リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

年寄りのついうっかりをシニアモーメントと言う

2022年05月19日 | 日々の風の吹くまま
5月18日(水曜日)。☁🌤🌥。何だかヘンな夢を見ていて、カレシに起こされたら、8時40分。外はヘンに静かだけど、予報の嵐はどうなったんだろう。起き出して外を見たら、雨はかなり降ったようだけど、ルーフデッキはそよそよ程度だし、バルコニーもパティオドアの外のゴムマットが動いた形跡がない。もしかして不発だったのかなと思っていたら、外に出て行ったカレシが「風が強い」。へえとスマホで天気サイトを見たら、これから午後にかけて強まるような予報。でも、風向きが南で、午後には南西に移動するらしいから、我が家は安全圏ということかな。

カレシが朝の予定がないので、10時にウォーキングに出るのに、コンタクトレンズを入れて、着替えをして、時間を測るウォッチをジャケットのポケットに入れて、マスクと鍵のフォブを・・・というところで、あら、ワタシのフォブがない。玄関ドアの脇の壁に付けたフックにカレシのフォブとマスク、ワタシのフォブとマスク、予備のマスク、予備のフォブと並んで下がっているんだけど、ワタシのフォブだけがないじゃないの。きのう買い物に行ったときに郵便箱をチェックしたから、キーを差し込んだまま忘れて来ちゃったのかな。でも、フォブがなければエレベーターに乗っても上がって来れないから、ちゃんと帰って来たということは、エレベーターに乗ったときはフォブを持っていたということだよね。重いトロリーを引っ張って、メガサイズ12ロール入りのトイレットペーパーのパックを抱えて、さらに郵便箱にあった通販カタログを持っていたんだけど・・・。

どこを探しても見つからないので、ちゃんとドアを開けて入って来たんだよねえとカレシに言ったら、「オレが内側からロックするのを忘れて空いてたのかもしれないよ」。いや、ワタシが出かけるときはいつもドアのところまできて、じゃあねって廊下に出たらドアを閉めてロックする癖がついていて、きのうもちゃんとカチンと言うロックの音を聞いたから、それはないと思う。ロックの音に耳を澄ますのは、カレシがうっかりドアチェーンをかけてしまわないためで、チェーンはドアの外からは外せないし、カレシには前科があるからね。(あの時はドアの隙間から大きな声でカレシを呼んだけど、居眠りからなかなか覚めてくれなくてひと苦労。)つまり、ドアを開けて入った来たわけだから、ロックを外すまではフォブはちゃんとワタシの手にあった・・・んだよね。ここまで考えたところで、頭の上で突如100ワットの電球がポッ。そっとドアを開けて外側を見たら、あったぁ。

玄関のドアは内側に開くのが普通だし、ドアの上にはクローザーがついていて、中に入って手を離すと自然にすっと閉まる仕組みだから、手一杯の荷物と格闘しているうちに鍵をロックに差し込んだままドアが閉まったもので、フォブはきのうの午後からひと晩中ドアの外にぶら下がっていたというのが事の顛末。ワタシとしたことが何たるヘマをとカレシと大笑いしたけど、まあ、高層マンションは内廊下だし、我が家のあるフロアは5戸しかなくて人の出入りが少ないし、我が家はエレベーターを中心にコの字型になっている廊下の奥まった先端なので、お隣さんも玄関の互いの角度からしてたぶん気づかなかっただろうと思う。でも、こういうのをsenior moment、つまり「年寄りのついうっかり」と言うんだろうなあ。やれやれ。