リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今年はあれこれいろいろとやるつ・も・り

2021年01月02日 | 日々の風の吹くまま
1月1日(金曜日)。☂☂☁。元旦。低く垂れ込めた雨雲の中で、世界は五里霧中。新しい1年の始まりではあるけど、いやぁ、何とも静かぁ~な年越しだった。真夜中と同時に道路向かいのマンションの庭から花火が上がった以外は、バルコニーで鍋釜を叩く音もハッピーニューイヤーと叫ぶ声も爆竹の音も聞こえなくて、ほんっとにしぃ~ん。2021年は「うし年」のはずだけど、もしかしたら「ねこ年」に変わったのかもと思ってしまうくらいの静かな、静かな年明け。まあ、こんな天気じゃあ新年を寿ぎたくても何となく湿っぽくなってしまうのは無理ないけどね。あまりにも湿っぽかったせいか、毎年見ているシアトルのスペースニードルのライトショーとカウンダウンをすっかり忘れて、見損なってしまった。レーザーとCGIを駆使したスペクタクルだったというから残念。後でユーチューブで探してみよっと。

新年の「初何とか」にはあまり関心がないところではあるけど、ファーストベビーだけはまったく別。BC州の2021年生まれの赤ちゃん第1号は午前0時21分に産声を上げた女の子で、何と予定日はクリスマスの12月25日だったんだって。新米のママ曰く、「きっと2020年に生まれたくなくて、みんなと同じように何とか新年までやり過ごそうとしていたんでしょうね」。あはは、クリスマスに生まれても家族以外には注目されないけど、新年の赤ちゃん第1号になると堂々のメディアデビューだもんね。ベビー用品業界からどっさりプレゼントが来るそうだし、しっかりしてるじゃないの。

朝起きて、白いだけで何にも見えない外の世界をちらりと見て、去年は突如として世界がひっくり返ったような、時間が流れているのかとまっているのか良くわからない異常な年だったけど、さて、今年はどんな年になるのかな。去年は、コロナのおかげで「1年の計」も楽しみにしていたこともみんな番狂わせばかりで、頭の中はとにかく何とか無事に乗り切らなければという切迫感で一杯だったような気がする。そして無事に2021年を迎えられたわけだけど、今年はワタシは73歳、カレシは78歳。2人の人生がそれぞれあと何年残っているか知っているのは神様だけなんだけど、何となく多くの大事な時間が無為に過ぎてしまったような気がして、今年は何とかして遅れを取り戻さなければという切迫感がぐいぐいと背中を押しているような感じがするな。

日本では「1年の計は元旦にあり」ということで、禁煙とかダイエットとか計画を立てては三日坊主で終わる向きが多いようだけど、西洋にもNew Year’s Resolution(新年の決意)というのがあって、これもだいたいは春を待たずに挫折することが多い。ある記事によると、挫折するのは「決意」というガチガチの目標にがんじがらめになってしまうからで、代わりにintention(意図、つもり)を設定すればもっと柔軟に目標と向き合って実行しやすいそうな。年を取れば人生の時間もエネルギーも残り少ないのは確かで、今さら「○○をする決意」とひじを張ることもないと思うから、2021年は肩の力を抜いて「○○するつもり」で行くとするか。