リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

スーパーでの爆買い現象を観察してみた

2020年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月14日(土曜日)。☀☀☀。すっごく寒いっ。おまけにすっごい風。夜の間に停電したところもけっこうあるらしい。でも、抜けるような青空を見上げていると気持いいよね。世界中が実質的に鎖国状態に進んでいる感じだから、ここはグローバルに自主隔離とまでは行かなくても一斉にバカンスということにして、ほんのちょっと立ち止まってみるのも悪くはないような気がするし、あんがい早く感染拡大が沈静化するんじゃないかなという気もする。

いつもの時間にスーパーに行ったら、まずキャスター付きのレジかごがない。立っていたセキュリティガードのお姉さんが申し訳なさそうに「今日はものすごく混んでいるので」。へえ。そういえば、カートを押している人がいつもより多いし、子連れ家族も目立つ。今日の買い物は重いものがないからと普通のレジかごを持って、いつもの調子で店の中を回っていたら、おっ、缶詰スープの棚が歯が抜けたような感じで、チキンヌードルスープの列は空っぽ。学校が春休みに入ったものの、相次ぐイベントの中止で子供を連れて行くところがなくて、自宅でランチを食べさせなければならないってことかな。子供がそっぽを向きそうなのはちゃんと棚に並んでいるから、備蓄と言うほどでもないのかな。

トイレットペーパーの棚はきのうに続いてみごとに空っぽ。(となりのペーパータオルやティッシュは普通に並んでいた。)棚に「1人1パック」という紙が貼ってあって、「トイレットペーパーは午後4時入荷」と言う立て看板。でも、その下に「早まるかもしれないし、遅れるかもしれない」と書いてあって、思わず吹き出してしまった。並びたかったら並んで待っててもいいよってことかな。そのときは3時を過ぎたばかりで棚の前で待ってる人はいなかったけど、4時になってどうなったかは不明。何だかなあと思いながら肉の売り場に回ったら、あら、牛挽き肉のあるところが空っぽ。ステーキ肉も鶏肉も豚肉も魚も普通にいつもの量が並んでいるのに、挽き肉だけ売り切れ。

何が売り切れ/品薄で何が普通にあるかを観察しながら店の中を歩いていて、ふとある特徴のようなものがあることに気づいた。つまり、メディアでパニック買いが報じられるのはCostco、Superstore、No Frillsといった激安量販店ばかりだし、Save-On-Foodsで棚から消えているのも安めのをさらに値引きセールしているストアブランドのものがほとんどで、空のスペースの隣には一般ブランド品が普通に並んでいたりする。解釈はいろいろとできそうだし、転売目的の買占めも横行しているのは事実だけど、ほんとにパニックで買いだめしている人たちには良くも悪くもいくつか共通する特徴があるように思う。異常な事態の時ほど人間のいろんな面が表に出てくるものらしい。