東日本大震災後、ここ中央区も帰宅難民があふれました。
中央区の職員、学校幼稚園保育園職員、各施設職員、防災拠点運営委員会、町会自治会、消防団、多くの皆様が、その対応に追われたことが、どの会合にいっても話題として上ります。
本来、防災拠点は、地域住民の避難場所でもあります。
受け入れた帰宅難民であふれてしまうと実際の機能が果たされなくなる可能性があります。
お隣の千代田区でも、帰宅難民対策を含め地域防災計画を全面改定をするということ。
中央区も再開発の場合、帰宅難民の待機場所となる広場や防災倉庫を設ける配慮をしていることは存じ上げておりますが、各企業が帰宅難民を出すことなくそれぞれの企業自身で対応頂けることも含め、企業と地域と行政が一体となって体制整備していかねばならないと考えています。
中央区は、交通の要である東京駅や、銀座日本橋築地など観光客、外来者が多く集います。この方々の受け入れ対応も行う必要があります。
医療面で言えば、各防災拠点には、医師の配置担当が決められています。
防災拠点運営委員会において、医師との連携がなされるきっかけづくりもまた、必要です。
****東京新聞(2011/06/09)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011060902000035.html
「帰宅難民」の宿泊先確保へ 千代田区 防災計画見直し
2011年6月9日 朝刊
東京都千代田区が震災時の帰宅難民対策の強化に乗り出す。東日本大震災の当日は約一万七千人が区内の施設に寝泊まりする事態に陥ったため、大量の宿泊先を確保する。九日の区議会本会議で石川雅己区長が表明し、年内をめどに区地域防災計画を全面改定する。
現行の防災計画は、日比谷公園や皇居外苑など六カ所を「帰宅困難者支援場所」に指定。区内の大学や企業からも災害時に避難施設提供を受ける。しかし、いずれも主に一時的な避難所の位置づけで、多数の宿泊は想定していなかった。
震災当日は帰宅できない人が鉄道駅などにあふれ、区や企業などが急きょ、区役所本庁舎や丸ビルなど約六十カ所を自主開放。また比較的遠方から電車などで通学する子どもたち約二百人が、学校で一夜を明かした。
新計画では、帰宅困難者の受け入れ施設を確保するほか施設に関する情報発信や施設への誘導、食料配給などを強化。区職員の到着が遅れることも考えられるため、避難者自身が備蓄物資を運び出すなど避難所開設作業を行うことも想定する。
以上、
****過去の関連ブログ*****
東日本大震災を受け東京の大震災に備える(1)保育園児、幼稚園児、学童、生徒の安全は守られたか?
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/0cb0043b24b48c4fffee05ae7bedcc0e
中央区の職員、学校幼稚園保育園職員、各施設職員、防災拠点運営委員会、町会自治会、消防団、多くの皆様が、その対応に追われたことが、どの会合にいっても話題として上ります。
本来、防災拠点は、地域住民の避難場所でもあります。
受け入れた帰宅難民であふれてしまうと実際の機能が果たされなくなる可能性があります。
お隣の千代田区でも、帰宅難民対策を含め地域防災計画を全面改定をするということ。
中央区も再開発の場合、帰宅難民の待機場所となる広場や防災倉庫を設ける配慮をしていることは存じ上げておりますが、各企業が帰宅難民を出すことなくそれぞれの企業自身で対応頂けることも含め、企業と地域と行政が一体となって体制整備していかねばならないと考えています。
中央区は、交通の要である東京駅や、銀座日本橋築地など観光客、外来者が多く集います。この方々の受け入れ対応も行う必要があります。
医療面で言えば、各防災拠点には、医師の配置担当が決められています。
防災拠点運営委員会において、医師との連携がなされるきっかけづくりもまた、必要です。
****東京新聞(2011/06/09)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011060902000035.html
「帰宅難民」の宿泊先確保へ 千代田区 防災計画見直し
2011年6月9日 朝刊
東京都千代田区が震災時の帰宅難民対策の強化に乗り出す。東日本大震災の当日は約一万七千人が区内の施設に寝泊まりする事態に陥ったため、大量の宿泊先を確保する。九日の区議会本会議で石川雅己区長が表明し、年内をめどに区地域防災計画を全面改定する。
現行の防災計画は、日比谷公園や皇居外苑など六カ所を「帰宅困難者支援場所」に指定。区内の大学や企業からも災害時に避難施設提供を受ける。しかし、いずれも主に一時的な避難所の位置づけで、多数の宿泊は想定していなかった。
震災当日は帰宅できない人が鉄道駅などにあふれ、区や企業などが急きょ、区役所本庁舎や丸ビルなど約六十カ所を自主開放。また比較的遠方から電車などで通学する子どもたち約二百人が、学校で一夜を明かした。
新計画では、帰宅困難者の受け入れ施設を確保するほか施設に関する情報発信や施設への誘導、食料配給などを強化。区職員の到着が遅れることも考えられるため、避難者自身が備蓄物資を運び出すなど避難所開設作業を行うことも想定する。
以上、
****過去の関連ブログ*****
東日本大震災を受け東京の大震災に備える(1)保育園児、幼稚園児、学童、生徒の安全は守られたか?
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/0cb0043b24b48c4fffee05ae7bedcc0e