リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人生には抗えない潮流というものがあるのかな

2019年09月01日 | 日々の風の吹くまま
8月31日(土曜日)。☁☀。今日で8月が終わり。つまり1年の3分の2が過ぎてしまったということで、何だかため息が出る気分だなあ。まあ、どれだけ短いものであっても、過ぎ去った時間をああだこうだと言ってみたところで、それこそ時間のムダだと思うから、禅問答の要領で「まだ1年の3分の1が残っている」と考えて、さぁて何をしよっかなぁ。とりあえず土曜日の今日は掃除から。夏の最後の三連休だからみんな出かけてしまったのか、お湯がやたらと熱くて、へたをするとやけどをしそうなくらい。

火曜日から一斉に学校が始まるので、子供たちには夏休みの遊びの総仕上げとも言うべき週末かな。ハーバード大学での研究によると、何でも2ヵ月の長い休みの間に子供たちは休み前に習った算数の2.6ヵ月分(1学年の28%分)を忘れてしまうんだそうな。学年の間の休みだから、宿題がないせいで遊び呆けてしまうのかな。ずいぶんともったいない話。一方で、学年の途中で山のような宿題が出る日本ではネットで自由研究や読書感想文の完成品が売られているんだそうな。ワタシの頃は自由研究なんてのはなかったけど、読書感想文はあって、ある年に母の本棚から適当に『チャタレイ夫人の恋人』を出して読んで、「よくわかりませんでした」という1行だけの感想文を出したら、困った顔をした先生が「読むのは早すぎるよ」。ずっと後になって日本語訳がひどいもんだったと聞いたけど、はて。

翻訳といえば、日本の翻訳協会JATの仲間から「会員登録の更新をしていないのはどうして?リタイアしたと聞いたけど」とメール。5月の初めに更新するはずだったのが、翻訳から足を洗うかどうかを考えているうちに期限を過ぎてしまって、あららと思っているうちにすっかり忘れていたところ。理事に当選して会員事務の担当になったので、遡って登録継続として処理してくれると言うし、最近どうも「外圧」のようなものに翻訳の世界に押し戻されつつあると感じていたので、それじゃあと2年分の会費を払ってJATに出戻り。同世代の同業仲間とは20年以上の付き合いだもんね。

リタイアしたといっても翻訳という仕事から完全に離れてしまうことはできないのかなあとため息をついていたら、FBでつながっている地元の劇作家が、北海道を旅行して投稿したアイヌ民族の芸術文化に関する記事にワタシが同郷のよしみでつけたコメントを見て「メールをくれないか」。おお、彼のデビュー作をワタシの演劇翻訳のデビュー作にと夢を見ていたところ。何だか勝手にどんどん流れて行くようなこの潮流、この際だから乗ってみるかな。