ＥＵ、難民１２万人受け入れへ…理事会で承認
注目を集めてきたEUの難民・移民問題は、理事会における多数決採決という異例の措置をとることによって、加盟国受け入れ分担義務化が決定されたと報じられております。この問題、これで一件落着となるのでしょうか。
命の危険がある人々を救うことは紛れもない善です。しかしながら、シリア難民・移民問題については、純粋に人道問題では割り切れない側面があります。何故ならば、受け入れ側と移民側の双方において、偽善が垣間見られるからです。受け入れ側の理由としては、ドイツの動機が、必ずしも純粋にヒューマニティーに基づく善意から発しているわけではないことです。ドイツ側の説明によりますと、移民受け入れの背景には、第二次世界大戦時のユダヤ人迫害で傷ついた自国のイメージの回復があるそうです。つまり、”人道国家”としての看板を得たいという名誉欲が、ドイツをして移民の大量受け入れに駆り立てたのです。加えて、好景気を背景とした低賃金労働力の獲得も指摘されております。一方、難民・移民の側はどうでしょうか。難民・移民の映像からも分かりますように、これらの人々は、斡旋業者に高額の密航手数料を支払える中・高額所得層に属しており、シリアでも恵まれている人々とされています。難民ではなく移民であるとする批判的指摘の理由もここにありますが、貧しい人々は、身に危険が迫りながら逃げるに逃げられず、苦境に甘んじております。真に人道的に救うべき悲惨な境遇にあるのは、むしろ、紛争地域にあって難民・移民にもなれない人々です。実際に、ヨーロッパに到着した難民・移民の身なりは比較的良く、高額であるはずのスマートフォンさえ携帯している姿も見られます。これらの他にも、この問題を巡っては、首を傾げざるを得ない側面が少なくありません。
全てとは言わないまでも、偽善は、時にして、善をも破壊するものです。社会の安定や安全もまた疑いなき善でありますので（受入側の国民世論も分かれている…）、双方が偽善に満ちているシリア難民・移民問題の行く末は、深く懸念せざるを得ないのです。
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命の危険がある人々を救うことは紛れもない善です。しかしながら、シリア難民・移民問題については、純粋に人道問題では割り切れない側面があります。何故ならば、受け入れ側と移民側の双方において、偽善が垣間見られるからです。受け入れ側の理由としては、ドイツの動機が、必ずしも純粋にヒューマニティーに基づく善意から発しているわけではないことです。ドイツ側の説明によりますと、移民受け入れの背景には、第二次世界大戦時のユダヤ人迫害で傷ついた自国のイメージの回復があるそうです。つまり、”人道国家”としての看板を得たいという名誉欲が、ドイツをして移民の大量受け入れに駆り立てたのです。加えて、好景気を背景とした低賃金労働力の獲得も指摘されております。一方、難民・移民の側はどうでしょうか。難民・移民の映像からも分かりますように、これらの人々は、斡旋業者に高額の密航手数料を支払える中・高額所得層に属しており、シリアでも恵まれている人々とされています。難民ではなく移民であるとする批判的指摘の理由もここにありますが、貧しい人々は、身に危険が迫りながら逃げるに逃げられず、苦境に甘んじております。真に人道的に救うべき悲惨な境遇にあるのは、むしろ、紛争地域にあって難民・移民にもなれない人々です。実際に、ヨーロッパに到着した難民・移民の身なりは比較的良く、高額であるはずのスマートフォンさえ携帯している姿も見られます。これらの他にも、この問題を巡っては、首を傾げざるを得ない側面が少なくありません。
全てとは言わないまでも、偽善は、時にして、善をも破壊するものです。社会の安定や安全もまた疑いなき善でありますので（受入側の国民世論も分かれている…）、双方が偽善に満ちているシリア難民・移民問題の行く末は、深く懸念せざるを得ないのです。
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政治難民の認定も難しいものがあることは事実です。
独裁政治に対する民主化の要求などで政治犯として当局に追われ生命や人間としての尊厳が脅かされそうな場合においては人道上の措置として難民認定されるべきです。
シリアの難民はブローカーが暗躍しており商売と化しています。
難民の輸送をしているのは・・ISという報告もあります。
メルケル首相は、仲の良いロシアのプーチンにシリア問題の解決を促すべきです。
シリアの混乱は・・アサド政権が化学兵器を使った・・米国は軍事介入を匂わせたものの何もできず、プーチンに主導権を奪われてしまった。
化学兵器を使用したとの情報を得た時点で米軍が軍事介入をしていたら現状は違ったものになっていたかもしれません。
此の件に関しましては・・我が国にも重大な問題があった・・
国連の事務総長の選出で潘基文に一票を投じてしまったのですから。
国会で大立ち回りを演じた馬鹿共の責任は重大です。
国連は集団安全保障体制ですので、こうした事態の収束の為に国連軍を組織し軍事介入によって戦闘行為を止めさせる・・・国際連盟には集団安全保障体制が無かった事が第2次大戦を抑止できなかった事の反省から集団安全保障体制としての枠組みが作られているのです。
国連軍・PKO・PKFも集団安全保障の理念の元にあります。
安保法制に反対する者は、国連脱退を訴えなければおかしい・・というより筋が通らないのです。
潘基文は中東の混乱を収める為に働いたでしょうか。
西沙諸島の問題に関してメッセージを発しようとしましたが・・中国からベトナムが西沙諸島を侵略しようとしていると言えと言われ・・メッセージの発出は取りやめてしまった。
安保理の招集もできず・・
シリアのアサド政権を支えているのはロシアで中国の軍事パレードに参加している・・それだけで国連は何もできなくなってしまう。
安保理を招集しても拒否権を持つ中国・ロシアが拒否すれば何も決定できない・・・
この問題をなんとかしなくてはなりません。
国連の常任理事国をG7加盟国と入れ替え多数決で決定できるようにするだけでも劇的な変化が期待できると思うのですが。
メルケル首相は、ナチスの悪夢に縛られ綺麗事で解決を図る時ではない、プーチン・オバマと積極的に会談しシリアの混乱を収束させる道を模索するべきです。
EU諸国はドイツほど豊かな国ばかりではないのです。
其の上にイスラームからの難民がこれ以上押し寄せますとEU諸国にイスラーム原理主義を掲げるテロリストの流入も許してしまう事となり、テロによる破壊工作・・再び欧州は戦火につつまれ大混乱を引き起す可能性もあるのですから。
潘基文があてにならない以上、米露との協力体制は必要不可欠です。
中国も大量の武器の販売をしていますので中国がネックになるかもしれませんが・・
米露が本気で動き始めれば中国に対する牽制にもなります。
難民の大元のシリアの混乱の収束ができなければ何時までたっても解決しません。
今回の加盟国割り当て義務化については、移民とは表現せず、難民と呼称しておりますので、難民認定の要件を満たしたシリア人のみを対象にするとも考えられます。仮に、救済の対象を難民に絞り込むとしますと、高額の密航手数料を支払ってヨーロッパ諸国に辿りついたシリア人は、一体、どうなるのでしょうか。既に、ヨーロッパ各国の大量の移民が流浪する状況が発生しており、強制送還するにしても、帰国先の安全性も問われそうです。やはり、根本的、かつ、現実的な問題の解決には、シリア内戦の終結しかないのではないかと思います。
あまり関係ないようですが、シリアのアサド大統領は日本人が大好きです。あなたならどうするよ？
この問題、アサドもイスラム国も倒すという男とそれを助ける力があれば、すぐに終わる問題です。
ドイツに武器援助を頼みに来る位の胆力のある人間がいれば、良いのですが。
英雄が出るのは不幸。しかし、英雄が出ないのはそれを越える不幸です。
難民保護も、紛争解決後の帰国を前提として保護するのであれば、然程には問題が無いのでしょうが、難民条約などでは、手厚い保護が約束され、帰化も容易とのことですので、まずは、保護が必要なのか、否か、厳重な審査を行うべきです。また、定住化が受け入れ国側の社会的な不安や反発を招く原因でもありますので、条約の見直しも必要かもしれません。なお、シリア難民の根本的な解決方法は、紛争の解決しかありませんので、日本国をはじめ、国際社会は、軍事的なオプションを含めてISILの掃討など、対策を急ぐべきと思います。
シリア国民は、逃げるばかりで、自国を救うための努力が見受けられません。歴史的な背景もあるのでしょうが、本来、シリア人が自発的に義勇軍を結成し、占領された地域を奪い返すべきです。ヨーロッパ諸国も、こうした試みこそ、支援すべきと思います。