リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

義家族から義の字を取れば普通に家族

2019年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(金曜日)。☂☁☁。は、今日は13日の金曜日。おまけに満月なので、ドラキュラと狼男が喜んでたりしてね。7時半に起きたら、まだ時差ボケ気味の弟夫婦はリビングでテレビを見ていた。おとといレンタカーで空港から来るのに道に迷いながら我が家の民宿にたどり着いたのは午後11時半。朝ご飯は、きのうはアボカドエッグトーストだったけど、今日はいつもの「鳥の餌」とバナナにトースト、コーヒー。カレシとデイヴィッドは旅行に行く前に細かな計画を立てるかどうかで大議論。3人兄弟の長男と三男で7歳離れている2人、昔から議論好きだけど、兄弟仲はすごくいい。

きのうは弟ジム(次男)の誕生日祝いで、ジムの行きつけのパブBrownsに兄弟3人、嫁2人、ジムの現パートナー、元嫁と現パートナー、そして娘が集まってにぎやかにランチパーティ。ランチの後は、ジムの家に兄弟が揃って、しばし子供時代、ティーン時代の遊び仲間たちの消息話。数十年前のバンクーバーのイーストエンドは低所得層やイタリア人移民が多かったところで、兄弟がつるんでいた仲間やその兄弟姉妹はみんな貧しかったり、機能不全家庭だったりで、仰天するようなエピソードが飛び出す。新婚の頃に日曜日ごとに家族が全員集まっていたので、いつの間にか頭の中にでき上がった家族やご近所さんの「関係図」が嫁に来る前の家族史の空白部分を埋めてくれて、2人の昔話はワタシの昔話も同然。

おかげで、今では義家族という意識がなくなって、ジムとデイヴィッドは兄と弟だし、嫁2人とジムの元嫁と今のパートナーは仲良し4人姉妹で、自然な気持でワタシの家族だと思えるのはほんっとに幸せ。これも「来る者は拒まず」主義だったママの影響が大きい。最後にジムが預かっているママの遺灰をどうするかという相談になって、パパのときは遊覧船をチャーターして家族全員でパパがよく行っていた釣り場の海に遺灰を撒いたので、旅行が好きだったのにあまり行けなかったママが好きだったハワイに家族で集まって散灰するという案も出たけど、大人数では日程の調整が難しい。最終的に遺灰を3等分して、それぞれが旅行先の適切な場所で散灰しようということになった。

午後5時、土砂降りの中をニューウェストに帰って来て、そのまま角の向こうのパブに繰り込んで晩ご飯。みんな早寝して元気回復した今朝は、ジュディの妹夫婦の家に移動する2人を昼前に送り出して、民宿は「営業終了」。こんな家族の「養子」になったも同然のワタシって、つくづく稀に見る幸運な「嫁」だと思う。