さて鞍馬山の続き。
奥の院魔王殿から出発。
大きな杉の木があります。
杉花粉症の人以外は、すごいと思うでしょ。
道沿いのお堂が次々と現れます。
このお堂は、僧正ガ谷不動堂。
この辺は、杉の大樹がそびえ立ち、独特の気が満ちています。
謡曲の鞍馬天狗が牛若丸と出会った所なんだそうです。
牛若丸の剣術を教えたことで知られる。
大佛次郎の『鞍馬天狗』という時代小説の主人公じゃないですよ。
この鞍馬天狗、鬼一法眼(きいちほうげん)と同一視されている。
鬼一法眼とは、室町時代初期に書かれた『義経記』に登場する伝説上の人物。
京の一条堀川に住んだ陰陽師で、六韜(りくとう)兵法という呪術兵法の大家。
文武の達人され、源義経がその娘と通じて伝家の兵書『六韜』を盗み学んだということで有名。
また剣術においても、京八流の祖として、また剣術の神として崇められている。
これは、不動堂の前にある模様。
蓮かな・・・。
このお堂は、義経堂。
源義経を魔王尊の脇侍「遮那王尊(しゃなおうそん)」として祀ってある。
その横にも杉の大木。
実に堂々としている。
まわしもつけてもらってなんだかエラそう。
これがよくでてくる木の根道。
このあたりの岩盤が固く地下に根を張れない杉の根が剥き出し状態。
これを利用して牛若丸が兵法の稽古をしていたらしい。
こういうところはあまり人が通らない方がいいかも。
だんだん荒れてきているように見えるのがちょっと気になる。
大事にしていきたいものです。
今、さかのぼって
記事を読ませていただいております。
もう大興奮です。
ワクワクします。
年に数回の京都の旅が
唯一の「癒し」であり
「贅沢」であり
「遊び」なので
リアルな情報、本当に嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
鞍馬の霊気は
関東の人間には
なにやら恐ろしいような・・・・・
こんな太っとい杉の木なんて、林業しているようなところでもお目にかかれませんよ、実際。
しかもそこに牛若丸や源平記にまつわる舞台が今に残ってる、っていうんですから…。
羨ましいやら、妬ましいやら…。
さかのぼるとかなりの量でしょ。
よくもまあ続けたと思います。
写真がすこしずつましになってくるのがわかるでしょ。
地元視点の実践的な内容だと思います。
まあ、東山近辺が行動範囲なのはご愛嬌。
鞍馬の魔王殿あたりは京都でもエネルギーが強い場所だと思います。
なにを見ても美しい。
歴史と重なってくるから、ひとつひとつに由来が絡んでくるのが京都的かもしれません。
雄大な遠景風景はあまりない京都なんですが、小道具や大道具で得をしているかも。京都人も意外とその良さに気づいていないかもしれませんね。もったいないことです。
義経って良い人材とめぐり合えたのかな?
弁慶もそうですよね、人を利用するのが上手かったのかも(^_^ゞ
義経は、いい人材を引きつける能力はあったのだろうな。でも都会や政治的な駆け引きは、修行していなかったかも。
すれてなかったからドロドロの政治の世界では、だめでしたね。軍師的な人がついていなかった。