松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

国語の授業(物語文)の基本的な流れ

2009-10-24 20:47:02 | Weblog
 

1 本を読む

2 新出漢字、読かえ漢字、難しい語句の学習をする

3 段落に番号を付ける、場面を分けタイトルを付ける

4 登場人物の確認をする

5 感想を書く、問題をつくる(時間によっては感想は省いてもよい)
○ 子どもたちが問題をつくる
○ 当然、教師としても問題を考え、答えを持っている

6 全員がつくった問題から、学級問題(共通問題をつくる。教師からの問題も入れてよい)
○ 追求に値する問題にする
○ 文章中に根拠があるものがよい
○ 話し合って最初のイメージが変わるのがよい
○ 選択や対立ができるのがよい

7 学級問題について、ノートに自分の考えを書く
○ 全員に何らかの考えを持たせることが大切である

8 一斉授業で、学級問題を話し合う
○ 全員参加ができるように常に考えて指導する
○ 答えに選択肢のあるものをあげる。できるだけ選択が対立するものにする。
○ 教科書に根拠(証拠)のあるものがよい
○ 文を分けたりして思考させる
○ 言葉の意味を理解する(文脈から予想、辞典を引く、短文づくり、身体表現、黒板に絵や図を描くなどして考える)
○ 助詞、接続詞、指示語などにも注目させる
○ 子どもの思考が停滞したり、行き詰まったりしたらペアやグループで考えさせる
○ 「聴く、話す、反応する」を徹底する
○ 机の配置を考える

9 音読から朗読へ、朗読から総合的な表現へ 

10  ドリル学習、テスト

※上記は簡単な流れである。時間があれば、1~10の間に教科書の文を視写したり、粗筋を書いたり、感想を書いたりする。
※登場人物の気持ちや情景を話し合ったりする授業では、ほとんど同じような考えが出るだけで、ディスカッションにならない。語句や文章にもあまり着目する必要がない。従って、国語の力はつかないし、子どもの思考力も育たない。教師の力もつかない。