リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

仕事で言葉、友だちとおしゃべりで言葉

2020年06月15日 | 日々の風の吹くまま
6月14日(日曜日)。☂☁☀。朝のバルコニーの気温は11度。6月も中旬なのに、何だってこうも低温なんだろうね。おかげで、朝方にはヒーターが入るし、外のトマトは震えてるし、ウォーキングに行くにもフリース裏のジャケット。でも、今ごろは暑くなっているはずのトロントでも20度以下なんだそうで、片や北海道では30度になったりして、やっぱりマザーネイチャーもコロナ狂いしちゃってる感じ。人類のいるところ、どこもかしこもおかしくなってる気がして、自分でも気づかないうちにもうどうでもよくなってしまいそう。心していないと危ない、危ない。

それでも、世の中のことはしばし放っておいて、今日は本気の本気で気合を入れて仕事。(何だか毎日そんなこと言ってるような気がするけど。) それにしても、いつの間にかタイピングの腕がひどく落ちていてびっくり。ワタシが英文タイプを習ったのは高校3年のときで、それ以来、日本でもカナダでもタイプが必要な仕事を転々。オフィスにパソコンが普及するまではタイピングが事務職に必須の技能で、最後の勤め先の会計事務所に上級秘書として入ったときは110ワード(1分あたり、1ワードは5文字)打てて、誰よりも速かったものだけど、パソコンのキーボードになってからはどんどん腕が落ちて、ワープロが登場して、日本語をローマ字入力するようになってからはもっと落ちたんじゃないかな。

英語なら単語のスペルを指が覚えているから、頭の中の言葉をそのまま打てばいいので、スピードは落ちてもリズム感は昔と変わらないんだけど、日本語は日本語キーボードがないので、頭の中の言葉をローマ字スペルに変換してから打つのでめんどうくさい。そのローマ字変換が近頃はなかなかスムーズに行かなくなった感じで、タイピングの腕が落ちたと痛感するのはそのあたりに原因があるのかもしれないな。もちろん、一番大きな原因は指が年を取ったということに間違いないのはわかっているけど、ローマ字は日本語の文字じゃないし、日本語の入力には漢字変換という思考の流れを邪魔するステップがあるから、指がスペルを覚えるなんてことにはならなかったんだろうな。たかがタイピング、されどタイピング・・・。

それでも、ちょうど区切りのいいところで今日の「お仕事」は店じまいして、「タイプよりも早くしゃべれるから電話ちょうだい」とボイスメールを残していたイーディスに電話。写真を送った「うらぶれたバー」の話が弾んで、2人で次々と空想のストーリーを膨らませては爆笑。仕事を引き受けちゃったと言ったら「やっぱりねえ」。でも、夫氏のデイヴィッドも彼の特許技術を扱っている会社に拝み倒されて仕事中だというから、こんなご時世にリタイア組が一時的にも現役復帰というのはやっぱり何かヘンだよねと2人して合点。おかげであれやこれやと延々1時間も長話をして、久しぶりに人心地がついた感じ。ああ、さっぱりしたっ。