リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

森の中のリッチな味覚

2020年06月14日 | 日々の風の吹くまま
6月13日(土曜日)。☁☀☁。ついきのうおととい土曜日だったような気がするけど、また土曜日。電力会社の記録によると、ロックダウン中の電力消費のパターンが通常の土曜日と同じだったそうで、つまり、たくさんの人が時計の目覚ましをオフにして、朝シャワーも省略していたってことか。毎日がウィークエンドだったわけね。

今日の床掃除は先週さぼったモップかけも含めて念入りに。右肩がまだ痛いので、掃除機を無理に動かしてギクッとやらないように慎重に動かすけど、ちょっとごつくて重いからなかなか言うことを聞いてくれない。おりしもガーデニングの季節で、カレシがバルコニーやルーフデッキに出入りするから、箒で掃くと砂ぼこりみたいな白い粉がけっこう集まる。それを掃除機で吸い取ると、ダストボックスの内側に中が見えないくらいにくっつくので、終わって中身を空けたら、内側を除菌ウエットシートで清掃。めったに使ったことがなかった除菌シートは、スーパーの棚にたまたま1つだけ残っていた80枚入りボトルを「残り物に福あり」とばかりに買うのを2回やったもので在庫過剰。それで掃除機とキッチンの生ごみバケツの掃除に使うようになったけど、バルコニーをうろついている蟻んこ退治は新発見の使い道かな。

きのこ屋のマットがシーアスパラガスを採集したとFBに投稿していたので、バンクーバーのファーマーズマーケットに行く途中で「待ち伏せ」していいかとメールしたら、「帰り道に届けるよ」。おお、うれしいっ。シーアスパラガスは別名サムファイアとも言って(ワタシはこっちの呼び名の方が好き)、北海道で秋にサロマ湖を赤く染めるあの「アッケシソウ」。塩水の湿地で育つので自然な塩味があって、調理するのに塩がいらない。こりこりとした食感もいいし、何よりも葉酸やビタミンB類が豊富で栄養満点。寄り道してもらうのに1品だけじゃ申し訳ないので、スプリングポルチーニという巨大なきのこと、袋に入るだけのしいたけをお願いして、代金を振り込み。5時近くになって「下にいる」とメールが来たので、さっそくロビーへ降りて行って(配達は今中まで入れないので)玄関の外で受け取り。ありがとっ!

ほんとにビニール袋にいっぱい詰め込んで持って来てくれたサムファイアことアッケシソウは、袋を開けるとほわぁ~んと潮風の香りがして、子供のころに遊んだ浜のなつかし匂いを思い出しちゃった。マットのおかげでこごみの季節が終わったらサムファイア。巨大なポルチーニは2つに切ってもまだモンスターという感じで、赤黒いようなオレンジっぽいような不思議な色。北米大陸西部が原産だそうでイタリアのポルチーニきのことは親戚の間柄。レシピを探してみよっと。森の中にはリッチな味覚がこんなにもたくさんあるんだなんて、この年になるまで知らなかったな。大自然を大切にしないとね。