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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

3/23予算特別委員会 第9日 教育費 質問 (使用時間50分、残9分)

2009-03-23 23:00:00 | 財務分析(予算・決算)

3/23本日、教育費の質問を50分行いました。
3/19第8日に土木建築費92分行いましたが、先に、教育費の報告を致します。

扱ったテーマは、9つありました。

******以下、質問内容を記載いたします。質問予定原稿からつくっていますので、若干本番と異なります。**********

テーマⅠ観光検定と教育委員会資料
 中央区観光検定 公式テキストブックがあるが、中央区教育委員会資料『文化財めぐり』を、テキスト購入者には、配布できると、学習効果が高まる。
 中央区教育委員会資料『文化財めぐり』は、写真をふんだんに使い、コンパクトに内容が集約されており、中央区の文化財・名所等を理解するのに非常によい資料である。

テーマⅡ学校の改修/学校のバリアフリー化
①小学校施設整備計画
 この予算特別委員会までに、間に合わせて、計画を議会に提出すべきであると考える。
 これに限った話ではないが、区の重要な計画が、予算特別委員会では出されることなく決められていく傾向にある。

②小学校・中学校のバリアフリー化
 エレベーター設置など、バリアフリー化が、何よりもまして急ぐべき課題ではないのか。
 現在、エレベーター設置は、晴海中学校、日本橋小学校、月島第三小学校のみである。
 副籍制度も開始され、特別支援学校に通う障がいのある子が、地域の学校にも通う制度が導入されてきており、学校の建て替えを待つなどとは言わずに、早急にバリアフリー化を進めるべきである。

③中央小学校の改修計画についての確認事項
)現在の中央小学校の耐震性は、大丈夫か。

)児童数・学級数の予測
 平成25年度まで、全校で6学級(一学年一クラス)のままの予測であるが、将来的予測は、どうなっているのか。

)学童やプレディ
 この地域には、学童もプレディもない。改修に合わせて、設置を検討すべきでは。

)小学校と隣りの鉄砲洲児童公園の間にある区道
 小学校の校庭が狭い。区道廃止も視野に入れて、地元とも協議し、子ども達のために校庭を広く取れるように工夫していただきたい。

)耐震性、児童数・学級数予測からして、プールと講堂を中心とした部分を建て替えることで対応できるのではないか。
 全部建て替えは必要なのか。

)建て替えの間の明正小学校との一つの敷地に二つの学校を置くことについて
 建て替えの間、明正小学校の敷地に、中央小学校もおくことで、一つの敷地に二つの小学校が存在することになる。
 このような例は、全国に存在するのか。もし、存在するのであれば、その例から、この制度をうまく機能させる上で、学ぶべきことは何か。


テーマⅢ障がいのある子、特別支援の必要な子の教育
①新しく導入する学習力サポートテスト
 念のための確認であるが、新しく導入する中央区独自の『学習力サポートテスト』は、障がいのある子、特別支援の必要な子達の個々の学習の課題を見つけ、その向上に役立てることができるものなのか。

②スクールバス/コミュニティバス導入にあたり
 現在、日本橋地域から、月島第二小学校・明石小学校の特別支援学級、月島第一小学校の通級学級へ、子ども達が通う現状がある。
 この度、スクールバス/コミュニティバス導入にあたり、障がいのある子、特別支援の必要な子の通学へ、どのような配慮をしたのか。

③障がいのある子、特別支援の必要な子の早期発見・早期対応について
)実際に区民からの声
「初めてメールします。私の息子は現在4歳3ヶ月で1歳の頃から中央区の認証保育所に預けています。1年位前から発達の心配が感じられたのですが、そこの認証保育所では臨床心理士が忙しいとの理由で数ヶ月に1度の割合でしか巡回してなく、最近巡回に来たのは半年以上前とのことです。検査や相談をお願いしても実際にその日程調整はしてもらえず、返事もありません。そこで個人的に相談しようと中央区福祉センターの相談窓口に問い合わせたら、電話の相談だけでも数ヶ月待ちの状態で全く相談出来ません。(2月に電話した時に、相談は4月以降になるのでそれでもよければ相談に乗るとのことでした。)まず話をしてもらえるまでに最低2ヶ月待ちです。検査を受けるかどうかも臨床心理士の相談を受けてからということなのでいつになることやら。予約も取れない状況です。小学校入学まであと2年。この2年で普通学級に入れていいのかどうか。あるいは療育等を受ければ伸びるのかどうか・・・。それらの見極め等をしなければならないのに、相談どころか全く診てもらえない状況です。なので診断も何もされていない状況です。早期発見・早期治療が出来ないのが現在の中央区です。区の体制が現状のキャパに合っていないとしか思えず、何とか対応して頂きたいと存じます。非常に困ってます。この現状を中央区ではどうお考えなのでしょうか?」
 うまく対応できなかった例と考えるのか、氷山の一角の例と考えるのか?
 ここで、指摘されているように、「早期発見・早期治療が出来ない」ことや、「区の体制が現状のキャパシティに合っていない」のではないか。

)教育相談員の派遣
 ここで、指摘されているように、認可保育園、幼稚園、小学校へは、教育相談員が派遣されているが、認証保育園へは派遣がない。
 派遣すべきであると考えるが。
 また、同時に、プレディや学童でも、特別な支援を必要とする子の対応に苦慮する例があるかもしれないが、相談できる体制の整備として、教育相談員の派遣を考えるべきではないか。

)相談のトリアージ
 この相談の方のように、どのような内容なのか、実質的な相談に入る前に、相談内容の確認だけでも、受ける対応を区はすべきではないか。
 相談のトリアージはされていないのではないか。

)相談体制のキャパシティを改善するには
 現在、特別な支援を必要とする子の対応の機能が分散している。少ない人的資源を有効に活用するためには、機能を一元化する必要がある。
 このことは、新たに策定される『第三次福祉保健医療計画』には、「現在、就学前における障がいのある子どもの相談窓口は、「保健所・保健センター」、「子ども家庭支援センター」、「福祉センター」、「教育センター」がそれぞれ担っているが、保護者が安心して継続的な相談支援を受けられるよう、障がいのある子どもの相談支援の中核となる区の組織の設置と、あり方について検討する。また、子どもにとって適切な就学について、保護者と教育関係者が早い段階から相談できる体制を整備する。」と書かれており、早急に検討すべきである。


テーマⅣ教育振興基本計画の策定
①この計画の検討会は、公開か?

②パブリックコメントは、実施するのか?

③どのような内容をもりこむのか?
 私は、盛り込むべき内容としては、
*小中一貫教育のあり方
*区独自の教員採用について
*生涯教育のあり方について
*幼保一元化のあり方について
*障がいのある子、特別な支援を必要とする子の幼稚園・保育園―小学校―中学校―高等教育、就職までの切れ目のない一貫的な教育と支援について
(含め、特別支援学級の日本橋地域の再開)
*ICT教育のあり方について
*図書館との連携について
(*中央区への大学の誘致、大学との連携について)
(*メディアリテラシー、メディア漬けから子どもを守る)
(*健康教育、生と性の教育、食育、早寝早起き朝御飯)
(*法教育、シチズンシップ教育)
( )は、委員会では、時間の関係上、指摘できず。

テーマⅤ図書館と幼児の読書環境の整備について
 幼児への読書環境の整備をお願いしたい。
 特に、認証保育園への配慮も、認可保育園や区立幼稚園と同様な配慮を。

テーマⅥ平和教育
 隔年で行われる平和展の各校巡回を、毎年すべきと考えるが。

テーマⅦ認定こども園でめざすものは?
 この度、認定こども園導入を目指すが、この導入により、どのようなことを目指すのか。

テーマⅧワークライフバランスの施策の導入
 ワークライフバランスの施策により、期待するものは。

テーマⅨ健康教育について
 学校保健委員会がさまざまな健康に関する講義を開催している(資料172)。オープンにすることで、健康教育の啓発が図られると考えるが。


以上、

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