京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

南禅寺の桜

2009年04月15日 04時11分01秒 | 風景・和菓子


南禅寺も小学校ぐらいの時の遊び場所。
私の小さい時は、観光といってもいまのように盛んじゃなかったかも。
いつもひっそりとしていました。
遊んだ記憶はあるけど、山門に登ったり、方丈庭園には自慢じゃないけど入ったことがない。
いまだにそうなんです。



南禅寺は、臨済宗南禅寺派大本山。
京都五山※の上位に位置する。
日本の禅寺のなかで最も格式が高い。

※京都五山は、南禅寺(別格)、天龍寺(第一位)、相国寺(第二位)、建仁寺(第三位)、東福寺(第四位)、万寿寺(第五位)。京都五山は、臨済宗の寺格、官寺制度なんです。



京都では、禅宗というと臨済宗を指す場合が多い。
時の武家政権に支持されたからでしょう。
同じ禅宗の曹洞宗は地方豪族や一般民衆に広まったのとちょっと違うのかも。



臨済禅ももともとは中国で生まれた。
唐末に臨済義玄(りんざい ぎげん)に始まる。
臨済宗に各派がある。
建仁寺派、東福寺派、建長寺派、円覚寺派、南禅寺派、国泰寺派、向嶽寺派、妙心寺派、
天龍寺派、永源寺派、相国寺派、佛通寺派があります。
なんでこんなに派があるのかは、ようわかりません。







南禅寺の三門(山門)は、日本三大門の一つとして有名なんだそうです。
石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな、春の眺めは値千金とは小さなたとえ、この五右衛門の目からは値万両」と見得をきったのは、まったくの創作。
歌舞伎の並木五瓶作「金門五山桐」でも台詞。
実際は、南禅寺の三門は石川五右衛門の死後1628年の建築なのであり得ない。



このあたりはよく撮影のロケに使われる場所。
テレビとかで観たことがないですか。


嘯月「草もち」


こしあん
この草もち、上品な味でした。


本日(4月15日)朝のベランダからの桜。
昨日の雨で見事に散りました。今年もありがとう!
洛東の桜は、ほとんどこの状態だと思います。
ひょっとして清水寺の地主桜は、いまが見頃かもしれません。
あそこの桜は、一本の木に一重と八重が咲く珍しい桜なんです。
黄桜も見頃かも。
桜の記事は、まだあるんですよ。続きます。
コメント (8)
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