草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの栽培方法を考える8~増し土

2010-02-04 | さくらそうの栽培方法を考える
増し土とは、さくらそう(日本桜草)の根茎(地下茎)や新しい芽が鉢の土から出てしまった際に、それを覆い隠すように用土を追加することで、その時期は開花時期の前後から葉が枯れるまでの間が多く、桜草栽培について記された書籍や雑誌、展示会などで苗を求めた際に頂く栽培方法のプリント、webサイトやブログなどの多くにも、必要であると記されています。

私と家族の経験を記しますと、増し土の存在を知らず、何もしなかった翌年に花が咲かなかった桜草が、増し土をした翌年には良く咲いたので、大きな効果があって必要な事だと感じ、「何とかの一つ覚え」のように十年ほどの間それを続けてきました。
最近になって、本当に増し土が必要か否か再検証されているブログ記事を目にする機会があり、私も自宅のさくらそうを観察をしてみました。

増し土が必要に見える状態というのは、根茎の先端なのか翌年の芽となる部分なのか私には分かりませんが、丸みを帯びているかやや尖っていて、色は白かピンクもしくは赤いものが地上に出ている場合と、その下の根の付け根までもが出ている場合の二通りに大きく分けられるように思います。

前者の場合は、その後いつしか土の中に入ったのか見えなくなる場合があり、確かにそれならば増し土は不要に思えます。
後者もそのまま観察を続けるべきだったかもしれませんが、多少であっても根が空中に出ているので乾燥が心配になり、増し土をしました。

さくらそう栽培を趣味とするようになって7、8年ほどの私の拙い栽培経験からは、9cmポットなどの小さな容器で栽培した場合は、根まで見える状態になりやすいように思います。
やはり一鉢一鉢観察して判断すべきとは思いますが、その時間がとれないような場合には、花後に小さい鉢には全て増し土してしまう、といった方法も考えられるのではないでしょうか。

増し土をすると、根茎や芽の上の覆土の深さが深くなります。
私のように夏以降の水やりを減らし気味に管理している場合は、根茎が深い位置にあった方が周囲の土の乾湿の差が小さくなり、芽の成長に好影響があるのではないかと想像していますが、それについては今年以降に増し土の有無やその量を変え、観察を続けるつもりです。
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