草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

桜草鉢

2010-02-03 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨日も鉢について記しましたが、今日も引き続き日本桜草の鉢について記してみます。
ほとんどの画像は植え付け後の状態であり鉢の内側が見えないことと、鉢を洗っておらず汚れていることを、ご承知ください。

どうも好き嫌いがはっきりしているらしい私の好みによって書きますので、お読み頂いて不愉快な気持ちになった方がおられたら、ごめんなさい。


「桜草鉢」という名前で売られていた鉢で、色は焦げ茶色と小豆色の中間くらいで、表面は細かい凹凸があり、ザラザラとした感触です。
我が家にある4号鉢では、直径約12.3cm(内径約10.9cm)、高さ約9cmと、「桜草鉢」として普及していると思われる下記の鉢よりも小ぶりで浅めです。
私はゴロ土を入れないのですが、入れる場合にはちょっと深さが不足しそうです。

内側は縁から1cmほどしか釉薬がかかっていないことと、鉢底近くで中央に向けて傾斜が付けられていて水が底穴に抜けやすいためか、土が乾くのが速いように感じられます。
と言っても、乾きすぎて困るほどではありません。

価格は4号鉢が500円ほどで、他に5号、6号が売られていたと記憶しています。
個人的には寸胴型の鉢から選べばこれかな、と思っていますが、購入した店でも5年ほど前から見かけないので、現在入手可能かどうかは不明です。


こちらも「桜草鉢」で、桜草を栽培されておられる方のHPやブログの画像でも、同じような鉢を見かけることがあります。
内側も含めて全体が茶色ですが、全体が均一な色ではなく濃淡のムラがあり、光沢があります。
側面から見ると縁の部分はわずかに厚く、少し下に2本の筋を彫って模様がつけられています。
4号鉢の直径は約13.2cm(内径約11.6cm)、高さ約10.7cm。

この鉢は鉢底の傾斜はきつくなく駄温鉢などとほぼ同じ程度で、内側にも釉薬がかけられているので、土の渇き方はやや遅めです。
私が購入した4号鉢の他に5号鉢も売られており、確か500円前後でした。
確かめた訳ではありませんが、現在でも入手可能だと思います。

試しに1鉢購入しましたが、500円という価格を考えれば仕方が無いかとも思うものの、私には色や光沢などの質感が安っぽく感じられます。
使って眺めているうちに慣れるかと思ったのですが、見れば見るほど好みに合わないという感想しか思い浮かばず、追加購入することはないでしょう。


この「桜草鉢」は以前栽培されていた方から、人づてにお譲り頂いたものです。
さきに記した鉢と、全体の形や色、筋を彫った模様は似ていますが、釉薬を垂らしたような模様が見えます。
5号鉢で、直径約15.1cm(内径約13.3cm)、高さ約12.3cm。
画像でもわかるとおり厚いためか、持ってみると重たく感じられます。

近年購入した鉢と似てはいますが、質感、特に重厚さは比較の対象にもならないと思える程の違いが感じられます。
ただし、これは元々の鉢の違いではなく、長い間使われてきたため、という事も考えられます。

この二種類の桜草鉢には、側面上部に2本の筋を彫った模様が付けられています。
桜草鉢はそれを模して作られたとされる、江戸時代の「孫半斗鉢、孫半土鉢」(私が持っている2冊の本はそれぞれ字が違っていて、どちらが正しいのかわかりませんので、両方記しておきます)にも、書籍に掲載された写真を見れば同じような筋が入っており、それに由来するのでしょうか。
一般的にはどうでも良い事かもしれませんが、私はどうも好みに合わず、この模様は無い方が良かったのにと思ってしまいます。


こちらは「桜草鉢」ではなく、「朝顔鉢」と呼ばれる鉢です。
名前がわからなかったのですが、知人に教えて頂きました。

駄温鉢よりも落ち着いた色合いで、桜草が映えると思っています。
5号鉢の直径約15.5cm(内径約14.1cm)、高さ約10.5cmで、駄温鉢より浅いのですが、桜草栽培には特に支障ないでしょう。

価格を忘れてしまったのですが、駄温鉢の2倍程度だったような記憶があります。
桜草鉢から見れば半額以下ですが、見た目も価格相応と言われればそうかもしれません。
購入した店でもその後見かけなくなりましたが、web上でも違うサイズですが販売されているのを見かけたので、現在も入手可能だと思います。

ほかに山野草などの鉢として有名(?)な、丹波焼の「伝市鉢」にも桜草用として作られている鉢があるようですが、私は見たことも使ったこともありませんので、あるということだけ記しておきます。
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