リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ローカルのきのこと山菜にばんざい

2020年03月29日 | 日々の風の吹くまま
3月28日(土曜日)。☂☂☁。雨がしとしと降って、何だか寒々としているけど、かえって「不要不急の外出自粛」にはいいかもしれないな。東京でも季節外れの雪が降っているそうで、外出自粛のお願いを無視して秋葉原あたりをうろうろしていたコロナバカもさすがに今日はおとなしく巣ごもりするのかな。あれ、ほんっとにまったく危機感がないんだなあと言う印象。もしかして、国語力が低下し過ぎて「不要不急」の意味がわからないのかな。もしかして「遊びに行く」は外出じゃないと思っているのかな。それとも、漢字の四字熟語だから長過ぎて息切れするのかな。カタカナ文字2つとか3つの略語か、あるいはいっそのこと絵文字にしたらわかるのかな。もっとも、デパートの開店を待っている年寄りの群れなんかを見ると、もしかしたら年齢は関係ないのかなという気もするけど。

今日はダスターでほこりを払って掃除機をかけたら、雨の中をウォーキングをかねてティペラリー公園へ。冬のファーマーズマーケットが中止になってがっかりしていたら、きのこ屋のマット君がFBを通じて「マーケットボックス」なるきのこと山菜の詰め合わせの注文を募っていたので、2500円のところシイタケを500円分追加してもらって注文。他にもニューウェストの客の注文があったからと、市役所となりの公園の駐車場まで持って来てくれることになっていた。家業はきのこ栽培だけど、マット君は袋詰めの乾燥きのこなどの加工製品と一緒に自分で山に入って採集して来たきのこや山菜をマーケットで売っている。(塩味のあるサンゴ草と松茸の粉末調味料は出汁の味を引き立てる逸品。)
 

今日の詰め合わせは、巨大なマッシュルームにヒラタケ、シイタケ、セイヨウイラクサ(ビニール袋入り)、false solomon’s seal(アスパラガス科のアマドコロの近縁種で北米原産)の若芽(手前)、そしてリンゴ(フジ)。マット君とこのシイタケはスーパーでときどき売っている小さくて萎びたようなのと違って、大きくてふっくらした厚みがあって食べ応えがある。イラクサは「ネトル茶」の原料で、前回おっかなびっくりで(指をチクリとやられながら)試して気に入ったもの。刺毛の毒を抜くのにさっと茹でるとほうれん草のような匂いがする。アマドコロの近縁種の名前は「偽ソロモンの封印」という意味で、アスパラガスのように食べられる(アスパラガス科だからあたりまえか)。この時期はいつもこごみはいつ採れるのかと催促するんだけど、「今週はまだやっと出て来たところだったから、来週かな」。メープルブロッサム(ヒロハカエデの花)ももうすぐらしい。楽しみっ。

いつもは4月に始まる夏のファーマーズマーケットは、ニューウェストミンスター市役所や保健機関と相談した結果、出品を食料品だけに限ってネットで予め注文を取るなど、「物理的距離」の要件を満たせる方法を打ち出して許可が下りたので、来週の木曜日から開始。すっかりなじみになったケイラさんも来るかな。農場のあるチリワックでやっている会員制の「野菜ボックス」の販売をマーケットでもやってくれるか、聞いてみようかな。南米でもメキシコでもアメリカでもない、郊外フレーザーバレーのローカル野菜を食べられる季節がやっと来た。うれしいっ。