松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

通信票を渡す

2009-12-26 10:52:57 | Weblog

 2学期の終業式の日も子どもたちは通信票をもらいます。子どもたちは顔には出しませんが、通信票の成績はどうなのか、胸の内はドキドキハラハラなのです。 私の入っている初任の先生も教室で通信票を渡しました。教室の前の方で、一人ひとりを呼んで通信票を指さし、学習や生活のことを褒めながら、また、頑張りをうながしながら、でるだけ明るい顔で、温かい言葉を掛けながら手渡していました。
 1学期の時と同じように、通信票をいただいた子どもたちは、にこっと笑ったり、ちょっと戸惑った顔をしたりして自席に戻り、そうして再びゆっくりと通信票を見るのでした。通信票の目的は、学習や生活等の様子を受け取る子どもや親の気持ちを考えながら、その状況をきちんと伝えなければなりません。それだけに先生は、通信票をつけるときにも、子どもたちに手渡すときにも神経をつかうのです。