京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

土用は夏だけじゃない

2017年07月27日 04時49分55秒 | 風景・和菓子


先日の25日は、土用の丑の日でした。
鰻を食べました?テレビのニュースを見ていると善男善女が恵方を向いて鰻を丸かじりしたはりました。
一番いいのは、下鴨神社のみたらし祭で水に足をつけながら、恵方(北北西)を向いて笑いながら鰻を丸かじりすると効果的かも。
私はしませんけどね。



この土用って中国の昔の考え方。
陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、(余った?)土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。
江戸時代、土用の丑の日に鰻を食べると夏バテしないと平賀源内が考え出した。
なんの根拠もないけど、それらしいですね。
平成の現代でもデパ地下で女性が買うため行列を作っている姿を平賀先生が見たら、さぞや喜ぶことでしょうね。


↑本家玉寿軒「滝つぼ」



※2017年土用
 冬土用:1月17日〜2月3日 (太陽黄径297度)
 春土用:4月17日〜5月4日 (太陽黄径27度)
 夏土用:7月19日〜8月6日 (太陽黄径117度)
 秋土用:10月20日〜11月6日 (太陽黄径207度)


↑みじん羹、白こしあん

一年で一番暑い時期なのかも。
京都市内は、蒸し暑さのあまり笑ってしまうような毎日。
これが京都五山の送り火ぐらいまで続く。
方法はなんでもいいから、上手く身体を誤魔化して乗り切りましょう。


↑塩芳軒「葛饅頭」


↑葛、こしあん

今日は、父親との約束で鰻を食べに行く予定。
最近、父親の食欲に負けて気味の京男であります。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (路渡カッパ)
2017-07-27 10:57:24
美味しい鰻丼を食べたいものです。スーパーで買った鰻はどうもイケません。(^_^ゞ
ここ1日、2日は夜に涼しい風が吹きますね。クーラーが要らないくらいでした。
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こんにちは (すー)
2017-07-27 13:29:06
年に1,2回ウナギを食べる程度では京都の夏は無理ですよね。
>方法はなんでもいいから、上手く身体を誤魔化して乗り切りましょう
そう、誤魔化しながらやり過ごしたいと思います。
返信する
>路渡カッパさん、こんばんは (京男)
2017-07-27 21:58:19
スーパーの鰻を食べると風邪をひかなくなりますよ。
今日は湿度がましでしたね。
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>すーさん、こんばんは (京男)
2017-07-27 21:59:40
確かに京都でしかも、私なんか鰻では・・・無理。
まあ、あっという間に冬になりますよ。
雅満雅満。
返信する

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