リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

地球上に人間の数が増え過ぎたせい

2019年09月27日 | 日々の風の吹くまま
9月26日(木曜日)。☂☁☀。ちょっと早起きだったけど、よく眠った感じ。銀行からの「重要な」ボイスメールに返事をしたら、何ときのうのニュージーランドのビザのチャージの真否の確認。料金を払うのに何度もエラーメッセージが出て、結局別々のクレジットカードを使って何とか通ったんだけど、どうやら「オフィシャル」とうたっていてもニュージーランド政府の公式サイトじゃなくて、ETA導入(10月1日施行)の発表と同時に雨後の竹の子のごとく登場した「エージェント」のだったらしい。環境賦課金を入れても5割も余計に払わされたけど、詐欺だという情報が見つからないから、単なるぼったくりか。

気候変動危機で喧しい昨今、モントリオールの18歳の女子大生が「NoFutureNoChildren」(未来がないなら子供は作らない)という運動を提唱したら瞬く間に何千人もの若者が賛同したそうで、ヨーロッパでも若い世代によるbirth strike(出産ストライキ)が注目されているらしい。子供が1人生まれると家族の二酸化炭素の排出量が6倍になるという研究もあるそうで、地球上に人間が増え過ぎたのも気候変動の原因のひとつなんだから、世界的に人口を減らすのは理に適っていそう。いくら環境のために肉食をやめて植物を食べろと言っても、人口が増え続ければ食糧源になる植物を増産する必要が高まって、農地を増やす必要に迫られるだろうし、そうなると水やエネルギーの需要も増えるだろうし、代替肉のような植物性食料は高度な加工食品だから、生産過程が環境や人間の健康に害を及ぼさないとは言えない。植物だって人間にとって安全だと言う保証はないんだから。

でも、子供のいない老後を支える社会制度を整えなければ、将来大きな問題が出て来そう。子沢山の発展途上国のように、老後の保障を期待して子供を作る人も、表立ってそう言わないだけでいると思う。でも、逆に子供がいないとバリバリ働いて稼ぐ余裕ができるだろうから、老後の保障を自分で確保できるかもしれない。あるときパブで話しかけて来たおっちゃんが「子供は何人?」と聞くので、カレシが「子供はいないけど、金はたんまりあるよ」と答えたら、「オレは子供がいて、金がない」と苦笑していた。子育てにはすごいお金がかかるそうだけど、「お金がかかる」と言うのはそれだけのエネルギー資源や物資を消費すると言うことで、結局は気候変動に加担していることにならないのな。

子供を作るかどうかの個人の決定権が奪われる社会にはなってほしくないけど、地球上に人類が増え過ぎたのも確か。子供ができなかったことに今さら感謝すべきなのかな。ま、人類という一生物種が地球よりずっと先に絶滅する可能性の方が高そうな気がするけど。