京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

究極の食器

2010年03月21日 06時41分40秒 | モノ


鉄鉢料理を食べに行った目的は、この器に興味があったからです。
この器は、応量器(おうりょうき)とは、 禅宗の修行僧が使用する個人の食器のこと。
梵語はパートラPatra。音訳は鉢多羅(はったら)。
鉢盂(はつう)、鉄鉢(てっぱつ)ともいう。
鉄鉢料理は、この鉄鉢からきている。



もともとこの器は鉄製だったそうです。
だから本当は黒が基本らしい。
朱はちょっと修行が進んだ人用らしい。
僧が托鉢(たくはつ)で食物を受けるのに使っていた。
昔は兜(かぶと)を流用していたなごりかな。



応量器は主に曹洞宗の呼び方で、臨済宗では持鉢(じはつ)、黄檗宗では自鉢(じはつ)と呼ぶそうです。
一番外側の大きな器は、釈迦の頂骨であるとされ、頭鉢(ずはつ)と呼ばれまる。
お粥なんかを食べる時に使う。
頭鉢は特に大切にしなければいけないそうです。
直接口をつける事、粗略に扱う事は厳禁。



外側の曲線がなんともきれい。
こういう器と箱膳なんかと組み合わせるといいかも。



料理をする鍋もヤットコ鍋がいいかも。
ヤットコ鍋ってご存知?
前の首相が使っていた鍋じゃないですよ。
それはヒョットコ鍋じゃん(自分でオチをいうのに疲れてきた・・・)。
取っ手がなくて終われば入れ子状態で収納できる鍋ね。
使うのにヤットコ(ペンチみたいなもの)で鍋を掴みます。



箸袋もなかなかしゃれています。
いつか応量器を手に入れたいな。
チタンでつくるというのもいいかも。



昨晩は、花粉や黄砂の影響かボーッとしていたので、ガツンと京男風麻婆豆腐。
鷹の爪でラー油をつくってから花椒、豆鼓、豆板醤、甜面醤、五香粉、ニンニク3株、生姜大量、ひき肉、木綿豆腐、オイスターソース、仕上げに青ネギみじん切りで仕上げたもの。
汗をかきました。

↓2010.03.21ベランダからの桜。そろそろ蕾が膨らんできました。空が黄色い。


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5 コメント

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 (まさみ)
2010-03-20 10:33:42
実にいい色。
料理を美味しく見せる色ですね。
この形の絶妙の美しさに
日本の心を感じます。


相変わらず
きれいな爪ですね。
感心します。

京都は今日寒いのかしら・・・・
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>まさみさん、こんにちは (京男)
2010-03-20 16:29:31
こういう器いいでしょ。
この器を狙っています。
爪がきれい・・・自覚なしなんです。
ありがとうございます。
もうしわけないですが、この記事は明日の分なのでいったん待機にします。
返信する
美術品のよう (路渡カッパ)
2010-03-21 10:22:22
合理性を追求した結果の機能美なんでしょうが、美しいものですね。
チタンで作ると軍用品のようになりそうですが?(^_^ゞ
箸袋も折り紙状態、泉仙の登録商標がバッチリ見えますね。
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>路渡カッパさん、こんにちは (京男)
2010-03-21 11:36:23
美しいでしょ。
この日は料理というよりこの写真を撮りたかったんです。仕出しではこの器で食べれないし。
チタンは加工するのに難しいかな。ある程度厚みも必要だしね。塗りのものは結構なお値段がします。
今日はものすごい黄砂状態ですね。
外に出るのをためらわれます。

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おはようございます (すー)
2010-03-22 05:36:07
素晴らしいデザインですね。

桜も咲きだしましたね。今年は早いです。
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