リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金は生き物だからかわいがってあげなくちゃ

2019年09月25日 | 日々の風の吹くまま
9月24日(火曜日)。☁☀。今日はまず防火設備の点検。基本的に煙探知器が正常に作動しているかどうか確認するだけだけど、法的な義務なのでお断りは不可。万が一探知器が故障している部屋から火事が発生したら168戸全体を危険にさらすこといなるので、防火設備の点検だけは他の設備とは違って法律で義務付けられているわけ。朝ご飯を済ませて待っていたら、9時前にノックがあって、入って来た検査の人が煙探知器にスプレーをしゅっ。とたんにビィービィーと耳を劈くアラーム。我が家は探知器が2ヵ所にあるからよけいにうるさい。探知器を板紙で扇いでアラームを止めて「オッケー」。電池切れで慌てた話をしながら、エリザベスの部屋のも点検して、じゃあまた来年。

銀行のアポが正午なので、ランチは終わった後で同じブロックのサブウェイでサンドイッチをテイクアウトすることに。持って来てという書類を揃えて、道路を渡って銀行へ。2階のオフィスに通されて、経験14年と言うFP氏とRRSPをRRIFに切り替えた後の運用管理の相談。カレシが会計士で州の証券取引委員会にいたと言ったら、ちょっと口調が変わったからおかしくなる。まず、生活費は2人の年金が十分カバーしているし、預金でこの先数年は遊べるし、子供もいないので、2人の余命を考えると資産を増やす差し迫った理由がないと説明。

で、ワタシの年金貯蓄の明細書を見て「全額キャッシュなんですか」。はぁい、ぜぇ~んぶ。カレシのRRIFもまだ1千万円ほどあって、ぜぇ~んぶキャッシュ。預金口座の残高を見て、「本当にすべてキャッシュなんですねぇ」。はい、半分は住み替えしたときの残り、半分は遺産で、金利が上がったら定期に入れるつもりだったので、ぜぇ~んぶキャッシュのまんま。FP氏の脳内計算機がかちゃかちゃ言って、「私がアドバイスできるのは100万ドルまでなので、上のレベルのアドバイザーに引き継ぎたいと思います」。へえ、銀行ではFPのアドバイスの権限範囲が決まっていて、資産の額に応じたレベルのアドバイザーを付けてくれるってことかな。さすが銀行と言うべきか。

ニューウェストの支店まで出向いてくれるからと、その場でダウンタウンの中央支店にいる上級のFPに電話して、明日の午後2時にアポを取ってくれた。帰って来てテイクアウトしたサンドイッチを食べながら、別に必死で貯めたわけでもないのに、何でこうなったんだろうと言ったら、「ママがよく言ってたよ、お金がお金を生むんだって」。なるほど、ないものは増やしようがないし、あると頼まなくても銀行が増やしてくれようとするし、人間が生み出したお金は何とも不思議な「生き物」に育ったもんだと思うな。かわいがってあげなきゃね。