リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

こっちを膨らませるとあっちがへこむのが財政

2019年09月04日 | 日々の風の吹くまま
9月3日(火曜日)。☀☀。いろんな人にいろんな新しいことが始まる日。ワタシには関係ないはずなんだけど、何となく気分が引き締まるような(というかそう感じようとしている)感じ。メディアはどこもかしこも新学年の見出しで、「キミたち、残念ながら夏は終わったよ」なんてのがあって、ついくすくす。いつもかけっ放しのラジオ局でも朝のDJがBack-to-school dayのジョークを一席。これはけっこうよくできていて笑っちゃったな。

ママが息子に「学校に行くんだから早く起きなさい」と言ったら、息子は「学校に行きたくない」。ママは「そんなのダメよ」。息子は「でも学校に行くのはイヤだ」。そこでママは「学校に行きたくない理由を2つ挙げなさい」。息子の返事は「ひとつ、生徒に嫌われている。ふたつ、先生にも嫌われている」。ママは「そんなの理由にならないでしょ」。そこで息子が「じゃあ学校に行かなきゃならない理由を2つ教えて」。そこでママいわく「ひとつ、あんたは52歳。ふたつ、あんたは校長先生」。ふぅ~ん、校長先生って、生徒にも先生にも嫌われる存在なのかな。高校時代の校長先生は、当時の人気アニメのキャラクターに似ていたもので、生意気盛りの生徒たちに「オバQ」と呼ばれてけっこう慕われていたけどね。

今日から学校が始まったわけだけど、州の教員組合は労働協約をめぐる団体交渉が調停を経ても膠着状態のままで、ラジオで「子供たちのため、親たちのために戦っている」みたいなアピール作戦を展開中。でも、(賃上げを含む)労働条件の交渉してるんだから、とどのつまりは「自分たちのため」じゃないの?と聞くたびに思ってしまう。だって、教師の増員とか特殊学級の増設とかいった要求が通れば、今だって州政府予算の20%を占める教育支出がさらに膨らんで、固定資産税に大きな比重を占める学校税の引き上げや財政をまかなうための増税となって、結局は親たちにも跳ね返って来るんじゃないかと思うんだけど。素直に「賃上げ交渉」なんだと認めちゃえば、誰だって生活ってものがあるからなあと同情してもらえるかもしれないのに。

政府の財政とか財源とかいうものは、誰かががっぽり取ってしまうと、他の誰かがそれを穴埋めすることになると思うんだけどね。そこでがっぽり取った方ががっぽりと税金を払ってくれれば埋める穴は小さくなるかもしれないけど、自分は穴埋めする側にはなりたくないのが人情と言うもの。ま、せめて気前よくどんどん使ってどんどん天下に回してくれたら、穴埋めする側の懐もちょっとは潤うかもしれないけど・・・なんて。

   
   雲の子供も学校に行くの?