京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

利休好みの庭

2007年06月22日 05時15分08秒 | 社寺


昨日の智積院の続き。
この庭は、「利休好みの庭」と伝えられるらしい。
どの部分をもって利休さんが好んだのかはようわかりません。



この庭園は、豊臣秀吉公が建立した祥雲禅寺(しょううんぜんじ・智積院の前身のお寺)時代に原形が造られました。
その後、智積院になってからは、第七世運敞(うんしょう)僧正が修復し、東山随一の庭と言われるようになります。





築山・泉水庭の先駆をなした貴重な遺産といわれ、中国の盧山を象って土地の高低を利用して築山を造り、その前面に池を掘るとともに、山の中腹や山裾に石組みを配して変化を付けています。



奥行きはあまりないのですが、妙に迫力があります。



この日は観光の人も少なく、とてもゆったりとした時間を過ごすことができました。
コメント (4)
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