草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの用土

2011-02-02 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう栽培に用いられる用土は、栽培環境や管理状況によって求められる性質が変わるため、一概にこれが良いと言えるものではありません。

私の場合、最初は赤玉土(小粒)と腐葉土を6:4あるいは7:3の割合で混ぜたものでした。
その後くん炭を5パーセントから1割程度加えたものになり、さらに小粒の赤玉土と同程度の大きさの軽石あるいは桐生砂、富士砂など粒が崩れにくい用土を1~2割加えたものになりました。

腐葉土に混ざっている木の枝が根腐れの原因の一つではないかと感じるようになり、試験的に取り除いてみると根腐れが軽減されましたが、3袋や4袋の腐葉土から小枝を取り除くのはかなり面倒なので樹皮が主原料の堆肥に変えました。

くん炭、粒状の砂ともに用土の通気性と排水性を向上させて根腐れを防ぐ目的で加えたもので、かなりの効果が見られました。
昨年は砂(軽石など)を加える代わりに水やりの調節で何とかならないものかと考えて試してみましたが、例年以上の暑さもあったのでしょうが根腐れが目立ってしまいましたので、今年は元に戻します。

ここまで自分で混ぜ合わせる用土について記しましたが、さくらそうは園芸店やホームセンターで販売されている草花用の培養土でも、かなり良く育ちます。
ただ、多くのものは水保ちが良いためか葉が大きく育ちやすい傾向が見られました、開花時の鑑賞ということを考えると個人的にはギリギリ許容範囲かなと思いましたが、これは栽培者の好みによって違ってくることです。

草花用培養土と言っても数多くの商品があり、用いられている原料も様々で、価格もピンからキリまでという感じですが、私は10年以上前に安価なもので極端に水はけが悪く植物の成長が著しく悪かったものに当たってしまった経験があり、その後はあまりに安いものは避けています。

12~14リットルで500~600円、20リットル程度で1000円前後のものを数種類試した限りではいずれもよく育ち、私が混合した赤玉土主体の用土ではそれには及ばないかなと感じられるほどの芽や根の成長ぶりでした。

赤玉土と腐葉土あるいは堆肥、軽石、くん炭を用いた用土の場合、比較的価格にばらつきのある赤玉土や腐葉土・堆肥を極端に高くも安くも無いものを選ぶと、概ね14リットルで400~450円程度になりますから、上記の培養土に比べると割安です。
しかし作る量が少ないと材料が中途半端に余りやすいものですし、鉢数が多くなくて用土が5袋以下で済むのならば草花用培養土で良いかなと私は思っています。
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さくらそうの植え替えた鉢の置き場所

2011-02-02 | さくらそう栽培記録〜2011年
画像の棚の下の見えているのは12月に植えつけた鉢です。

用土を準備する前だったので、他の鉢とは違って草花用の培養土に軽石と鹿沼土(小粒)を少しずつ混ぜた用土です。
鹿沼土を使ったのは、その時たまたま赤玉土を切らしていて鹿沼土が残っていた、というだけです。

棚の上段や下段の手前に置いてある植えつけ前の鉢は、土が凍っても霜柱が立っても問題は無いのですが、植えつけ後の鉢では土が軟らかいためか霜柱によって芽が地上に出てしまうことがあるほか、凍ったり解けたりを繰り返すうちに赤玉土の粒が崩れてしまうので、家の南側の棚の下に置くことで多少なりとも寒さを避けています。

棚下は寒さを避けられる代わりに日当たりが悪いので、葉が出てきたらなるべく早く日当たりの良い場所に移す必要があります。
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