リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナウィルスの怖さを別の角度から見ると

2020年03月12日 | 日々の風の吹くまま
3月11日(水曜日)。☀☀☀。朝日が2枚のブラインドの間から差し込んで来てまぶしい。春分が近いから、真冬には南東だった日の出のポイントがどんどん東に移動して来て、寝室に朝日が差し込むようになったせい。あわてて冬の間しまってあった遮光パネルとカーテンロッドを出して来て、これで明日の朝は大丈夫。

連日どこもかしこもコロナ、コロナ、コロナだったけど、WHOが「パンデミック」と認定したことで、まあピークを迎えたというところかな。人口3500万人のカナダでは、コロナウィルスの感染が確認されたのは103人で死者は1人。一方で今流行中のインフルエンザの感染者数は3万5356人、毎年3500人くらいの死者で、人口が10倍のお隣のアメリカでは死者の数は毎年数万人。世界的には恐ろしい数の人がインフルエンザで死んでいて、さらに、WHOの統計によると毎年125万人が交通事故死(1日当たり3287人)。これだけの人が死んでも交通事故はパンデミックと言わないし、数字の上ではインフルエンザの方が危険なパンデミック。でも、コロナウィルスもパンデミックということは、町を歩けばインフルエンザかコロナウィルスのどっちかにかかる危険があって、運が悪ければ両方にやられるってことかな。ま、その前に交通事故で死んじゃうかもしれないけど。

今日発表された最近の世論調査によると、コロナウィルスが心配と言うカナダ人は53%で前月の39%から大幅増。自分が感染することを心配する人は前月から10%増えて40%になり、55歳以上の人たちが特に心配しているのに対して、若い人たちはあまり脅威を感じていないそうな。でも、連邦政府の対応について49%がよくやっていると評価していて、今のところ唯一の死者が出たBC州では62%が州政府の対応を高く評価。政府からクルーズは避けろとか、高齢者や持病のある人は不要不急の旅行はするなという勧告が出ている中で、旅行に出かけると答えたのは72%で、キャンセルしないと答えたのは18歳から34歳の年齢層で一番多く、キャンセルすると答えたのは女性の方が男性より多かった。

こうやって数字を見ていると、結局のところこの騒ぎはいったい何なんだと思えてくるけど、そろそろみんなコロナ疲れして来たようで、メディアがばか騒ぎをし過ぎるからだという声も聞こえ始めているから、パンデミック認定は正気に戻るきっかけになれるかもしれないな。ほんと、集団ヒステリーの怖さはウィルスの怖さの比じゃないもの。そろそろ理性を取り戻さないと・・・。