リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナで金の卵を産むガチョウをつぶした習さん

2020年03月06日 | 日々の風の吹くまま
3月5日(木曜日)。☁☂☂。また寒くなっちゃった。まさに、「はるぅはなのみぃのぉ~かぜぇのさむさよ~」って感じ。これ、小学校唱歌だったらしいけど、学校で歌ったことあったかなあ。だって、今はどうか知らないけど、北海道の3月の今頃は名のみの春も何もあったもんじゃくて、まだもろに冬のままだったもん。

世の中は相も変わらずコロナ、コロナ。季節性のインフルエンザは、アメリカだけでもすでに1500万人が罹って、14万人が入院を必要として、8000人以上が死んでいるのに、華々しく登場した新参のコロナのおかげですっかり影が薄くなってしまったな。危険なことには変わりないのにね。いくらインフルエンザにはワクチンがあると言っても、受けていない人の方が多いだろうと思うし、そのワクチンだって想定外のタイプが流行したらあまり役に立たないのに、コロナは新しいってだけで世界中がひっくり返る騒ぎで、メディアサーカス(マスコミの過熱)もいいところ。英語に神経質とか、臆病とか、興奮しやすいと言う意味のskittishと言う言葉があるけど、まさにそれ。思考停止みたいな状態で、株価も↓に↑で見ているだけで目が回りそうだし、日本が韓国からの入国を制限すると韓国は対抗措置を取ると言い出すし、もう何となくどたばた喜劇の様相を帯びて来たような感じ。

おかげで世界中で国の経済が大混乱になって、大不況になりそうな感じだけど、中国の習近平にしてみれば、世界を中国の掌中にという目論見はこっぱ微塵になって、面目丸つぶれというところだろうな。だって、ゲテモノ食いを野放しにしていたせいで、世界経済という金の卵を産むガチョウの首を絞めちゃったようなもんだもの。だからカメラの前に出て来なくなったんだろうな。まあ、世界もグローバル化の旗の下で中国を煽てに煽て上げて自分の懐を潤わせようとしていたわけだけど、コロナ騒動のおかげで「卵を全部ひとつのバスケットに入れる」のがいかに危険かと言うことに気がついたんじゃないかな。共産主義もそうだったように、経済のグローバル化も人類の壮大な実験の失敗例ということになるのかもしれない。人間のやることって、ほんとにパラドックスだらけ。

夜になってジェフから電話で「Silverseaがイタリアをルートから外すことにしたと言って来た」との知らせ。なぁ~んかそうなるんじゃないかという予感がしていたけど、やっぱりねえ。ルートを変更して実施するのか、クルーズそのものを中止するのかは今のところ未定だそうで、「情報が入ったらすぐに電話するから、ニュースなんかで見ても慌てないでね」。うん、私たちとしてはSilverseaに下駄を預けることにしていたので、ここはのんびり構えていようっと。それにしても、習さん、ほんっとにやってくれたもんだねえ。