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草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

増し土

2014-05-11 | さくらそう栽培記録2012〜2016
昨日、さくらそう(日本桜草)の増し土の作業をしました。
2時間半ほどかけて、5号鉢を11鉢、4号鉢が15鉢、10.5cmポットが41、9cmポットが77、7.5cmポットが10、これで品種もの(野生種含む)の一回目の増し土がほぼ終わりました。
時間が取れたときにやっておかないと時期が遅れてしまうことにもなりかねないので、実生以外は済ませることができてホッとしています。

今後は日常の水やり以外に液肥を1週間~10日に1回施しつつ、再度増し土が必要になった鉢がないか見回ることが必要になります。
我が家のあたりで多くの鉢の葉が枯れ始めるまでの約2ヶ月間、必要な栽培作業を過不足なく続けていくことが、芽の充実(来年の開花)のためには重要なことと思われるので、気を引き締めています。


栽培を始めた頃には、増し土のために余裕を多くとって植え付けたこともありましたが、ここ数年は他の植物と比べて5号鉢で1~1.5cm、4号鉢で5mm~1cm程度、土が少なくなるように植えています(開花見込みサイズの芽の場合)。

例外もありますが、鉢の種類や土の量の違うものを見比べていると、鉢土の深さに余裕があるものほど根茎の地上への露出が少ないような気もします。
例えば5号鉢と9cmポットで栽培しているものを比べると、9cmポットの方が増し土が必要となるものの割合が高くなり、根茎が土の上に飛び出す程度も著しいものが多く見られます。


自分の栽培鉢数を決める要素としては、鉢の置き場所による制約が最も大きいと思われるのですが、増し土を含めて栽培に関する作業を無理なくこなすことができる数を把握しておくことも重要で、生育状態が株によって異なることが少なくないのに全ての鉢を画一的に栽培していると、作落ち状態にさせてしまったり、枯死させてしまうなど、栽培に失敗したと言えるケースが増えてしまうと私は考えています。

そのような失敗を避けるためには、日常的に各々の株(複数の芽を植えている場合、現実的には鉢やポットなどの栽培容器ごと)の生育状態を観察し、どのような栽培作業をすべきなのかを判断してそれを滞りなく行っていく必要があると思うのですが、自分で無理なく栽培できる数をオーパーしてしまうと、目が十分に届かず、管理も行き届かなくなり、結果として失敗も増えることになってしまうのではないかと思います。
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さくらそうの花がら摘み

2014-04-27 | さくらそう栽培記録2012〜2016
我が家でさくらそう(日本桜草)が咲き始めてから3週間あまり経過し、早くから咲き始めた花茎には萎れた花が目立つようになってきたので、昨日、今日はのんびりと花がらを摘みつつデジカメ撮影や実生花の観察をしました。

素手で花がら摘みを始めたところ、指を微かにチクチクと針か何かで刺されるような痛みを感じたので、薄手のゴム手袋を着けて作業を続けました。

これがアレルギーなのかどうかは私は検査を受けたことがないので分かりませんが、数年前から時折同じような感じを覚えるようになったので、用心するに越したことは無いと思っています。
(体調によって変わるものなのか、いつもそう感じるのではなく、素手で触れても何ともないときもあります)

かぶれやすい植物として有名(?)だったプリムラ オブコニカも品種改良が進められた結果、近頃ではかぶれにくい品種が多くなっているようです。
そのことを考えてみると、仮にアレルギー症状だった場合、さくらそうでも品種によって違いがあるのかということに興味がありますが、自分でいろいろな品種を触って実験する気にはなりません(^^ゞ




サクラソウは葉にも花茎にも細かい毛のようなものが生えています。
アレルギーではなく、これが指に触れたことによる痛みだったとしたら良いのですが、トゲのように硬くはなさそうなので、その可能性は低いのかもしれません。
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寄せ植えの鉢と落ちた花

2014-04-24 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今月初めに画像をアップした実生のカエデと寄せ植えにしてみたサクラソウが開花しました。
この鉢の置き場所の日当たりが良くないために徒長しているのですが、花茎がカエデの枝葉に引っかかっているおかげで雨に当たっても倒れませんでした。


早くから咲き始めた花は咲き終わり、花冠が落ちているものがあったので、水に浮かべてみました。
挿し木をするときの水切り水揚げなどに使っている小さな鍋のような容器に水を張ったのですが、桜草鉢と同じように濃い茶色や黒っぽい色の容器の方が、より花が引き立って見えるかもしれません。

サクラソウの花を見ていると、花冠が萼に付いた状態で萎れてくるものと、萎れる前に落ちてしまうものがあります。
風雨の影響で落ちてしまうことが多いのかもしれませんが、萎れた花が多く目立つ花茎もあるような気もするので、もしかしたら品種によって落ちやすさには差があるのかもしれないとも思います。
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今年もそろそろ見頃の時期に

2014-04-20 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今年我が家でさくらそう(日本桜草)が咲き始めてから2週間ほど経過しました。
上の画像は家の東側に置いているポット植え株で、まだ蕾の品種もありますが、見頃に差しかかってきたように見えます。


同じようなポット植えでも、北西側に置いたものはまだ開花した品種の方が少ない状態です。
先の画像の東側のものと比べると、およそ一週間くらい遅れているように見えます。


4~5号鉢植えのものも咲き進んできたので、外から見える場所に置いた棚に並べてみました。
今年知人から頂いたばかりの品種などは、念のため庭の奥の方に置いています(^^ゞ
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さくらそうの開花・2014

2014-04-10 | さくらそう栽培記録2012〜2016
開花したさくらそう(日本桜草)が毎日少しずつ増えてきています。
上の画像は5号の鉢と10.5cm、7.5cmのポットを置いている場所です。

家の南側の窓の前に鉢を置いているので、後ろ側(画像の右上方向)からは日光が当たらず、株全体も花茎も手前側に傾くように成長してしまいます。
花茎が伸び始めてから2、3日おきに鉢の向きを変えておくと、それほど傾かなくなるのですが、今年は4芽とも花茎が上がった鉢だけにして、3芽しか咲かないような鉢は向きを変えずそのままにしています。

葉を傷つけないように注意して鉢を回すのが面倒だから、というのもその理由の一つですが、室内の窓辺で冬越しさせる洋蘭の栽培方法で、効率良く日射しを受けて光合成できるように傾いて成長しているので、見た目が悪いからと逆向きにするのは良くないと書かれているものを以前に読んだ記憶があり、確かにさくらそうでも見映えを気にせず向きを変えずに栽培したポット植えの株の方が作柄が安定しているようにも感じられるので、今年は陶器鉢のものでも試してみることにしました。

趣味として栽培するからには、見た目の美しさも重視すべきなのかもしれませんが、相手が生物である以上、人間の都合でいじり過ぎるのは良くないのかな、と最近になって考えるようになりました。

大輪の菊やバラなどのように品種改良が進められた結果、野生種とはかなり姿形が変わり、ある意味人工的な美しさを感じさせるような花とは違い、さくらそう(日本桜草)の園芸品種には、多少なりとも野生種の面影を残した花が多く存在しているように私は思います。
これは完全に個人の好みの問題ではあるのですが、そういう桜草のような花の場合は花茎が少々傾いたり曲がったりしていても、鑑賞価値が大きく低下するものとは思えません。


家の東側に置いているポット植えのものです。
葉が出始めるのと蕾が見え始める時期は早いのですが、その後は西側や南側に置いたものに追い越され、開花はやや遅めになります。


これも同じようなポットですが、家の北西側に置いているものです。
直射日光が当たる時間が短いので、他の場所よりも葉柄が徒長してしまいます。
画像では葉色が黄緑色っぽく見えますが、撮影した時間による光の色の違いの影響を受けたもので、実際には他の場所と変わりありません。

ほとんどが9cmポットに1~2芽植えですが、4~5号鉢に植えられる数にも順調にいけば1、2年で増やせるので、将来栽培できる数が増える時が来たとしてもそれほど時間を要さずに増やすことができると思います。


家の西側の道路沿いの場所に置いた実生苗のプランターやポットにも少しずつ花数が増えてきました。
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品種ものの桜草も開花間近に

2014-04-04 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今日、実生株が開花しましたが、少し遅れて品種ものも咲き始めそうです。
20日ほどの間に急速に成長した影響もあるのか、例年より花茎が短いようにも見えますが、咲いてからも伸びてくるはずなので、最終的には平年並みの草姿になるのかもしれません。

上の画像は'大明錦'、下の画像は'薄蛇の目'の蕾で、今日撮ったものです。
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カエデとサクラソウを寄せ植えにしてみた鉢

2014-04-01 | さくらそう栽培記録2012〜2016
実生のカエデ(モミジ)と品種名不明のサクラソウ(野生種の'野辺山'に似た花)などを植えた鉢です。
もとは別々の鉢で育てていましたが、昨年植え替えて一鉢にまとめました。
この桜草は、試しに浅めの鉢で何年か栽培を続けていたものです。


大小混ぜて5芽ありますが、2芽に蕾が見えてきました。
さくらそうにはまだ早いと思われる9月末の植え替えでしたが、今回は悪影響は無かったように見えます。

さくらそう(日本桜草)は、1品種ずつ鉢に植えて栽培するのが理想的なのかもしれませんが、それだと我が家の場合は栽培スペースの都合から、多くの品種あるいは野生種を集めるのが難しくなってしまうので、何とか他の植物と一緒に栽培できないかと試しています。

どんな植物と組み合わせても大丈夫という訳にはいかなくて、相性の良し悪しがあるように感じられますが、これからも少しずついろいろな植物で試してみたいと考えています。
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蕾が見え始めたさくらそう

2014-03-29 | さくらそう栽培記録2012〜2016
数日前に我が家の近くでもサクラ('染井吉野')が咲き始めました。
暖かくなってきて、さくらそう(日本桜草)の葉の成長も進んでいます。

上の画像は我が家で栽培している園芸品種の中で今年最も早くに蕾が見えてきたポットです(品種は'唐船')。
ただ、家の東側に置いているポットなので、南側に鉢を置いた品種の方が開花は早くなるのかもしれません。


他の品種や野生種も葉がほぼ出揃いました。
未だに葉が出ていないのは、根腐れが著しく、生き延びてくれるかどうか微妙な状態だった芽です。

いろいろな事情があって、先週末に一度だけ施肥(1000倍に薄めた液体肥料)をした以外は最低限の水やり以外に手入れらしいことは何もしていませんが、それでも例年とほとんど変わらずに育ってくれているようです。
もしかすると、例年のように花をゆっくりと見ることはできないかもしれませんが、何とか少しでも良い状態の芽が育ってくれるように栽培したいと思います。


昨年交配~播種した実生苗にも、蕾が見えてきたものがあります。
これは野生種の'田島ヶ原中州'x'塩尻'の交配のもので、早い時期から移植をして大きく育ってくれた株です。

この交配は蒔き過ぎたので、多くの苗は蒔き床にしたプランターの中で過密状態です。
そうした小苗は開花した実生苗を処分して空きスペースができたら植え替えをして、来年の開花を目標にして栽培したいと考えています。


これは昨年開花した一昨年播種の実生で、桃色の花に白い筋が現れていたので残しておいた株です。
見たところ絞りの模様とは違うようで、固定した性質ではない一度限りの現象のような気もしているのですが・・・
葉は毛が多めで今頃の時期はやや青みがかって見え、園芸品種でいうと'駅路の鈴'や'梅が枝'と似たような感じがします。

同じ交配の株には根腐れがひどいものが目立ったのですが(根茎の一部と大きな芽までもが腐っていたものも)、これは順調に育って芽数も増えていて、今日の時点で蕾が見えてきたものだけでも10芽ほどあります。


これも昨年開花の実生株ですが、濃い桃色~紅色花が多く咲いた交配の中で唯一白花が咲いたものです。
芽が小さく、今年は咲かないかと思っていましたが、蕾が出てきました。
日当たりが良くない場所に置いてしまったので、葉が徒長してしまっています。
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さくらそうの植え替えほぼ終了

2014-03-01 | さくらそう栽培記録2012〜2016
この画像は、さくらそう(日本桜草)の'濡燕'をポット1つに植え付けて残った芽です。
植え替えをするために水やりを控えていたので根が乾き気味です(^^ゞ

この品種は我が家では根腐れしていることが多く、今年も根は結構ひどく腐った状態でした。
しかし、そんな状態でも芽は大きく育ってくれるので、性質自体は強いと言えるのかもしれません。
どうやらこの品種は芽が大きくなる性質があるらしく、上の画像の芽だと左側が開花見込みで右側は咲かないはずです(品種によってはこのくらいのサイズでも咲いてくれるのですが・・・)。

好きな品種なので、5年以上続けて5号鉢に植えていましたが、外見は同じような芽を選んで植え付けても芽出し時期にばらつきが出やすく、1芽だけ早く咲き始めたり遅くなったり、花茎の長さに差があったりと、一度も4本の花茎が揃って咲いてくれたことはありませんでした。
それは私が栽培下手というのが原因かもしれませんが、一昨年から少しずつ5号鉢を減らしていることもあって、今回は10.5cmポットに植えました。

だいぶ遅くなってしまいましたが、今シーズンのさくらそう(日本桜草)の植え替えは上の画像の'濡燕'2芽を残すのみとなりました。

この画像は5号鉢を置いている棚で、棚板の空きスペースに10.5cmと7.5cmのポットも置いています。
今年の5号鉢は、この棚に8鉢、他に3鉢の計11鉢、それとは別に実生株を駄温鉢2鉢に植えました。


こちらは4号鉢を置いている場所の一角です(手前に1つだけ5号プラ鉢が混ざっていますが・・・)。
4号鉢は14鉢、100均の5号プラ鉢(桜草鉢や駄温鉢の5号よりも小さい)が1鉢です。


育苗箱に収めたポットです。
昨年は全て9cmポットで24ポットが多かったのですが、箱の短辺方向に若干余裕があったらしく、何度か箱ごと持ち運んで置き場所を変えたりするうちに箱の縁とポットの間に隙間ができていたので、今年は10.5cmポット5と9cmポット18、という組み合わせにしてみました。

育苗箱は4箱ですが、他の植物の鉢の間などにも場所を見つけてポットを置いているので、数え間違えていなければ実生の分は除いて10.5cmが22、9cmが77、7.5cmが13ほど。


購入した苗が名札違いだったものなど品種名不明のものは一種類ずつポットに植え付けるのは止め、実生の樹木を育てている鉢の隅の方に植え付けてみました。

これで少しですがポットの置き場所に余裕ができ、特に自分の好きな品種などに予備のポットを作ることができました(小~中輪の花が好きなので'北斗星''白蜻蛉''緋の袴'野生種を少々、私はなかなか良い状態に育てることができない'緑竜'、花が大きめな品種では'桃の里''夜半の月''玉珊瑚'など)。
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出始めたさくらそうの葉

2014-02-19 | さくらそう栽培記録2012〜2016
家の西側の道路沿いの日当たりが良い場所に置いた、さくらそう(日本桜草)のポットから葉が出てきました。
この場所は例年芽出しが早く、1月下旬や2月上旬に葉が出る株があることも珍しくないのですが、この冬は寒い日が多いためか少し遅いように思われます。


どちらの画像も昨年開花した一昨年播種分の実生株ですが、根茎の先端が腐ったようで、生き残った部分に小さな芽がいくつもできている状態だったものです。

この、通常は最も大きな芽ができるはずの根茎の先端部分が腐る現象は実生株に限らず品種ものも含めて、夏の間も家の東側と南側に置いていた鉢やポットに多く見られ、北側に置いていたものにはほとんど見られなかったことから、南関東では日当たりが良い場所で遮光無しの状況での夏越しは難しくなってきているのではないか、という気がしています。


これも実生株の小さな芽ですが、根茎が腐っていたものではなく、大きな芽を別の鉢に植えた残りの小芽を植えたポットです。
場所が無いのでほとんどの小芽は植え付けずに処分してしまいましたが、これは2011年播種の'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配で濃いめの紅の花色がちょっと気になって残しているもので、万が一の予備としてポットに植えてあります。
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