万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

わずか1年で共産主義体制の恐怖を体験した日本国

2010年11月14日 15時46分53秒 | 日本政治
衝突映像、88%が公開すべき 「国家秘密でない」81%(共同通信) - goo ニュース
 最近、雑誌の広告の見出しに、”わずか○年で、高度経済成長時代からバブル崩壊までを駆け抜けた中国”といった意味のフレーズを見かけました。どの雑誌であったのかは忘れてしまったのですが・・・。反対に日本国は、政権交代からわずか1年で共産主義体制の恐怖の一部始終を体験したように思うのです。

 民主党政権が発足した途端、小沢氏による一党独裁、あるいは、幹事長=党書記長の独裁が強まり、選挙の際に掲げていた”開かれた政治”が嘘であることに国民は気付き始めました。共産主義のスローガンが、革命政権成立後には空文化する現象と同じです。党内の醜い権力闘争の末に、仙谷官房長官が小沢氏にとって代わると、今度は、情報統制や言論統制に乗り出し、国民は、政府の隠蔽体質に危機感を持つようになりました。激しい権力闘争と情報の隠蔽も、共産主義政権のお家芸です。しかも、政府は、隣の非民主的な共産主義国家に追従するような外交政策を取るのですから、国民は、憤懣やるかたありません。

 民主党政権は、政権交代を、平和的な手段による”革命”と勘違いし、我が国を、共産主義国家、あるいは、全体主義国家に変えたいようです。内閣支持率の低下は、1年足らずで共産主義体制の欠陥と恐怖政治を味わわされた国民の拒絶反応なのではないでしょうか。

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