意外な結果の記事が目に留まりました。
心肺停止のかたには、確実に肺に空気を送るために、挿管する(のどに管を入れる)ことが有効と考えます。
もちろん、そのような挿管チューブがないときは、心臓マッサージで、その行為により肺に同時に空気も入るのでよいのですが、機材があるなら、確実なほうがよいと思っています。
しかし、データでは、そのようにならなかったとのこと。
なぜなのだろうか。
****朝日新聞(2013/2/19)*****
http://www.asahi.com/national/update/0219/OSK201302190064.html
気道確保、のどに管入れても… 救急時の生存率上がらず
家庭や職場など病院以外で心臓が止まった人への救急救命処置のうち、救急救命士が患者ののどに管を入れる高度な気道確保は、救命や社会復帰の効果を上げていないことが、近畿大とハーバード大の共同研究で分かった。救命士の訓練や活動手順の見直しを迫られそうだ。米医師会雑誌(JAMA)に掲載された。
日本では2005年から、救急搬送された心停止患者の全国統計をとっている。近大医学部の平出敦教授らはこのデータを基に、05~10年の間に院外で心停止した18歳以上の約65万人が受けた現場処置と1カ月後の容体を分析した。
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心肺停止のかたには、確実に肺に空気を送るために、挿管する(のどに管を入れる)ことが有効と考えます。
もちろん、そのような挿管チューブがないときは、心臓マッサージで、その行為により肺に同時に空気も入るのでよいのですが、機材があるなら、確実なほうがよいと思っています。
しかし、データでは、そのようにならなかったとのこと。
なぜなのだろうか。
****朝日新聞(2013/2/19)*****
http://www.asahi.com/national/update/0219/OSK201302190064.html
気道確保、のどに管入れても… 救急時の生存率上がらず
家庭や職場など病院以外で心臓が止まった人への救急救命処置のうち、救急救命士が患者ののどに管を入れる高度な気道確保は、救命や社会復帰の効果を上げていないことが、近畿大とハーバード大の共同研究で分かった。救命士の訓練や活動手順の見直しを迫られそうだ。米医師会雑誌(JAMA)に掲載された。
日本では2005年から、救急搬送された心停止患者の全国統計をとっている。近大医学部の平出敦教授らはこのデータを基に、05~10年の間に院外で心停止した18歳以上の約65万人が受けた現場処置と1カ月後の容体を分析した。
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