京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

京のにしん

2021年03月06日 05時16分09秒 | 
にしんそばって京都らしい食べ物だと思う。
京都市は、海に面していない。つまり昔は、新鮮な魚介類はなかった。
魚だって乾燥保存したものを料理する技術が発達したのです。
にしんそばは、四条大橋近くの南座の所にある「松葉」が初めて作ったそうです。「松葉」の創業は1861年で、当初は芝居茶屋でもともと四条通を隔てた北座にあったが、1882年(明治15年)に二代目の松野与三吉がにしんそばを発案し、南座の一角に場所を移して、屋号を松葉としたのだそうです。
松葉は、他店では少ない冷やしにしんそば、冷にしんおろしそば、にしん丼も提供している。


↑本家尾張屋「にしんそば」


↑シンプルなそばですが、値段が高い!

そう言えば最近「松葉」に行ってない。
もう一つの乾物料理の「いもぼう※」も行ってないな。「いもぼう」は店名ではありません。平野家本店が正式名。
※「いもぼう」は、海老芋と棒鱈の炊合せ
一度、食べに行ってみようかな。


↑かく谷老舗「にしん定食」



「にしんそば」や「いもぼう」は、昔の京都の食べ物だと思う。
乾物を料理するのは、京都の料理がもっとも得意とするジャンルだった。
だから、観光に来られたら食べたらいいと思う。
お豆腐なんかもいい。
お揚げさんを使った料理なんかもいいだろうな。
でも最近、食べたれなくなってきたかな。
料理に手間がかかるしね。どうしてもコストが高くなる。
でも京都らしい味なんです。


↑なにが原因で胸焼けするのだろう?

小さい時は、あまり好きになれなかった。
でも最近、こういうのがいいかもと思い出した。
でも鰊なんかは、食べると胸が焼ける・・・。
なんでやろ?


↑かく谷老舗「都萌そば(天ぷら・にしん」やまかけ)」

この「かく谷老舗」は、小さい時からよく来たお店。
昨日、京大病院の外来を終え、薬が出来上がる間に父親と遅いランチを食べた。
店内が変わっていた。
昔の方が雰囲気やったのに。


↑かやくごはん、単品発注。父親はかやくごはんが好きみたい。

吉田神社の節分の時、年越し蕎麦の出店したはります。
河道屋とかく谷老舗、私はかく谷老舗の方が好きでしたね。
そうやね。近いうちに松葉も行ってみようかな。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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