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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【月島再開発問題】第50号 月島三丁目北地区再開発に係る請願、初の審議7月20日(金)午前10時~環境建設委員会、傍聴受付は、午前9時半までに。

2018-07-15 11:46:55 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 こんにちは、草市は、二日間晴天に恵まれ、大盛況でした。暑い中、町会の皆様も店出しにご参加され、たいへんお疲れ様でございました。
 「愛する月島を守る会」の皆様も、あすなろの木の場所で、“おもちゃ釣り”を実施。当日は81名の方にご来場いただき、総売上が1万6千200円に上りました。収益金は、全額を月島のまちの再生に役立たせていただきます。多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。

 さて、月島の住民の皆様から、月島三丁目北地区再開発に係る請願が、会派を超える6名の区議会議員が紹介議員となり、中央区議会に提出されました。紹介議員ではないが、少なくとも、さらに3名の区議会議員も高い関心を寄せて下さっておられたとのことです。
 その請願の初の審議が、7月20日(金)午前10時から開催の環境建設委員会においてなされ、請願の趣旨説明がされます。午前9時半までの受付(区役所9階議会局)で誰でも傍聴可能です。(定員12名を超える場合抽選となります。)
 請願で書かれていますように、月島三丁目北地区再開発に伴い、たとえ建築基準法等による公法規制に適合している建物であっても私法上の受忍限度を超え違法であるとの裁判例(東京高裁平成3年9月25日判決)が出されている4時間以上の日影被害が、周辺地域に広範囲に生じます。なお、裁判例同様に3時間又は4時間以上の日影被害が受忍限度を超えるとする基準は、『晴海五丁目西地区開発計画 環境影響評価書』抜粋の表(http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2015/12/documents/20pc1200.pdf#search=%27%E6%99%B4%E6%B5%B7%E4%BA%94%E4%B8%81%E7%9B%AE%E8%A5%BF%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB+%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E8%A9%95%E4%BE%A1%E6%9B%B8%27)でわかる通り、中央区で実際に取られています。
 請願では、北地区再開発の都市計画案に対し住民から提出された意見書で、これら重要なことがらが指摘されているため、その意見書がそのままの形で都市計画審議会(都計審)委員に届けられることを要望事項とされています。要約された形で伝わった場合、私法上の違法な点の指摘部分がマスクされてしまう可能性があります。もし、意見書を直に読むことができた都計審委員は、大規模な北地区再開発事業を許容する都市計画案は、日影被害の違法な点の存在ゆえに、おそらくは、是認し難いと考えられることとなるのではないでしょうか。
 日影被害など生活住環境の悪化だけではなく、前号(第49号)でもご指摘致しましたが、月島第一小学校でその場所がないにも関わらず増築が強いられ、教育環境の悪化のほうも深刻です。朝日新聞も警鐘記事(https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/b8e7ae2ac5b1da9f18c5fef08564ba5b)を平成30年7月10日付で掲載され、その記事の中で、中央区の幹部が、「15年後くらいまでは学校が足りるかあやしい。」とまで公言されています。
 誰も、まちの更新の必要性は否定をしないところです。月島らしさを残し、都市計画法でも求められている“妥当な規模”の解決策を、住民同士で知恵を絞り見出して参りましょう。


         記

第44回 愛する月島を守る会 勉強会

日時:平成30年7月23日(月)19時~21時
場所:みんなの子育てひろば あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1階)


*月島の再生に向けて、議論を深めて参ります。
*参加無料、誰でも、自由に参加可能です。             以上

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子どもを虐待から守る、最も大事な検証報告書のひとつ:2011年10月名古屋市 中2虐待死事件 検証報告書

2018-07-15 09:48:23 | 小児虐待

 虐待死などあってはならないが、繰り返さぬためにも、ひとつの事件の背景から学ばねばなりません。

 最も大事な検証報告書のひとつ:2011年10月名古屋市 中2虐待死事件 検証報告書があります。

 ⇒ http://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/cmsfiles/contents/0000095/95587/kensyouhoukokusyo.pdf

 こちらの報告書も大切です。2008年2月高知県南国市 小5虐待死事件 検証報告書

 ⇒ http://www.city.nankoku.lg.jp/download/?t=LD&id=2725&fid=15216



*******名古屋市HP*********
http://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/page/0000095587.html

 

名古屋市児童虐待事例検証報告書


平成23年10月に名古屋市名東区で起きた児童虐待事例について、名古屋市児童虐待事例検証委員会から報告書が提出されましたので公表します。

事例の概要


平成23年10月22日午前6時30分頃、実母から119番通報。実母の交際男性が本児の頭部及び胸部を蹴ったとして、本児が心肺停止状態で病院に搬送される。同日午前9時42分、本児の死亡確認。

実母の交際男性は、同日名東警察署に任意同行ののち、傷害罪で緊急逮捕され、同年11年11日に傷害致死罪で起訴された。

平成24年3月8日、名古屋地方裁判所において懲役8年6月の判決が下された。

検証委員

蔭山 英順   日本福祉大学 教授  (委員長)
岩城 正光   認定NPO法人CAPNA (副委員長)
白石 淑江   愛知淑徳大学 教授 
杉浦 宇子   弁護士
服部 はつ代  名古屋市教育委員
蛭川 洋子   名古屋市民生委員児童委員連盟
長尾 正崇   広島大学大学院 教授(名古屋市経営アドバイザー)

検証経過

第1回 平成23年11月25日 今後の方針の決定
第2回 平成23年12月9日  ヒアリングの実施について確認
第3回 平成23年12月27日 児童相談所のヒアリングの結果報告
第4回 平成24年1月20日  瑞穂区役所及び小学校のヒアリングの結果報告
第5回 平成24年2月1日   中学校、瑞穂警察署、名東区役所のヒアリングの結果報告
第6回 平成24年2月16日  今後の進め方の決定、関係者のヒアリングの実施決定、検証報告書の提出時期の確認、フォローアップについての確認
第7回 平成24年2月28日  関係者のヒアリング、問題点・課題の整理及び検討
第8回 平成24年3月19日  問題点・課題の整理及び検討
第9回 平成24年3月26日  中間報告書の検討
第10回 平成24年4月20日  検証報告書における提言の検討
第11回 平成24年4月27日  検証報告書の最終まとめ

 

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