リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金、お金とがつがつするのもいいけど

2021年01月05日 | 日々の風の吹くまま
1月4日(月曜日)。☂☂☁。きのうの午後はわくわくするくらいうれしい青空だったのに、まぁた雨。やれやれ。海外旅行を自粛せよと言っときながら自分はしれぇ~っとカリブ海だハワイだと暖かいリゾートに行ってたのがバレた政治家が次々と辞任しているけど、雪に埋もれた東部や厳寒のアルバータ(州議会議員が7人も!)からお日様燦々の南国に逃げ出したくなる気もわからないではないな。でもさ、そこをぐっと堪えてお手本を示すのがリーダーシップってもんじゃないかと思うけどね。おまけに右派も左派もなく、バレたらしおらしく謝罪すれば済むことだと思っていたんだったら、どぉ~しょ~もないアホ。おエライさんが雁首そろえて「ごめんなさぁ~い」とやるのは日本の風習だと思っていたけど、いつの間にかグローバル化しちゃったみたい。やれやれ。

政治家の偽善が続々と発覚したおかげで、連邦政府がコロナ関連の自主隔離する人たちに週5万円ずつ2週間支給する「特別病休手当」の対象から、海外旅行から帰って来た人たちを外すことを検討し始めたらしい。この手当は感染や濃厚接触で隔離させられたら生活に困る人たちが事情を隠して働き続けるのを防ぐのがそもそもの狙いだから、帰国後の(規定による)自主隔離中の生活の心配がないから旅行や帰省で海外に行こうという気を起こさせないためだとか。聞くところによると、日本で2週間ホテルで隔離しなければならなかったり、行きと帰りでPCR検査の陰性証明が必要になったりで、嵩む一方の一時帰国費用を嘆いていた日本人の中にも帰って来たらまたお金がもらえるっと喜んだ手合いがけっこういるらしい。日本には「貧すりゃ鈍す」と言うことわざがあったような・・・。

コロナの感染の拡大を防ぐための自粛やら自主休業やらロックダウンが始まってから、連邦政府も州政府も財政を無視して補助金や給付金をばら撒いて来たような観があって、そのときも当地の日本語掲示板で見たワーホリ日本人のクレクレのがっつきぶりには唖然としたけど、支給を急ぐあまり手続きがずさんだったとしても、大勢の国民が商売や家計の破綻を免れたのは確かだから、緊急時の施策としては褒めていいと思う。コロナ関連の給付金と言えば、BC州では抜き打ち選挙で過半数を獲得したホーガン政権が選挙公約の1世帯10万円(独身者は5万円)の給付をやっていて、2019年の確定申告で世帯所得の条件を満たしていれば非課税でもらえるもので、まさにばら撒き。でも、我が家はそれを「政府補助金の立て替え」のつもりでそっくりArts Clubにあげてしまったので、申請期限の6月30日までに申請して返してもらおうっと。

お金というのは使って初めて価値が出るんで、いくらたくさんあってもただ貯めこむだけだったら死に金も同然。自分がうれしくなるもの、人に喜んでもらえて自分もハッピーになることに使えば(自分にとっての)価値は倍増する。それが天下の回りものなんだったら、必要とされているところに回すのが一番の使い方だと思うんだけど、「何で必要なのか」ということになると判断は難しい。まあ、もらうことしか頭にないがつがつした欲しがりやにはあげたいという気は起きないけど。