草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうという呼び名について

2010-02-19 | ひとりごと
ブログ「庄内の日本桜草栽培日誌」の記事中に、「さくらそう」という呼び方について触れられているのを興味深く読みました。
そこで、以前にも記している事のくり返しとなる部分もありますが、私の思うことを記してみます。

初めにお断りしておきますが、私は学術的な研究をしているわけでも今後それをするつもりでも無く、ただ花が好きで育てていて、さくらそうの花のより美しい姿を見るためにはどのように栽培したら良いか、ということに興味を持っているだけの者です。

サクラソウ Primula sieboldii の園芸品種の総称については、「さくらそう」「サクラソウ」「桜草」「さくら草」「サクラ草」「日本さくらそう」「日本サクラソウ」「日本桜草」など、様々な表記方法があるようです。
上記の例はいずれも「さくらそう」を、ひらがな、カタカナ、漢字で、あるいはそれらを組み合わせて表記したものと、その頭に「日本」を付けたものであり、その数は多いのですが、それほど複雑なものというわけではありません。
もともと「桜草」であったのが、他のプリムラ類が導入されて「西洋桜草」と呼ばれるようになったので、それに対して「日本」と付けるようになった、とも考えられます。

私のwebサイトでは、この植物の風情は平仮名が似合うと考えて「さくらそう」と表記していますが、あくまでも私の感覚による判断に過ぎません。
このブログでもそれを踏襲していますが、平仮名で表記すると文章が読み難くなると感じたために「桜草」「サクラソウ」と記している箇所と、どこかに自生しているもの、いわゆる野生種を示す言葉として「サクラソウ」としている箇所があります。

園芸植物名で、これほどまでに表記の種類が多いものは、私は他に見た事がありませんが、多数混在している現在の状況で困った経験は無いので、どれかに統一する必要性は感じておらず、それぞれが好きな呼び名を用いていれば良いと思っています。

私が用いている「さくらそう」に統一するべきなどと、自分勝手で大それた主張をしようという意思は全くありませんし、そうした考え方は趣味に世界にはそぐわないと思うので、今後もそういった自分の考えを他人に押し付けるような主張はしないよう心がけるつもりです。
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