松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

保護者の学習ボランティア

2009-12-29 17:39:59 | Weblog
【かけ算の点検をしてくれる学習ボランティア】


 日本の学校でも授業の中に保護者の学習ボランティアが入るようになった。生活科や総合的な学習の時間では子どもたちの安全保持のために、また、高学年の家庭科の調理や裁縫実習なのである。最近では、他の教科でも学習ボランティアとしてお手伝いしてもらっていることが多い。例えば国語や算数のドリル学習の点検、体育では持久走のタイムや縄跳びの回数をとることなどである。
 十数年前、私は欧米の学校の幾つかを訪問する機会があった。そのとき、教室に何人かの保護者がいて、教師の学習指導の補助をしていた。それを見聞きして(ああ、日本でもこのように保護者の方が学校に入ってくれるといいな)と思ったことがある。今は、日本の学校もそれに近いものになった。よいことである。
 保護者が学校に入ってもらえることは、学校にとっても保護者にとってもいくつかのメリットがある。あげてみよう。
○ 子どもたちの学習の効果を上げることができる
○ 子どもたちの安全の確保ができる
○ 保護者の方の学校理解や子ども理解につながる
○ 保護者の方が、学校の味方になってくれるようになる
○ 保護者の方の生き甲斐につながることもある
○ 子どもたちが大人との対応ができるようになる
○ 保護者が教室に入るだけでも、教室が新鮮になり楽しくなる
○ その他
 教師も保護者も忙しいが、互いに子どもを育てるということで力を寄せ合うことが大切であると思う。