こんにちは、草市は、二日間晴天に恵まれ、大盛況でした。暑い中、町会の皆様も店出しにご参加され、たいへんお疲れ様でございました。
「愛する月島を守る会」の皆様も、あすなろの木の場所で、“おもちゃ釣り”を実施。当日は81名の方にご来場いただき、総売上が1万6千200円に上りました。収益金は、全額を月島のまちの再生に役立たせていただきます。多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
さて、月島の住民の皆様から、月島三丁目北地区再開発に係る請願が、会派を超える6名の区議会議員が紹介議員となり、中央区議会に提出されました。紹介議員ではないが、少なくとも、さらに3名の区議会議員も高い関心を寄せて下さっておられたとのことです。
その請願の初の審議が、7月20日(金)午前10時から開催の環境建設委員会においてなされ、請願の趣旨説明がされます。午前9時半までの受付(区役所9階議会局)で誰でも傍聴可能です。(定員12名を超える場合抽選となります。)
請願で書かれていますように、月島三丁目北地区再開発に伴い、たとえ建築基準法等による公法規制に適合している建物であっても私法上の受忍限度を超え違法であるとの裁判例(東京高裁平成3年9月25日判決)が出されている4時間以上の日影被害が、周辺地域に広範囲に生じます。なお、裁判例同様に3時間又は4時間以上の日影被害が受忍限度を超えるとする基準は、『晴海五丁目西地区開発計画 環境影響評価書』抜粋の表(http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2015/12/documents/20pc1200.pdf#search=%27%E6%99%B4%E6%B5%B7%E4%BA%94%E4%B8%81%E7%9B%AE%E8%A5%BF%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB+%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E8%A9%95%E4%BE%A1%E6%9B%B8%27)でわかる通り、中央区で実際に取られています。
請願では、北地区再開発の都市計画案に対し住民から提出された意見書で、これら重要なことがらが指摘されているため、その意見書がそのままの形で都市計画審議会(都計審)委員に届けられることを要望事項とされています。要約された形で伝わった場合、私法上の違法な点の指摘部分がマスクされてしまう可能性があります。もし、意見書を直に読むことができた都計審委員は、大規模な北地区再開発事業を許容する都市計画案は、日影被害の違法な点の存在ゆえに、おそらくは、是認し難いと考えられることとなるのではないでしょうか。
日影被害など生活住環境の悪化だけではなく、前号(第49号)でもご指摘致しましたが、月島第一小学校でその場所がないにも関わらず増築が強いられ、教育環境の悪化のほうも深刻です。朝日新聞も警鐘記事(https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/b8e7ae2ac5b1da9f18c5fef08564ba5b)を平成30年7月10日付で掲載され、その記事の中で、中央区の幹部が、「15年後くらいまでは学校が足りるかあやしい。」とまで公言されています。
誰も、まちの更新の必要性は否定をしないところです。月島らしさを残し、都市計画法でも求められている“妥当な規模”の解決策を、住民同士で知恵を絞り見出して参りましょう。
記
第44回 愛する月島を守る会 勉強会
日時:平成30年7月23日(月)19時~21時
場所:みんなの子育てひろば あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1階)
*月島の再生に向けて、議論を深めて参ります。
*参加無料、誰でも、自由に参加可能です。 以上