昨日の智積院の続き。
この庭は、「利休好みの庭」と伝えられるらしい。
どの部分をもって利休さんが好んだのかはようわかりません。
この庭園は、豊臣秀吉公が建立した祥雲禅寺(しょううんぜんじ・智積院の前身のお寺)時代に原形が造られました。
その後、智積院になってからは、第七世運敞(うんしょう)僧正が修復し、東山随一の庭と言われるようになります。
築山・泉水庭の先駆をなした貴重な遺産といわれ、中国の盧山を象って土地の高低を利用して築山を造り、その前面に池を掘るとともに、山の中腹や山裾に石組みを配して変化を付けています。
奥行きはあまりないのですが、妙に迫力があります。
この日は観光の人も少なく、とてもゆったりとした時間を過ごすことができました。