リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

壁の内側には何が潜んでいるやら

2021年01月28日 | 日々の風の吹くまま
1月27日(水曜日)。☂❄☂☁。雨だぁと思ったら9時過ぎにべちゃ雪になって、ルーフデッキが一時的に真っ白。ま、すぐにべちゃべちゃになって解けてしまったけど、やぁね。リフォームの作業が始まってから1週間。いつも見慣れていて何とも思わない壁の内側にはいったい何が潜んでいるのか。たったの1週間なのにほんっとにびっくり玉手箱の連続。でも、ワルデマーとステファンがポーランド語で「対策協議」を始めると、まるで外国映画を見ているような感じで、「ニェ」と聞こえたらどうやら「ノー」、「タク」と聞こえたら「イエス」と言っているらしいとわかって来た。カレシがマティニを作っているときに帰りがけのステファンに「乾杯」ってどう言うのか聞いたら、「ナズドローヴィエって言うんだよ」。へえ、何だか歌っているようなすてきな響き。

そんなところへ番外編で飛び出したのが窓下の雨漏り。これで3度目のハプニングで、キッチンの床から剥がしたフローリングでダイニングテーブルの下の2度目の雨漏りの跡を修理しようと思っていたので、まったくあれあれという感じ。10時半に外壁専門会社XTRのラドが来て、入居した翌年の1度目のときからおなじみなので、お久しぶり。膨れたフローリングを見て、外の(下の階の)バルコニーの屋根に出て窓枠とコンクリートの継ぎ目の写真を何枚か撮って、中に戻って来て「かなり漏れているかも」。先々週の嵐はすごい風が唸っていたからねえ。どうやらフローリングを2枚取り替えればいいという単純なものじゃないみたいで、「窓の下の壁を切って開いて、中がどうなっているか調べないとね」。あら、また壁の中のミステリーか。スマホにメモを打ち込んでいたラド、「えっと、ここは02だったかな」。え、うちは「01」なんだけどぉと言ったら、「あ、混乱しちゃった。02も雨漏りなんだよ」。あらまあ。

どうやらお隣さんも同じ嵐で被害が出たようなので、今夜は組合理事会の月例会議だから、そこで対策を協議するだろうと、外壁と床の修理は管理組合に任せることにして、プロジェクトの「やることリスト」から削除。隣では2年前に大きな雨漏り被害があって、管理組合の費用でユニット全体の床を張り替えたらしい。我が家も隣も冬の嵐が真正面から来る方角なので、雨漏りが年中行事になっては困りもんだな。調査を終えたラドが激甚災害の現場みたいなキッチンを見て、「業者の連絡先がほしいんだけど」。あら、お宅もリフォームなの。「奥サン次第なんだけどね」。そこへちょうど良く資材を抱えたワルデマーが来て、初対面の挨拶もそこそこに「スロバキア?」と聞くとラドが「そちらはポーランド」。聞いていると、どうやらそれぞれの出身地が国境をはさんで近くて、かなりの行き来があるらしい。ワルデマーが「リフォーム、声をかけてくれたらいつでもやるから」と名刺を渡して、ラドが退場。何かますます外国映画っぽくなって来たなあ。





トイレ以外はそっくり解体したバスルームでの作業はシャワーブースの再建。今日の「びっくり」はシャワーブースの石膏ボードに防水膜を張らずにそのままタイルを接着剤で張ってあったことと、キャビネットがあった床の隅にタイルがないところがあったこと。タイルが足りなかったのか面倒だったのかは知る由もないけど、すごい手抜きだなあ、もう。ワルデマーが「建築基準法で義務付けてないからね」。そっか、必要最低限で済ませてるんだな。ま、ワルデマーが最高だというドイツ製の防水膜を持って来たので、我が家のシャワーは完全防水。水周り専用の石膏ボードを張るのに、ワルデマーの提案でシャワーの反対側の奥行きのある壁にシャンプーや石鹸をおける棚ができた。マーティンがタイルを全部張り終えて、さて、明日は園芸ルームとバスルームのキャビネットを搬入する日。また忙しいぞ。