冬霧のまきて沈みし柴の庵灯かり洩れきてそまびと籠もるか
枯れはつるみ山に降りし雪の花ともに語らむ冬ごもりして
しずかなる庵の庭木にしぐるるは心に染むる冬の雨かな
冬枯れの木葉もちりて埋もれし侘しき庵を訪ふ人もなし
物書きの冷ゆる寒夜の庵わびし
冷たくしずかな冬の雨に冷え冷えとした居間にひとり読書し、物書きを
楽しむ祖谷の夜は鹿鳴が微かに聞こえ、耳を澄ます
枯れはつるみ山に降りし雪の花ともに語らむ冬ごもりして
しずかなる庵の庭木にしぐるるは心に染むる冬の雨かな
冬枯れの木葉もちりて埋もれし侘しき庵を訪ふ人もなし
物書きの冷ゆる寒夜の庵わびし
冷たくしずかな冬の雨に冷え冷えとした居間にひとり読書し、物書きを
楽しむ祖谷の夜は鹿鳴が微かに聞こえ、耳を澄ます