リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

非常事態と言うけれど

2020年03月21日 | 日々の風の吹くまま
3月20日(金曜日)。☀☀☀。いやぁ、暖かい。最低気温もあまり下がらなくなったから、バルコニーのミニ温室の保温マットのタイマーをオフ。バルコニーは昼間の日差しでコンクリートの床が温まって、夜になっても気温が地面レベルよりもずっと高めなので、春が何歩か先を行っている感じ。気持がいいから、地下の収納ロッカーに置いてある折りたたみ椅子とテーブルを出して来ようかな。

今日もコロナニュースが続々。今週になって感染者の数がうなぎ上りに増えていて、パブやバーを閉めたのに続いて、レストランは店内での飲食が禁止になって、テイクアウトか出前のみ。従わない店は市条例で罰金。おやおや、これじゃあ再来週に予定していた女子会ランチは延期だな。外出禁止令は出していないけど、人の集まるところへの不要不急の外出は控えるようにと「自粛」のお願い。日用品や食料の買い物や散歩はOK。ただし、店内などでは他の人との間に適切なスペースを保つこと。自粛要請が禁止にエスカレートしているのは、勧告を無視する輩(特に若い世代)が多過ぎるためで、他人と間近に接触するのを避けるべしというお達しを徹底させるために、春休みの子供が集まっていた公園も軒並み閉鎖。「高齢者や持病のある人たちを感染から守るため」だって。

というわけで、コストコのような大型量販店などは人と人の間のスペースを確保するために店内の客の数を制限しているし、買いだめした商品は返品不可。チェーンのドラッグストアやスーパーも品出しと消毒の時間を確保するために営業時間を短縮した上で、開店からの1時間をシニアと障碍者の専用タイムにして「弱者」が必要品を買えるようにしたり、買占め、買いだめで品薄になりがちな商品は1人1個などの数量制限をしたり。おかげでスーパーでは午後3時過ぎに行ってもワタシがいつも買うものはわりと残っていて、少し落ち着きが戻った感じ。朝は行列ができるそうだから、まだ早く行かないと売り切れてしまうっというパニック感は強いみたい。アメリカとの国境を閉鎖してもトラック輸送は対象外なんだけどね。

こういう異常な時は人間が多かれ少なかれ被っているカバーを否応なしに引っ剥がしてくれるんだと今さら学んだ気がするけど、そうそう、ケローナで肉売り場の商品を総ざらえしたカップル。地元の人なので、殺害予告の電話がかかって来るようになって正気に戻ったらしい。謝罪のつもりでフードバンクに10万円を寄付して、買い占めた肉類は転売しないと約束したそうな。コロナウィルスが怖くてパニックになって、家族のための食料を確保しようという焦りで頭がいっぱいだったと言っているそうだけど、買い占めた肉は返品も寄付もしないつもりとか。ふぅ~ん。