尾身茂氏ご著書『1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録』、予約して楽しみに待っています。
次の備えも念頭に新型コロナ対応を総括するべきとき。
<目次>
第1部 パンデミックと専門家
第1章 葛藤の始まり
(1―1)武漢の第一報、そのとき何を考えたか?
(1―2)ルビコン川を渡る
第2章 専門家とは?
(2―1)正解のない中での勉強会
(2―2)私を含むメンバー同士の衝突
(2―3)私の風変わりな経歴と与えられた役割
(2―4)役割の異なる専門家組織
(2―5)専門家集団が直面した壁
第3章 専門家の最も重要な役割
(3―1)なぜ100を超える提言を出すことになったのか
(3―2)政府の諮問にどのような心構えで臨んだか
(3―3)“エビデンス”を得る困難さ
第2部 提言の裏にあった葛藤
第1章 試行錯誤
第2章 長期戦の覚悟
第3章 緊急事態宣言の発出を避けたい。しかし……
第4章 史上初の無観客五輪を提言
第5章 八方ふさがり
第6章 これまでと全く異なるオミクロン株の出現
第7章 日常に戻す議論
第8章 異なる景色
第9章 日本はエンデミック化に向かうか
第3部 新型コロナが投げかけた問い
第1章 未知の感染症ゆえの苦労
(1-1)したたかな感染症
(1-2)なぜクラスター対策?
(1-3)専門家は検査を抑制しようとしたのか
(1-4)なぜ医療の逼迫が頻繁に起こったか
第2章 政府との関係における難しさ
(2-1)政府とどんな交渉をしたのか
囲み 諸外国の専門家組織について
(2-2)提言に対する政府の6つの対応パターン
(2-3)各政権期における提言の採否
第3章 誰が市民に伝えるのか
(3-1)専門家が「前のめり」に見えた理由
(3-2)新型コロナ対策におけるリスコミの難しさ
(3-3)専門家が「前のめり」になったために起きた問題
第4章 葛藤の果てに
(4-1)皆が大変な思いをした
囲み 諸外国との累積死亡者数の比較
(4-2)社会は許容できる死亡者数を決められるか
(4-3)パンデミックが引き起こした「分断」
(4-4)葛藤のもう一つの意味
(4-5)感染症危機に強い社会へ
付表1:専門家助言組織や勉強会に参加した専門家リスト
付表2:新型コロナ対策分科会やアドバイザリーボードなどに出した主な提言、および、基本的対処方針分科会などにおける様々な意見の概要
提言に根拠はあったのか
グラフ:日本の新型コロナ感染者数、死亡者数の推移
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