リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いつの間にか来て、いつの間にか終わったお正月

2021年01月04日 | 日々の風の吹くまま
1月3日(日曜日)。☂☁☀☁。いわゆる「お正月」の連休の最終日。何かいつの間にか年が明けて、いつのまにかおしまいって感じだけど、まあ、正月を盛大に祝うところでさえ正月気分には程遠い年越しだっただろうと思えば、年越しパーティがご法度だったここでは気がついたらいつのまにか2021年になっていたと言うところかな。で、あしたからはもうほんとにただの「毎日」が始まるわけだけど、コロナ関連の行動規制で窮屈なことに変わりはないから、「普通」の毎日はまだ先の話。

日本では、東京と周辺3県の知事が緊急事態宣言を出すように総理大臣に要請したところ、かの総理大臣は「検討する」。あのさ、それは差し迫った状況になったときに、ぱぱっと強制力のある対応策を打ち出すために出すから「緊急事態宣言」なんで、検討するとか調整するとか言ってる場合じゃないんだけど。まあ、日本では緊急事態宣言を出したところで、要請と言う名の「お願い」ができる程度らしいから、どれだけ効果があるのか疑問。3月中旬に出されてから延長に延長を重ねて未だに継続中のBC州の緊急事態宣言は緊急時措置法と公共衛生法に基づいていて、休業命令とか外出禁止とか法的な拘束力のある措置を取ることができる。それで、どうしても密になる業種には休業命令が出ているわけだけど、労働基準監督機関が管轄する「従業員の安全を確保する」ための規則を守るのが条件で営業が認められている業種でも違反すると営業停止になってしまうからタイヘン。

一方で、一般市民は特別の用がなければ出歩かないように勧告される程度だったんだけど、緩々の規制でも制限された状態が長く続けば窮屈になって来るもので、社交的な集まりが増える季節になって感染者が急増するにつれてだんだんに行動制限が厳しくなって、ホリデイシーズンは「同居している家族」以外との交流は原則禁止で、パーティなんか持っての他。違反の取り締まりも強化されたんだけど、パーティをやっては違反切符を切られる手合いが後を絶たず、やっぱりコロナバカにつける薬はないという印象で、バンクーバーではとうとうBC州での逮捕者第1号が出る始末。何でも、ダウンタウンの高級タワマンで何度警告を受けても違反切符を切られてもまだ懲りもせずにパーティを開いていた24歳の男がいて、市警察が堪忍袋の緒を切らして逮捕状を取り、クリスマスイヴにパーティの現場に乗り込んで逮捕して、ひと晩留置したんだそうな。マンションの規約違反も含めて溜め込んだ罰金は100万円近いというこの男、どうやらアメリカ人らしいけど、究極のコロナバカだな。

それでも、規制の強化は効果があったようで、コロナ感染の拡大はピークを過ぎた言われるようになったのは朗報だな。医療崩壊には至らなかったし、感染経路も1300人を臨時採用して追跡を実施できているそうだし、もう医療機関や介護施設の2万人くらいの人たちがワクチンの摂取を受けたそうだし、今週末までの同居家族以外との交流禁止の命令が解除になるかどうかはまだわからないけど、BC州ではおぼろげながらもトンネルの出口が見えて来ていると思いたいね。