リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

春が来るのは確かだと思うけど世界は・・・

2021年01月14日 | 日々の風の吹くまま
1月13日(水曜日)。☀☀。ゆうべはすごい大風だったけど、目が覚めたら青空で、まぶしい朝日。よしっ、今日も元気で行こうって気分になる(けっこう単純だなぁと思うけど)。バンクーバー島に住む友だちがバルコニーのプランターの土から顔を出しているチューリップの芽の写真をFBに載せたら、「うちはスイセン」、「うちもチューリップ」というコメントが続々。我が家のルーフデッキを見たら、ヒヤシンス、ミニスイセン、ミニアヤメ、ムスカリの芽、そしてチューリップのラベルのあるポットには何とキンギョソウの花。そういえば、7番ストリートのモクレンやクィーンズパークの家々の庭のツツジにも大きな花芽が見える。植物はちゃんと感じているんだろうな、春は近いって。


セージの花を見つけたハチドリ(見えるかな)

けさはBC州政府から、経済復興支援の給付金(BCRB)の審査が通ったので5日以内に振り込み予定というメール。へえ、やっとその気になって申請したのが8日だったから、早かったじゃないの。日本語の掲示板をのぞいたら、追加書類の要求が来たり、申請受付のメールが来たきりで音沙汰なしでまだ入金してないという投稿がずいぶんあったけど、何しろ連邦政府と州政府が給付金や補助金を連発して、どれも頭文字の略称でおまけに似たり寄ったりだから、カナダ在住クレクレ人もどれがもらえてどれがもらえないのか混乱している感じ。(全部欲しいのが本音だろうけど。)まあ、2019年度の所得税申告をしてあるのが第1条件だし、もらうことに夢中で申請要領の説明をよく読まなかったのかもしれないし、社会保険番号の頭の数字で国籍者/永住者か短期滞在者かがわかるので、そんなあたりで引っかかっているのかも。

で、日本は結局のところ外国人の新規入国を「全面停止」することにしたそうで、まさに21世紀の鎖国。でも、江戸時代の鎖国は日本人も出入り禁止だったけど、近代国家ではそこまでやれないので、日本国民は当然条件付きで入国できるそうだから、お得意の水際作戦とやらも「水も漏らさぬ」体制とは言えない感じ。イギリス発の変異種が持ち込まれたりして国民の不安が高まっているからなんだそうだけど、何となく政府も国民もウィルスは外国人が持ち込むと思い込んでいるような印象になってしまわないかな。外野席から見る限りではおもしろい心理だとは思うけど、島国なんだなぁ、やっぱり。

で、アメリカではトランプがとうとう史上初めて2回弾劾決議を食らった大統領になっちゃって、「魔女狩りだ」と息巻いているそうだけど、そういえばアメリカの歴史には「魔女裁判」という暗い1ページがあるんだよね。植民地時代の17世紀末のマサチューセッツでのこと。裁判の中心になったセーラムは周辺の村落との紛争が絶えなかった上に(女性を悪魔に誘惑されやすい罪深い存在と見ていた)清教徒の強圧的な影響が強かったところへ、異常な行動を示す女性たちが現れて、集団ヒステリーに発展したのが「セーラム魔女裁判」。後世になって「異常な行動」はライ麦に発生した麦角の中毒症状だったのではないかと言われているけど、はて、21世紀のアメリカの魔女狩りはリベラルがマリファナを吸い過ぎたせいじゃないかなんて気がしなくもないような感じ。でも、トランプやその支持者のSNSのアカウントを一方的に凍結したり、投稿を削除したりって、何だか習近平が中国でやっているのと同じことをやってるんじゃないのかと言う気がする。だとしたら、アメリカの民主主義はとっくの昔に死んじゃってるってことになるよね。いや、民主主義自体が人類の実験のひとつに過ぎなかったのかも・・・。