9月27日(金曜日)。☀☁☂。脈絡がないけど何となく「花金」って感じ。きのうのヒロとのランチがすごくポジティブで生産的だったせいかな。ワタシの人生にまた新しい道が開けて、それがどこに向かっているのかおぼろげながら見えて来た感じで、よしっ、どこまで行くのかわからないけど、行くところ(行けるところ)まで行ってみようじゃないのと言う冒険心がむらむらして来たんだと思う。
それにしても、ワタシの人生って、不思議な海流に乗せられて、いつの間にか思い描いたのとは違う方向に流れるようなんだけど、どうしてかなあ。でも、「極楽とんぼ丸」は嵐に遭っても難破することなく、今も広い海を航行中だから、潮目、潮目で幸運の星が舵取りをしてくれていたのかも。ヒロにも話していたんだけど、ワタシってほんっとに幸運に恵まれて来たと思う。何よりもカナダの水がワタシにぴったり合ったのが一番大きな幸運。義家族が自然にワタシの「家族」になったことが2番目に大きな幸運。この2つの幸運のおかげでしっかりこの地の土に根を下ろせたんだと思う。もちろん人並みに大波を被り、嵐の高潮にもみくちゃにされたときもあったけど、必死でがむしゃらに舵を取って乗り切ったと言う記憶はないのに、極楽とんぼ丸が座礁も沈没もしなかったのは、やっぱり幸運の星か守護天使か、あるいは両方が見守ってくれているからかもしれないね。
今日はArts Clubのウィスキー試飲会があるので、超早めの晩ご飯をして6時に出発。オリンピックヴィレッジのBMOセンターへは電車1本で行けるので、アルコールが主役のイベントにはうってつけ。ダウンタウンでは気候変動に関する抗議行動があって、10万人だかの人で埋まったという話で、郊外に向かう電車は込んでいるかと思ったら、普通のラッシュとあまり変わらなくて拍子抜け。逆にダウンタウンに向かう私たちの電車はほぼがら空き。メインストリート駅に着く前に雨が降り出したけど、しょぼしょぼ程度で、あまり濡れずに会場に到着。Arts Clubのファンドレイジングの一環で参加費は安くないから、いつも少人数。第4回目は第2回で試飲したグレンフィディックの弟のバルヴェニー。
いつものように醸造所の歴史や技法の説明を聞いた後で、12年物2種類、14年物、21年物と順に味わって、煙たさがある14年カリビアンカスクが一番と、珍しくカレシと意見が一致。でも、極めつけは特別ボーナスとして出された14年物のピートウィーク。年に一度1週間だけ盛大にピートを炊くんだそうで、ワタシの舌にはこのとびっきり香しい煙たさは天国の味。絶対に欲しい1本だけど、BC州での発売は12月で今から待ち遠しい。筋金入りののん兵衛になりつつあるような・・・。