ル。まぐろの筋っぽいところはポケにして、マグロには大根おろしを載せ、まだあったこごみ
を添えて、今日はどうもおつかれさま~。

勝手に育って大豊作のかぶ

2014年07月17日 | 日々の風の吹くまま
気温は22度でやっと平年並み。でも、州内の森林火災は130ヵ所以上に増えて、すでに
数千ヘクタールを焼き尽くしたところや、市街地に迫って何千人もの住民に避難命令が出
たところもある。何しろBC州には総面積5500万ヘクタールもの森林があって、夏は乾燥
しているしで、あっという間に燃え広がってしまう。ほとんどが人里離れているので、ヘリコ
プターやWater bomberという古い大型飛行機を改造した消防飛行艇で空からの消火作
業。飛行艇は湖などの表面を滑走して機体に取り込んだ大量の水を燃え上がる炎めがけ
てどば~っとぶっかける、その名の通りの「水の爆撃機」。見ていると豪快だけど、やっぱり
出番がないに越したことはないな。

暑さ疲れなのか眠たそうなカレシを英語教室に送り出したら、冷蔵庫にぎっしりになった大
量のカブの葉っぱの処理。カレシが先月から収穫を始めた白カブ。ご当人は植えた記憶が
ぜんぜんないんだそうだけど、10個ぐらい食べて、まだ20個くらい残っている。カブそのも
のは小粒なんだけど、葉っぱは一人前に茂ったから、30個分となるとひと抱えの量になる。
そのまま堆肥にしてしまうのはもったいないと、ググッて見つけた簡単に作れる「常備菜」の
レシピを試してみることにした。

でも、すごい量の葉っぱをざくざくと切ったのはいいけど、一番大きなフライパンでも小さす
ぎて調理しきれない。どうしようかとしばし途方にくれて、電球がポッ。大きいからあまり使わ
なくなった電気中華なべを持ち出して来て、かなりの量のごま油を使ってひとまとめに炒め
た。だけど、味つけにレシピの調味料をかなり大まかに入れて、水気を飛ばしてできあがっ
てみたら、なんと3カップ弱の容器に収まってしまう量。あれだけの葉っぱを大汗をかきなが
らせっせと炒めて、たったのこれだけ・・・?

でも、これがカブの葉のほろ苦さが残る、なかなか乙な味なもので、教室から帰って来たカ
レシもキッチンを通るたびに「Good、good」とつまみ食い。口をもぐもぐさせながら庭に出て
行ったカレシが「今日の収穫だよ」と言って持ち込んできたのは、ひと束のカブ!ええ~っ?
やっと葉っぱの処理が済んだってのに、わさわさと茂った葉の下にころころとした小さなカブ
が12個。まあ、今度はピクルス大好きのカレシのために、浅漬けのレシピでも探してみる
かな。だけど、こ~んなに豊作なのに、ほんっとに、ほんっとに植えた覚えがないの・・・?


フリーランス稼業はつらいよ

2014年07月16日 | 日々の風の吹くまま
今日は掃除の日。いつもより早い11時半に来ると言うことだったので、目覚ましを30分進
めて早起き。ところが、予定の時間になっても現れないもので、カレシは「11時半に来ると
言ったのに」とむくれ気味。正午を回って現れた2人、道路工事の渋滞に引っかかるし、銀
行で客とテラーが延々と旅行の話をしていて窓口が空かないし、と。「この次は早起きして
やらないよ」とカレシ。「いいわよ」とシーラ。でも、いつもより30分早いだけじゃ、早起きのう
ちには入らないよね。

仕事がない日はワタシの「週末」。最近は週末の方が多くなって、半隠居にも慣れて来た感
じ。怠惰になる癖をつけないようにしたいけど、こっちはどうもまだだな。協会のフォーラムを
見ていたら、翻訳会社のトライアルに受からなくて「もうだめなのか」と落ち込んでいる同業
者がいる。親を介護しながら仕事をしたい、と。20年前は育児の合間にという人が多かっ
たけど、ここにも高齢化の影が忍び寄っていると言う感じ。でも、認知症の高齢者は赤ん坊
よりも目を放せないから、介護しながらの仕事で生計を立てるの容易じゃなさそう。

フリーの翻訳者は翻訳会社に「登録」するのが最近の常識?で、登録するためにはまずト
ライアルという流れらしい。フリーになって25年目だけど、ワタシがトライアルを受けたのは
アメリカの会社1社だけ。日本の会社はこっちから応募したことすらない。アメリカの会社の
場合は向こうから声をかけて来て、無料トライアルはお断りのところ、法律関係専門なので
例外としてOKしたら、えらくややこしい契約書の抜粋を送って来た。TOEICの試験か何か
のつもりでやったら評価は「A」だったので、自分の力を計る意味で価値があった。

でも、トライアルに合格したらすぐ仕事をもらえるわけではなくて、実績を作ってランクを上げ
なければならない。ところが翻訳会社が実際に使うのは登録者50人に1人かそれ以下の
割合だそうで、これでは実績作りも難しい。いつの間にかずいぶん敷居が高くなっている感
じがするけど、トライアルが正しく評価されるなら職業にとっては良いことだと思う。あるベテ
ランは翻訳会社が求めるのは即戦力で、トライアルは学歴重視主義を排した良い制度と言
えると書いていた。つまり、フリーランス稼業は東大卒も高卒も関係なく自力で生き残るしか
ないビジネスなんだけど、実力が底をついたら、そこでおしまいだなあ・・・。

今から大学で勉強するとしたら

2014年07月15日 | 日々の風の吹くまま
今日はぼけっと眠い。咳止めの主成分は眠気を催すことが多いらしい。寝るときだけ飲ん
でいるのをそろそろ止めてもいいかなと思ったけど、横になるとすぐ気管がひくひくし始める
ので、まだ時期尚早らしい。胸焼けがなくなったので、胃酸の逆流が必ずしも咳の直接の原
因ではないとしたら、後鼻漏かもしれないし、自覚していないストレスかもしれない。まあ、
自分の身体は日ごろ体調の変化を客観的に観察しているワタシの方が誰よりもよく知って
いるつもりだけど。

夕食後のひととき、「時間ができたら、また大学の勉強をする気はある?」とカレシ。藪から
棒に何なの?「大学に行かないのはもったないと思うんだ」。ま~たそんなこと。「本気だよ。
もったいないよ」。ま、今さらどうでもいいんだけど、大学の通信教育に2度挑戦して、2度挫
折した。フルタイムで仕事をして、家事もひとりでぜ~んぶやって、それから勉強。レポート
の時間がなくて、オフィスで昼休みに書いたっけ。3度目は仕事に追われてやる気が失せた
し、何でも屋のワタシには翻訳作業そのものが勉強、勉強だから、もう大学はいいよ。絵や
演劇のような楽しいことをつまみ食い勉強する方が性に合っているもの。

「でも、大学に行くとしたら、どんな勉強をしたい?」と食い下がるカレシ。そのときふと閃い
たのが「歴史」。そうだ、歴史を勉強したい。人類が人類になってからの世界の歴史。「歴史
は金にならない学問だよな」。だから、政治学とか経済学とか社会学とか専門知識っぽい分
野に細かく分けているんじゃないの?「でも、バカのひとつ覚えと言うけど、専門家になるほ
ど物を知らないよなあ」。まあ、人間の学習能力には限界はないと思うけど、今の時代は知
識と情報が溢れかえっているもんで、何かの専門家になった方がジェネラリストになるより
ずっと楽なのかもしれないよ。それに、大学だって教育ビジネスなんだしさ。

就職などはもうワタシには関係ないから、大学に行くなら純粋に歴史を勉強したいな。この
地球上の人間世界の歴史を俯瞰して、何十万年もかけて進化して来て、「文明」を築いたは
ずの人類がどうして未だに人種や信条、性別、思想、社会観、人間観が少し違うというだけ
で、上は民族や国家から下は個人まで、殺したり、憎んだり、排除したりし続けるのかを知
りたいから。なんか茫洋としていて、また挫折するかもしれないけど・・・。

親亀の下に子亀、子亀の下に・・・

2014年07月14日 | 日々の風の吹くまま
猛暑は予報の通りにピークを過ぎたようだけど、まだ暑いことには変わりがない。地形の関
係で郊外でスモッグが発生して、今日はノースショアの山並みがかすんで見えた。州内陸
の中部から南部にかけては40度を超えたところもあって、いくら暑い夏で知られる地方でも
ちょっと暑すぎ。州の各地で山林火災が多発していて、すでに北部のある火災では38平方
キロメートル、中部の大規模火災では62平方キロメートルの森林が焼失してしまった。大
半が落雷による自然発火だそうだから人間には防ぎようがない。まあ、自然はそうやって森
林の再生を繰り返して来たわけだけど。

7月14日はフランス革命の記念日。フランスでは一般に「Le quatorze juillet(7月14日)」
と呼ぶそうだけど、日本では「パリ祭」という突飛な呼び名で、ここ英語圏では「バスティーユ
デイ」。この日、ロンドンではバッキンガム宮殿の衛兵交代式をフランス語の号令でやった
そうだけど、実はフランス革命とはまったく関係がなくて、Van Doosと呼ばれるケベックの
王立第22連隊が創設100年を記念して70人ほどが参加したもの。この日のために訓練
を重ねたそうだけど、あの重そうな熊の毛皮帽子を被って歩くのはタイヘンそうだな。名誉
連隊長でもあるエリザベス女王は兵士たちと1時間ほどフランス語を交えて談話したとか。

今日もまた仕事日。社内ドラマシリーズの第2話だけど、これがNHKの朝ドラだったら最低
の視聴率を記録しそうなお粗末な話。それよりベネッセの顧客情報流出事件の方がおもし
ろい。日本のビジネスには、ひとつの案件を下請け、孫請け、はては曾孫請けと、何層もの
取引関係でやっていることがよくある。ベネッセの場合はDB管理を子会社にやらせ、その
子会社は業務を小分けして下請けにやらせ、下請けは派遣を雇ってやらせていた。仲間う
ちで仕事を分け合っているのかと思っていたけど、まさかどれが誰の責任なのかわからなく
する仕組みだったなんてことはないだろうな。

流出した情報を買った名簿業者も転売に転売を重ねて、みんな「ベネッセのものとは知らな
かった」。要するに、みんなどこから出た情報かなんて「一切不問」で買ったということだよね。
昨今はどこの国がどこの国をスパイしているとか、どこが誰を盗聴しているとかうるさいけど、
この事件は単に個人情報管理の「ざる」の目が粗すぎたというだけのお粗末な話で、あん
がいBusiness as usualらしいから、下からも上からも革命、起きそうにないか・・・。

体質が合う、合わないって?

2014年07月13日 | 日々の風の吹くまま
暑いなあ。午後3時、日陰のポーチで28度。でも、この猛暑は今日がピークらしい。でも、
炎天下に出なくても、暑いというだけで何か疲れた感じなのは、やっぱり年のせいかな。ま
あ、涼しいオフィスでさっさと仕事を片付けて、月曜の朝の日本に納品。オフィスのある半地
下は涼しいと言ってもサーモスタットを見れば外とほぼ同じ27度。同じ温度でも室内では涼
しく感じられるのは湿度が違うからかな。

ファイルを送って、さてワタシの週末。ふらっと(いつも熱い)小町横丁の散策。「日本より外
国の方が体質に合う」人の話を聞きたいというトピック。「外国はこうだから/日本はああだ
から」(自分には)外国の方が合うといった書き込みが多いけど、この手のトピックで必ず出
て来るのが外国が合うと言う日本人に噛み付く人。「日本より生きやすい」というのは単な
る思い込みで、現地人や現地在住の日本人に「変な人」と評されているの知らないでいる、
と。は?自分の国の方が生きやすいと言う外国人を変人扱いする国って、どこ?カナダ人
だったら「わかる、わかる」と頷いて肩をポンポンしちゃうけど。もっとも日本では日本好きの
外国人を「変な人」と評するとは聞いていたけど・・・。

人間、地球上のどこであれ一番自分らしく生きられて、心から自分は幸せ!と思える国を見
つけたらそこが一番合うところなんだと思う。毎年の翻訳会議で会う日本在住が長い欧米
人同業者にも、どう見ても典型的な日本のおじさんになった人もいれば、半生以上住んで
いても未だに「どうして日本(人)は~」と愚痴っている人もいるから、日本人にだって、典型
的な「現地人」になる人と何年住んでも「どうして○○人はこうなんだ!」と不満だらけの人
がいてもおかしくはないな。現にワタシの「仮想的半径5メートル(ネット)」の範囲にも、「どう
してこの国(人)は」と愚痴る人と「どうして日本(人)は」と愚痴る人と両方いるもの。

要するに、何であれ「体質」に合う/合わないは個人の内面的な感覚だから、日本に生ま
れて育ったんだから必然的に日本が一番その人の「体質」に合う(はず)と言うのは、それこ
そ「思い込み」だと思うけどね。まあ、ひとっところに40年も住めば、体質に合う/合わない
はどうでもよくて、その土地の文句ばかりになるもんだけどね。


この夏初めての猛暑だって

2014年07月12日 | 日々の風の吹くまま
うはっ、暑い!午後3時には日陰になっているポーチの温度計が26度。日差しの下だった
ら30度以上だろうな。それじゃバンクーバーでは猛暑日。土曜日とあって、ビーチは大賑わ
いらしい。この夏の「猛暑」第1号は向こう1週間は居座るつもりのようで、明日の日曜日は
今日よりも暑くなるんだって。「真昼のかんかん照りの下に出て行くのは狂犬とイギリス人」
という戯れ歌があるけど、私たちはそんな酔狂じゃないから、もっぱら引きこもり。でもまあ、
記念?にこの夏初めての「猛暑ドレス」でセルフィー(自撮り)。

          

汗っぽくなったシーツ類を洗濯するついでに、汗を吸って湿っぽいカレシの枕を乾燥機に入
れてちょっと高温で殺菌乾燥。ふっかふかになった熱い枕に思わず鼻を突っ込んだら、あら、
カレシの匂い。でも、ロマンチックな気分になるにはちょっと暑すぎるね。夏用のコットンのブ
ランケットを出しておいて、後はオフィスにこもって週末の置きみやげ仕事。またまた某企業
の社内の問題。なぜがワタシの担当みたいになっていて、ほんとに、またかの話。どうして
高等教育を受けたいいオトナがおバカとしか言いようのないことをやらかすんだろうと思う
けど、やっぱりちゃんと考えないで、思いついたままをやってしまうのかなあ。ま、おかげで
ワタシはご飯が食べられているんだけど。

夏と言えば裏庭でのバーベキューだけど、我が家には道具がないから、グリルパンでインド
アバーベキューとしゃれてみよう。

     

カレシが花芽が出ないうちにと収穫して来た(植えた覚えのない)小粒のカブを昆布出しで
茹でて、カブの葉を少しと仕上げに味噌。大きなえびはゆずの汁に浸けて、アルバコアまぐ
ろは1人前の塊に切って、まずはししとうを焼き始める。冷蔵庫に豆腐があったので半分を
さらに2つに切って、練り梅と刻みねぎ、おろししょうがを載せた2種類の冷やっこ。えびは
殻ごと焼いて、まぐろはたたき風にしてしょうがをちょっと。きりっと冷やした純米酒を添えた
らけっこうご馳走風。サラダはカレシ創作のしその実油とシャンペン酢のドレッシング。

今夜のランチはざるそばにしようかな。日が落ちてもまだ暑いし・・・。

生涯に探しものに費やす時間

2014年07月11日 | 日々の風の吹くまま
暑いけど、後出しのおみやげを日本に発送してもらったところへ、注文してあった自家用の
スモークサーモンやらパテを受け取りに出かけた。オフィスは川っぷちで、駐車場に立って
いると海の方からいい風が吹いて来る。暮れの贈答シーズンまで持つだけの量を仕入れて、
おまけまでいただいて、帰って来たらもう3時。ポーチの気温は25度。わっ、バンクーバー
は真夏日だっ。

冷凍品を積んだままでは他の買い物ができないので、スーパーの方は夕食後。いつものご
とく緊急買出しに「ついで買い」もして、いざ払う段になったら「チップエラー」とかでクレジット
カードが通らない。カレシが(同じ口座で番号が違う)自分のカードを出そうと財布の中を探
している間に、リセットしてカードを入れ直したら無事に通ったけど、今度はカレシが「オレの
カードがない!」 とパニック寸前。車の中で財布の中身を1枚ずつ調べたけど、ない。(千円
札がまだ入っていた・・・。)

家に帰って、まずカレシのデスクの周りを探したけど、ない。どこかに落ちていないかと、家
中を2人で捜索したけど、ない。「なくさないように気をつけてたんだよ」と言ったって、現実
に財布に入っていないんだから、どこかで失くしたか、どこにおいたか忘れたかのどっちか
でしょ?アナタが最後に使ったのは酒屋だったと思うから、ズボンのポケットを調べてみた
ら?(カレシは端末から抜いたカードを無造作に(とりあえず)ポケットに突っ込む癖がある。)
二階に上がって行ったカレシ、しばらくして「どこにもない」としょげた顔で戻ってきた。ふむ、
これは重大問題だぞ・・・。

銀行の記録をチェックしたら、カレシが自分のカードを使ったのはやっぱり酒屋で10日ほど
前。表示までに3日くらいかかることを考えると・・・あはっ、芝居に行った帰りに酒屋に寄っ
たんだ。だだだっと階段を駆け上がって、カレシのクローゼットを開けて、当日はいていたズ
ボンのポケットに手を入れたら、あったっ!どうやらカレシはクローゼットの中までは調べな
かったらしい。「芝居の後で酒屋に寄ったとわかっていたら調べたのに」。あっ、そう。それに
しても、毎日のようにどこかにめがねその他を置き忘れて探し回るカレシだけど、ご当人に
よれば「5つのときからこうなんだ」そうで、一生涯に探しものに費やす時間を合計したら、
何日じゃすまないだろうな。もしかしたら何年・・・?

台風の名前

2014年07月10日 | 日々の風の吹くまま
台風8号は思ったよりもあっさりと萎れてしまったみたい。もしかしたら出勤できないかも、と
非常時用のアドレスを送ってくれていたコーディネータさん、念のために早く家を出たのか、
始業時間よりずっと前に出社して、「いつ来たのかわからなかったくらいで、狐につままれた
みたい」と言ったので思わず笑ってしまった。日本ではまだ台風を発生順に番号で呼んでい
るけど、8号は国際的にはTyphoon Neoguri。韓国語で「タヌキ」のことだそうな。狐じゃな
くて狸。ま、化かすことには変わりはないか。

昔は(って40年以上前だけど)番号がひと桁の台風が日本に行くなんて珍しかったような
気がする。おととしは6月に東京で台風に遭遇してびっくりした。あれは7号だったかな。小
学校でだったか、台風の進路は、夏のうちは西寄りで東南アジアや台湾の方に進むけど、
秋になって大陸からの高気圧が張り出してくると、それに押されて東寄りになって、日本の
方に進んで来るんだと習ったような記憶がある。はて、アジアの気圧配置が変わって来た
のかな。これも気候変動の証拠なんだろうか。

台風「タヌキ」はおとなしくなったけど、次の9号はRammasun。タイの「雷神」だそうで、何
かひと暴れしそうな名前。アメリカのNOAAのサイトに載っているアジアの台風の名前は、
「Damrey(ゾウ)」を筆頭に、植物あり、動物あり、伝説ありでなかなか味がある。日本が出
したのは星座の名前で、ヤギ、クジラ、カンムリ、テンビン、ワシは知られているだろうけど、
ウサギ、コップ、カジキ、コンパス、トカゲとなったら夜空のどこにあるやら。オリオンに踏ま
れそうになっているのがうさき、うみへびの背中から今にも落ちそうなのがコップ、天馬ペガ
サスに蹴っ飛ばされそうなのがとかげだけど、かじき座とコンパス座は南半球だから日本か
らは見えっこない。

アメリカのハリケーンの名前はアルファベット順に男女の名前を交互に21個を1年分として
6年分のリストがあって、多民族国家を反映して実にいろんな民族の名前がある(アジアの
はまだないみたい)。カトリーナのような大きな被害をもたらしたハリケーンの名前は「リタイ
ヤ」して別の名前に差し替えられる。アメリカのハリケーンシーズンは6月に始まるけど、今
年の一番手(男性名の「アーサー」)はこともあろうに7月4日のアメリカ独立記念日にノース
カロライナに上陸して祝日を台なしにした挙句、遥か北のカナダでも暴れて行った。はて、
今年はハリケーンの当たり年になるのかな?

仕事が殺到しているのは喜ばしいけど

2014年07月09日 | 日々の風の吹くまま
今日はがっちり仕事日。きのう入って来た契約書、週明けの納期のはずが、客先の要望で
繰り上げになり、作業中止になり、再開になり、とメールが飛び交って、結局は金曜日(日本
時間)の午前中に確定。ま、しゃかりきでやればできそうな量だからいいんだけど、コーディ
ネータさんはきりきり舞いだった。ちゃんと間に合うから心配しないで。それよりも、台風の
方が心配。金曜日の早朝に首都圏に到達するそうで、通勤電車が止まってしまわないとい
いけど。

契約書は法律文書だから難しいと思われがちだけど、実はいたって簡単。だいたいあいま
い言語の日本語でも法律関係はけっこう理路整然としているから分かりやすいし、文体は
紋切り型だし、契約の対象が何であれ、誰が何をすべきで、何をすべきでなくて、すべきこ
とをしなかったらこうする、こういうときはああするという似たり寄ったりの内容だから、「弁護
士口調」の特徴をつかめば、よほど複雑な取引でもない限り、書いている本人もわかってい
なさそうな曖昧模糊としたビジネス文書より楽。いや、聖グーグル様の時代になって、昔の
何倍も楽になった。

それなのにこの分野はなぜかいつも人手不足らしくて、この忙しいのに今日も聞いたことも
ない東京の翻訳会社から急な引き合い。法務関係案件が「殺到」しているそうだけど、いき
なりけっこうな量をきつい納期で持ち込まれてもねえ。でも、興味半分でチェックしたら、この
会社の日英翻訳の1文字当たりのレートが業界団体が目安としているレートの3分の1以
下。これは依頼元への提示レートで、社内の人件費や間接費も入っているから、下請け翻
訳者に払うのはさらにその半分か3分の1ということで、うはっ、やっす~い!ま、翻訳支援
ツールTradosが必須と書いてあったので、残念だけど(ちっとも残念じゃないけど)使って
ないから引き受けられないと返事して、バイバ~イ。

契約書に戻って突貫作業。日本の契約書には「ここに書いてないことは後で相談して決め
ようね」という条文が必ずあって、この「なあなあ条項」が後で紛争に発展することがある。
最近は「反社会勢力とはお付き合いしてません」というのが登場。暴力団とか風俗業とか出
て来るけど、英語人はまずテロリストを想像してしまうかもしれない。英語の定訳をググッて
ヒットするのはほとんどが日本のサイト。要するに犯罪組織なんだから、最初からそう言え
ばいいのに・・・。

暑い日はニュースも熱い?

2014年07月08日 | 日々の風の吹くまま
今日はちょっと季節外れに暑い。最高気温は27度。内陸部のオソイユースでは37度だっ
たとか。あそこは乾燥地帯で暑いところだけど、でもちょっと暑すぎ。でも、緯度の高い地域
の夏は惜しむ間もないほど短いから今のうち。長い冬に耐えて、やっと春が来て、そして待
望の夏になったと思ったら、すぐに秋の気配が漂って来て、収穫を急いでいるうちに、あっと
いうまに冬将軍のお出まし。日本のような四季の「移ろい」の感傷はないかもしれないけど、
季節の「巡り」を感じることにはまちがいない。

ローカルニュース。メトロバンクーバーの公共交通に導入される改札システムのフル稼動開
始がまたまた遅れると言う話。JRのSuicaのようなシステムで、「Compass」という名称も
ずっと前に決まり、改札口も設置済みで、去年の暮れに稼働するはずだったのが、今年の
春まで延期。それがまた延期で、秋ごろとか言っていたのにまた延期。この調子じゃいつに
なることやら。問題はバスで使うモバイル端末のスピードらしい。駅の改札口は固定システ
ムだから、カードのデータを瞬時に処理できるけど、モバイル端末では時間がかかりすぎる
らしい。たしかに、1人ずつのカード処理に時間がかかっていたら、バスの運行に支障が出
るだろうな。はて、どうするんだろうね。

今年は市政選挙の年。バンクーバー市議会も各会派が選挙運動を開始。ところが、現職の
ロバートソン市長がいつのまにか奥さんと別居していて、反対陣営から「不倫が原因だ」と
いう噂?が流れたもので、慌てて全面的に否定した上で「円満に別居を決めた」と声明。と
ころが、声明は市長室から主流メディアにだけ出されたもので、ソーシャルメディアは憶測
で大賑わい。でもねえ、30年も連れ添った夫婦が「子供も独立したことだしね」なんてあっさ
り別居するものかなあ。噂を流した方は「だいぶ前からあった」と主張しているけど、偽善者
くさいうぬぼれ市長のことだから、愛人の1人や2人いても・・・?

ワールドカップ、ドイツーブラジル戦のスコアが何と7対1。しかもドイツは数分で4点も入れ
たとか。ポイ、ポイと軽く蹴り入れたんかいな。ホッケーだってめったにこんなスコアは出な
いよ。主力選手がいなかったと言っても、こんな大負けはかっこ悪いなあ。まあ、どこが勝っ
ても負けてもいいんだけど、サッカー通の床屋のアントニオの優勝予想はドイツだった。は
て、当たるかな?

☆異邦人の日本人

2014年07月08日 | 日々の風の吹くまま
 7月7日。6月、日本へ行って来た。というよりは東京に行って来たと言った方がいいのかな。ホテルは2年前に目をつけて下調べをしておいた新宿駅南口側の高層ホテル。33階の部屋の窓からは、正面遠くにスカイツリー、右手ののっぽビルの傍すれすれに東京タワーが見え、眼下には新宿御苑の緑。新宿駅を出入りする長い電車は見飽きることがない。ホームに豆粒のような人影が集まって、電車が来て止まって、電車が去って、また人が集まって、また電車が来て・・・の繰り返しで、時間が経つのを忘れて見ていると、まるで催眠術にかかりそうな気分。でも、昔見ていたアメリカのテレビドラマ『裸の町』のナレーションに準えるなら、東京には1300万のストーリーがある・・・。

東京。とうきょう。トーキョー。TOKYO。日本国の首都。メトロバンクーバーよりも狭い面積に1300万人以上の人が住み、「東京都市圏」と呼ばれる地域には、カナダの0.0008%の面積にカナダの総人口よりも多くの人が住んでいて、新宿駅では毎日メトロバンクーバーの総人口の1.5倍もの人が乗り降りすると言うから、その人の多さは実際にその渦の中に立ってみないと想像すらできない。朝の新宿駅南口の交差点を埋め尽くす人の大群は一瞬そこで立ち止まっている人の数でしかないわけで、ときどき淀みながらも絶えることなく流れる大きな川のような感じがする。

でも、あの「クールビズ」とかいうサラリーマンファッション、高校男子の夏の制服を思い出させるなあ。広告を見るといろんなスタイルがあるらしいのに、なぜかみんな(今どき風に言えば)コピペしたように黒か紺のズボンに白いシャツなのが不思議。おしゃれ、しないの?会議の会場では1階で就職説明会をやっていたらしくて、男子だけじゃなくて、女子もみんな同じ色のいわゆる「リクルートスーツ」。急ぎ足の流れをながめていたカレシ曰く、「高校時代からの制服の習慣が抜けてないんだろうな」。そうかなあ。たぶん「就活するときはこの服装でないと!」と洗脳されてるのかも。「誰に?」って、日本人の目にしか見えないbogeyman(怖いモンスター)がそうしてるんじゃないの?

新宿駅界隈は頭がくらくらするくらい「何でもあり」で、とにかくありとあらゆるものが何もかも溢れ返っている。あのめまいのするような煌びやかさは誰のためなんだろう。あのデパ地下のこれでもかと言わんばかりの食べものの山は誰のためで、どこから来るんだろう。東京の人たちはあれをみんな食べてしまうのかな。これほど「物質的」に豊かなところは世界のどこを探しても絶対にないと思うけど、あのデジタルな豊かさは本来の「日本」ではないのかもしれないという気もする。ワタシの目には巨大なディズニーランドのようにも見えるもの。首都東京は日本の政治経済の中心だから、ひときわ華やかなのはなのは当然としても、文化的には「東京人の東京人による東京人のための東京」、つまり地方の人やエネルギーを貪欲に吸い取って東京と言う名の「地方社会」を回しているんじゃないかと思ったな。まあ、東京人はそんなことは露ほどにも思っていないだろうけど。

世紀が変わる頃、思いがけず日本が深く絡んだ人生の危機に遭遇して、何年も日本には行きたくないという気持が強かった。家族も友だちもいるのに、どうしても行くのが怖かった。でも、考えあぐねても答の出ない問題に区切りをつけるつもりで、意を決してひとりで日本に行ったのが還暦の年。知らない人が相手だと日本語が喉がつかえて思うように話せなくて、ヘンな日本語よりいいと思って英語で話しかけたら、みんなすごく親切でびっくり。ある夜、ホテルの部屋で目の前に迫る都庁の壁を相手にひとり飲んでいて、ふと思い当たった。この国ではワタシは異邦人なんだ、と。この「異邦人」と言うのは実に言い得て妙だと思う。どう見たって「邦人」じゃないから「異邦人」。つまり、ワタシは今「外国」にいるんだ、と。たまたま日本で生まれて日本で育ったからと言って、必ずしもJIS規格で規定された通りに「邦人」の日本人でなければならないという道理はない。地球上のどこへでも行ける今の時代、国籍も帰属も違う異邦人の日本人もありなんだ、と。そう悟ったら、気持がすっと楽になった。

あれから6年。1年おきにカレシと日本へ行くようになって、そのたびに東京では英語が通じるようになったと感じ、同時に喉のつかえが取れたのか、ワタシの日本語も割と素直に出るようになった。もっとも、カレシと一緒だと端からワタシも外国人と判断されるらしく、買い物をして支払いをしようとしたら、レジのかわいいお嬢さんに「日本語、とてもお上手ですね」とほめられて、一瞬「ん?」となった。カレシに言わせると、ワタシがお札や硬貨の種類を確認しながら数えて出すから外国人だとわかるんだということだけど、ま、そういうことも異邦人ならではの体験と思えば楽しい。裏を返せば、異邦人は日本に「帰る」海外在住日本人には起こり得ないような「愉快なできごと」に遭遇できるということだもの。

[写真] 横浜のみなとみらいに観光に出かけて、山下公園まで歩いて行って出会ったのが「赤い靴はいてた女の
子」の像。この子はワタシでもあるかもしれないな。歌のモデルの女の子は海を渡ることができなかったけど、ワタシは異人さんの国に渡って、自分らしい人生を生きることができた。今は(目の色は変わってないけど)異人さんの国の人になって、太平洋の向こうから日本を見ている。そこには日本人が想像するような「望郷」の念はまったくない。ワタシの国は39年暮らしなれたカナダ。ワタシにやさしかったカナダ。ワタシが見ている日本は血のつながった妹がいて、「人の縁」で結ばれて60年の年月を経てもなお切れない友情の絆でつながっている外国。それが6年かけて出した答だと思う。

2年ぶり、2週間の東京旅行は、ワタシが転んで(捻挫と打撲傷、挫傷で済んだけど)危うく大けがをするところだったり、留守中に冷蔵庫が故障して危うく火事になるところだったりしたけど、おいしいものをおなかいっぱい食べて、小学校時代の仲良しを初め親しい人たちと会ってたっぷりおしゃべりして、つむじ風のようだったけど、振り返ってみると驚くほど中身の濃い2週間だった。最後にはやっぱりもう帰りたいなあという気分になったけど、東京の休日は楽しかった。いつもこれで最後にしようと思っても、やっぱりまた遊びに行くだろうな、きっと・・・。


はしごに上るの、怖いんだけど

2014年07月07日 | 日々の風の吹くまま
今日は予報通りに朝から暑い。カレシは起き抜けから汗びっしょり。さっそくしばらくお休み
だったエアコンをオン。そういえば、このエアコン、東京へ行く直前に不調だったよなあ。何
かが壊れるときはなぜかひとつで終わらない。まあ、ワタシの不調はほぼ解消したし、機械
の類も全部修理で解決できたけど、次は何だろう、なんてね。あわてるのはもういいけど。

今日は裏庭の投光照明のハロゲンチューブの取替え。去年の秋から切れたままだったの
を、夏になって夜涼しくなってから庭仕事をしたいというカレシのたっての「お願い」で重い腰
を上げることにした。なにしろ照明器具が家の外壁の地上から4メートル近い高さにあるも
ので、つい腰が上がらなくなる。ガレージには頑丈な繰り出し式はしごがあるけど、出し入
れがめんどうで、つい古いアルミのはしごを使うんだけど、これが左右にぐらぐら揺れて、何
とも頼りない。東京で転落事故に遭ったばかりなもので、いつもよりへっぴり腰のワタシ。カ
レシに押さえさせて、裸足でそろそろと上って、照明具のガラス板を外し、3段ほど降りてカ
レシに渡し、もう一度上って焼き切れたチューブを外す。カレシが受け止めると言うので落し
たら、みごとに外れて木っ端微塵。

ここまでは簡単だから、カレシでもできるんだけど、問題はハロゲンチューブの取り付け。手
で直接持つなと注意書きがあるから、ティッシュで包んで持ってスプリング式のソケットに端
子を押し込もうとするけど、ティッシュは滑るし、はしごはぐらつくし、ばねが硬くて反対側の
ソケットに端子をはめ込むのにひと苦労だしで、手先の不器用なカレシには無理な話。やっ
とチューブがはまって、テストしたけどライトが点かない。端子の接触をあれこれ調整して、
3度目のテストでやっと点いた。ガラス板を戻してから、そろそろとはしごを降りる。あら、押
さえているカレシの手を踏んじゃった?ごめん!

今日の家周りの雑用はこれでおしまい。おやつにブルーベリーをつまみ食いしていたら、カ
レシが菜園から小さなカブをたくさん収穫して来た。カブはスープ煮にでもしようかな。葉が
よく茂っているから、何か使い道を考えてみよう。今日は暑かったなあ。あしたの予想最高
気温は24度(ヒュミデックスは28度)。うん、真夏だ・・・。

いたってのどかな日常に戻った

2014年07月06日 | 日々の風の吹くまま
初めて咳き込みで目を覚まさずに眠れた。どうも胃酸の逆流とは別に、風邪が原因で後鼻
漏がひどくなっていたような感じがする。寝ているときに鼻水が喉の方に流れてその刺激で
咳が出るというもので、前からあったのが東京みやげの鼻かぜで副鼻腔炎になっていたの
かな。激しく咳き込むと一緒に胃のあたりも締め付けられる。あまり長いことそういう状態を
繰り返しているうちに噴門括約筋とやらが緩んで、胃酸が逆流しやすくなったのかもしれな
い、とは極楽とんぼ先生のいい加減な自己診断だけど、クリニックの女医先生もそんなこと
を言ってたような・・・。

東急ハンズで見つけて、旅行中に捻挫した手首のリハビリのために良さそうだと思って買っ
て来たへんてこな運動具↓
     

やたらと伸びるゴム。端が球状になっているのは、PCの前に座ったままで両手を頭の上に
高々と上げてグニュゥ~っと引っ張ると、肩こりに効くし、背中もしゃっきりと伸びて、実に気
持がいい。輪をつないだようなのは、デスクの下で足を引っ掛けてグィ~っと引っ張るボート
漕ぎ。これなら座りっ放しでも、足の血の巡りが良くなること請け合いで、ずぼらな人間には
もってこいの運動具。ただし、これは気分転換のための運動ということにしておいて、咳も落
ち着いてきたことだしと、今日からトレッドミルでの歩け、歩け運動も再開。やっぱり汗をかく
方がずっと気持がいい。さっとシャワーを浴びて、おなかが空いたから夕ご飯・・・。

東京ではあちこちで(本場の)和食を食べて来た(というかご馳走になって来た)余韻なのか、
ここのところ我が家の夕ご飯は(何ちゃら)和食風が多い気がする。今日もスナッパーのしょ
うが味噌焼き、蒸したこごみの白胡麻和え、カルナロリ米の昆布出汁、しいたけ、にんじん、
ねぎの和風リゾット。まあ、だんだんに「ナンチャラワショク」的になって来たけど・・・。

     

つむじ風のようだった東京旅行から帰って来て2週間。まだ2週間しか経っていないという
のがちょっぴり不思議な感じでもあるけど、ぽちっと小さな仕事があるだけのいたってのど
かな日曜日。やっと平々凡々とした日常に戻ったと言うことかな。来週末には真夏日になる
と言う話だけど・・・。

ブルーベリーの季節だ!

2014年07月05日 | 日々の風の吹くまま
ブルーベリーだっ!きのうモールの青果屋に行って、「地物のブルーベリー入荷!」と言う
看板を見たとたんに駆け出しそうになったワタシ。「走らなくてもなくならない」とカレシに言
われて、あ、そうかと思ったけど、それくらい毎年今ごろ楽しみにしているのがブルーベリー。
甘すぎず、酸っぱすぎず、水っぽすぎず。朝食のシリアルにごろごろ入れて、舌が青紫に染
まるくらい食べたいのが郊外の農場で育ったブルーベリー。あんまりうれしかったもので、
容器ひとつをそっくり買ってしまった↓(レシートを見たら、1キロ400円で、2.5キロ!)

     

ブルーベリーの季節は短いから、食べられるうちに食べられるだけ食べておきなきゃ、と食
い気丸出しのワタシ。おいしいものはおいしいの。食べられる季節が限られたおいしいもの
はもっとおいしいの。春だけ新鮮なものを食べられる「fiddlehead(こごみ)」もそう。青果屋
にまだあったのがうれしくて2パック買ってしまったけど、もう7月だから、たぶんこれで今年
最後。きっちりと丸まった渦巻きをひたすら蒸して、濃い青緑の色が穏やかな草色になった
のをそのまま食べる。大地の味がする。塩も醤油も、なあんにもいらない。食べられるとき
に食べられるだけ食べて、また来年ね、と過ぎる季節を見送るのは生きている幸せ・・・。

おいしいものって、あんがいそういう「季節」という縛りがあるから格別においしいんだと思う。
毎日食べていたら何だってそのうちにおいしさ度が低下して来る。経済学的に言うなら「収
益逓減」というところかな。いつでもあたりまえにあるようになると、ありがた味も関心もどん
どん薄れて行くから、人間てのはしょうがないもんだと、ぷちぷちのブルーベリーをつまみな
がら思う。

ブルーベリーに限らず、イチゴもラズベリーもアスパラガスもとうもろこしも、今は年がら年中
「アメリカ産」、「メキシコ産」のものがスーパーにある。たぶんいつでもそこにあるから「(今)
食べたい」という気持が萎えてしまうんだろうな。春が来れば、ひたすら地物のベリーが熟
れる季節を待つ。こごみが登場すれば春。イチゴが初夏の、ブルーベリーが夏の到来を告
げ、シャンテレルきのこが秋を告げ、クランベリーが感謝祭の到来を告げる。食いしん坊の
ワタシはやっぱり食べもので季節の移り変わりを知るみたい。