草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

用土を変えて栽培した桜草

2012-11-16 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今年、用土の種類を変えて同品種のさくらそう(日本桜草)を栽培してみました。
いずれも9cmポットに1芽を植え付け、用土は画像の左から、小粒の赤玉土のみ、小粒の赤玉土と草花用培養土、軽石、くん炭の混合、微塵を抜いた古土と草花用培養土、軽石、くん炭の混合です。

購入した用土を使った、赤玉土のみのものと赤玉土と培養土、軽石、くん炭の混合のものには、ポットと名札も購入後未使用のものを使いました。

植えた芽の大きさや根の長さや数を揃えるのは難しく、厳密には全て同条件とは言えませんが、施肥などは全て同じようにしていますので、ある程度は用土による生育の違いがわかるかと思います。


赤玉土のみで育てたものです。
他の二つと比べると芽が小さく、根の長さも短いです。
右側にも芽ができていた痕跡があるのですが、枯れて(腐って?)しまったようです。

市販の培養土の多くには堆肥や腐葉土、ピートモスなど若干の肥料分を含む素材が入っていることから、追肥を他と同様にしたため相対的に肥料が少なかったと考えられるので、芽や根にはその影響が現れたのかもしれません。

葉が出ている時期に特に気になったのは、土の乾きが早くて水やりが多く必要になることです。


赤玉土と草花用培養土、軽石、くん炭を混ぜた用土で植えたものです。
三種類の中で最も根が長く数も多く、ポットの底までびっしりと根が張った状態でした。
他の二つと違って芽が丸みを帯びて短い形をしていますが、これだけがポットの縁に突き当たっていたためかもしれません。


二年前にさくらそう、前年に他の植物を栽培した古土を篩にかけて約1.5mm以下の細かい粒と微塵を取り除いたものと草花用培養土、軽石、くん炭を混ぜた用土で植えたものです。

これだけは芽が多く増えていましたが、それは植え付けた根茎の状態による違いかもしれません。
根の長さは赤玉土のみのものより僅かに長い程度ですが数は多いです。


状態は違いますが根腐れが見られる3本の根は違う株のものが一本ずつ。
古土を使うとセンチュウによる根腐れが起こりやすいのではと考えて、購入した土のみで植えたものにはポットと名札も未使用のものを使ってみたのですが、どれも少し根腐れしていました。

目に見えてわかる根腐れ部分は取り除いて植え付けたのですが、購入時から少し根腐れが見られた苗だった影響もあったかもしれません。


芽の大きさの比較です。
並び順は先の株全体の画像と同じく左から、赤玉土のみ、赤玉土と培養土など、古土と培養土など、です。
一緒に写っている白いものは幅8mmほどの名札。

9cmポットに1芽植えでもこのくらいには育てられるのですが、芽の大きさ、根の数や長さなどが物足りないと考えるか、これだけ育てば良いと考えるかは、人によって違うことでしょう。
コメント    この記事についてブログを書く
« さくらそうの根茎の異常? | トップ | 乾燥状態の芽を植えたさくら... »

コメントを投稿