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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【月島再開発問題】第38号 月島三丁目北地区準備組合事務局との話し合い3月5日(月)19時~於:月島第一小学校/ 代替案を考えたいという一級建築士の好青年あらわる!!!

2018-03-02 20:32:27 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
 中央区において、月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、南地区事業)の諸問題が解決されない中、2月28日「都市計画決定」がなされました。とうとう、再開発の火がついてしまったという状況です。しかし、どうか、皆様、ご不安になられないでください。この超高層大規模再開発に加わりたくない方には、「建物調査」もご納得をするまでは受けなくてよいことですし、都市計画の施行区域から外れるようにする「都市計画の変更」なども、まだまだ可能です。中央区でも、実際に、「湊二丁目東地区」で「都市計画の変更」がなされた事例が存在し、私も関わらせていただきました。

 月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業(以下、北地区事業)も、住民の十分な合意形成が得られることを待つことなく動き始めております。2月15日の環境建設委員会での報告に続き、今後、3月9日(金)18時半より月島区民館(月島2丁目8−11 注、区民センターではないです。)3階5号室で開催される「月島地区まちづくり協議会」においても北地区事業について議題に上ります。傍聴自由ですので、ご関心のあるかたは、是非、ご参加して見て下さい。
 月島第一小学校様のご厚意によりランチルームをお借りして開催致します北地区準備組合との話し合いは、3月5日に予定されています。直前の2月28日に北地区準備組合から同話し合いについて再度のご質問があり、3月2日に当会から再度ご回答(下記)を返させていただきました。

 ここに、皆様に朗報です。まちの再生の代替案をぜひ考えたいと名乗りを上げる一級建築士からメールでご連絡をいただきました。3時間にわたりお話と佃・月島のご案内をさせていただき、まちづくりの考え方(プロフィール抜粋もご参照下さい。)について共感と意気投合をさせていただきました!建築設計事務所を設立経営する好青年です。コーポラティブハウス全国推進協議会の理事でもあられます。3月12日のシンポジウムで考え方のプレゼンを早速いただけると。
 お力をお借りし、皆様の大切な土地建物の所有権を守り有効に生かせる代替案をご提案させていただけるように努力して参る所存です。

【その方のプロフィールから抜粋】:建設設計についての考え方
 本格的に人口減少や少子高齢化を迎えという現在だからこそ、「ビジネス」だけでは計りきれない「文化」の価値を見直す必要が考えています。建築設計を介して「文化」と「ビジネス」を包括的に横断するために、場所固有の街並み/コミュニティ/歴史/地理/気候/都市計画条件/経済スキーム等を「循環系」として関係付け、その循環系を建築に翻訳することを考えています。


       記

第27回 愛する月島を守る会 勉強会

日時:平成30年3月5日(月) 19:00~20:45
場所:月島第一小学校2Fランチルーム(月島4丁目15-1)
テーマ:「月島三丁目地区再開発準備組合事務局」との話し合い(北地区事業)
*北地区事業準備組合側から話し合いに応じる条件として、出席者名を届け出ることが要求されました。
 よって、参加希望の方は、3月4日までにメールで、氏名と住所をお知らせ願います。


(予告)第28回 愛する月島を守る会 公開シンポジウム

日時:平成30年3月12日(月) 19:00~21:45
場所:月島区民センター 4階ホール(月島4丁目1-1)
テーマ:
「月島三丁目南地区市街地再開発準備組合事務局」との話し合い(南地区事業)
当会実施第1回「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」集計結果について
月島三丁目南地区再開発の法的問題点(東京千代田法律事務所 所属弁護士)
まちづくりについてのプレゼン(一級建築士の好青年)
月島のまちづくりについて徹底討論(ゲスト 小澤 尚先生)

以上、小坂和輝(文責)



*******3月2日付 北地区準備組合宛ての再回答文******

月島三丁目地区再開発準備組合
事務局 御中


愛する月島を守る会
事務局

3月5日開催の準備組合事務局と住民との話し合いに向けて(その2)

拝啓 春寒ややゆるみ、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

  先日、貴準備組合からいただきました3月5日の話し合いに関するご質問(平成30年2月19日付貴会より当会事務局宛て文書)について2月22日にご回答(以下、「2月22日付当会回答書」)をさせていただきました。2月28日にその回答に対する貴準備組合からの再度のご質問((平成30年2月28日付貴会より当会事務局宛て文書)をいただきましたので、再度、ご回答をさせていただきます。

第1、話し合いのテーマについて
 私達、「愛する月島を守る会」の会合を経て、話し合いのテーマを下記「 」にすることでまとまり、「2月22日付当会回答書」でご回答をさせていただきました。

「①月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業の問題点について
特に、
・地上59階建て高さ199m1120戸の超高層計画の必要性について
・管理費、修繕積立金などの権利者の高額な負担について
・超高層建築物から生じる日影被害、風害などの周辺地域への影響について
・建設工事に伴う騒音・振動・粉じん被害について
・保育教育施設、高齢者施設、公共交通機関等の社会的インフラに及ぼす影響について
・わたし児童遊園の2階への移設の問題点について
・区道821号線廃道と一部対面通行化の問題点について
②月島三丁目北地区のまちづくりについての住民からの要望について
 特に、
  ・超高層に代わる代替案の検討について
・準備組合理事らとの住民同士の話し合いの必要性について
などを、当会としては考えております。」

  貴会のご認識では、平成29年12月15日の当会との話し合いと平成30年2月5日付貴会からの回答書(以下、「2月5日付貴会回答書」)で、それらが回答済みとのことです。
  私達は、同じ議論の繰り返しではなく、さらに上記テーマの議論を深めたいと考えているところです。また、2月15日には、中央区議会環境建設委員会において、中央区から「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」に関しての報告がなされました。2月28日から始まりました中央区議会第1回定例会においても、区議会における議論が継続してなされています。それら区議会における議論で明らかになってきた新たな論点も含め、上記テーマにおいて議論を深めるべき内容があると考えております。

  すなわち、それぞれに具体的に適示(→部分)いたしますと、

「①月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業の問題点について

特に、
・地上59階建て高さ199m1120戸の超高層計画の必要性について
→聖路加タワー級の規模であり、超高層計画の規模の必要性や妥当性について、中央区の見解も入れながら、議論を深めて参りたく存じます。

・管理費、修繕積立金などの権利者の高額な負担について
→管理費は、権利者だけではなく、借家人も影響を受ける話です。また、事業採算性の観点とも密接に関連することからご議論ができればありがたく存じますが、貴会が述べますように、地権者・非地権者が混在する中での議論が不適当と言う点につきましては、当日、貴会のご判断で、ご回答を保留いただいてよいと考えます。

・超高層建築物から生じる日影被害、風害などの周辺地域への影響について
→環境建設委員会の場で、近接する「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」による日影の影響も含めた複合日影の問題が指摘されました。

・建設工事に伴う騒音・振動・粉じん被害について
→「ルナガーデン」様に対する貴準備組合による説明会の場で、振動被害について指摘がなされました。近接する地域の皆様への振動被害が生じないか、振動を軽減する工法がとられるかについてもご説明をいただけると幸いです。

・保育教育施設、高齢者施設、公共交通機関等の社会的インフラに及ぼす影響について
→児童数の急増に伴うことに起因すると考えられる『月島第一小学校学区変更問題』が中央区議会第一回定例会で生じてきています。12月15日の話し合いにおいて、社会的インフラに及ぼす影響につき、回答が不十分であったこともあり、そのご説明をいただけますとありがたく存じます。

・わたし児童遊園の2階への移設の問題点について
→12月15日の話し合いの場において遊ぶ児童の防犯面での安全性について指摘がありました。また、2階移設へ児童遊園を改変することについて、近隣の児童遊園利用者への説明が足りておりません。どのように説明会など開催し、近隣の皆様への周知と理解を図っていかれるのか等ご説明をいただけますと幸いです。

・区道821号線廃道と一部対面通行化の問題点について
→環境建設委員会において、区道廃道が月島1丁目と3丁目の当該エリア全体の交通に影響を与えないかの問題点が指摘されています。交通に影響が出る場合、道路法上、廃道はできません。影響が出ないとする根拠のご説明をお願いいたします。

②月島三丁目北地区のまちづくりについての住民からの要望について

 特に、
・超高層に代わる代替案の検討について
→12月15日の話し合いの場において、そもそも貴準備組合から現在提案されている計画案に至る経過について、代替案の検討に関する説明が不十分でありました。代替案の検討も含めた検討の経緯をご説明いただきたく存じます。そのうえで、私達の考える代替案につきましても考え方をご提示させていただきたく存じます。

・準備組合理事らとの住民同士の話し合いの必要性について
→「2月5日付貴会回答書」で、理事会で検討した結果、貴準備組合の理事を含めた住民同士の話し合いを受けないとの結論に至ったとのことですが、住民同士の話し合いこそ重要であると考えております。理事会では、どのような理由から住民同士の話し合いをしないこととなったのか、その経緯をお示し下さい。その経緯を伺い、住民同士の話し合いができる環境づくりをまずは行っていきたいと考えます。

③新たなテーマについて
・既存保育園と障害者グループホーム移設の問題点

・「個別利用区制度」の検討について
→再開発計画の規模を縮小したり、歴史的な建造物や街並み等を保存する手法として、「個別利用区制度」が「都市再開発法第70条の2」に新設されました。本制度は、代替案として十分に検討に値すると考えます。

・月島の路地文化、商店街のにぎわいと発展について
→12月15日の話し合いでは、短時間で終えたため、月島の路地文化や西仲通り商店街のにぎわいと発展に向けた取り組みや工事期間における配慮など、議論を深めることができませんでした。

第2、出席予定者について
 貴準備組合からのご要望に応じ、出席予定者をご報告する対応を取らせていただきます。

第3、その他
  貴準備組合と、お話合いを持ちつつ、月島の路地文化と商店街のにぎわいそして大切な地域コミュニティをこれからも守り発展させていく、あるべき再生のあり方を考えて参りたく存じます。
  話し合いの日程が、せまっております。何かご不明な点がございましたら、何なりとお問い合わせ下さい。3月5日の会合を、是非とも、お互いに実りのある有意義な会合として参りましょう。
  どうか、よろしくお願い申し上げます。

                                       敬具
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【月島再開発問題】第37号 月島三丁目北地区 準備組合事務局と話し合い3月5日19時~月島第一小 / 月島三丁目南地区 準備組合事務局と話し合い12日19時~月島区民センター4Fホール

2018-02-23 15:06:31 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 中央区議会では、2月補正予算において、月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、南地区事業)に対し平成29年度に付けられていた予算1億5千8百万円が全額削除される予定です。しかし、予算削除は、現実的には、まだまだわずかの前進と言わざるを得ません。平成30年度で再度予算化の可能性があります。また、前号でお伝えさせていただいたように、重大な瑕疵を有する都市計画審議会ではありましたが、審議会からの答申を踏まえ、今後、南地区事業の「都市計画決定」がなされてしまうかもしれません。
なお、平成30年2月20日開催の南地区準備組合理事会にオブザーバーでありながらも、中央区栗村副参事が出席をし、発言までされました。都市計画決定がまだの段階で、都市計画決定手続きに関与している中央区の職員が、計画を推進する側の声のみを聴取することは、行政の公平・中立性を欠く行為であり、許されるべきものではないと考えます。平等を期すために、南地区事業の都市計画案の問題点を指摘する側の声も聴取される機会を作ることを願います。
 いずれにしろ、「都市計画決定」がなされると、要件が整った段階で、「建物調査【資料1】」などが始まります。(都市計画決定前は、法定の「建物調査」はできません。都市再開発法第60条。)「建物調査」は、皆様の生活やお仕事の私的な場に第三者が入りこむ大がかりなものです。再開発の計画へ十分にご納得の上、調査をお受けすることをお勧め致します。すなわち、①ご自身の土地建物がどのように権利変換されていくかについてや、②高額の管理費・修繕積立金のご負担など、いろいろと再開発に疑問点が残っているなら、納得の得られる回答が準備組合から得られ確約されるまでは、建物調査をお受けしないでよいのではないでしょうか。特に、南地区事業では、権利者や借家人・賃借人に対し、十分な情報提供や説明があったとはいえない現況であることが、年末年始に当会が実施した「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」でも明らかになっている事項であり、念のために、アドバイスをさせていただきます。
 都市計画には、よく言われますように三つのステップがあります。「建物調査」は、都市計画決定(ステップ1)がなされてしまった場合に、準備組合に対し、皆様個々人が対抗しうる残された3枚のカード(1枚目:組合設立認可(ステップ2)の同意、2枚目:権利変換計画(ステップ3)への同意、3枚目:建物調査)のうちの大切な一枚であることをあらためて強調させていただきます。それも、一般的には最後に切るべきカードです!すでに建物調査にご協力したというかたも、その実施日が、都市計画決定の前になされている以上は、“無効”を主張し得るので将来何かの際に、頭に置いておかれてもよいと考えます。
 

 月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業(以下、北地区事業)も、住民の十分な合意形成が得られることを待つことなく動き始めております。前号でもお伝えいたしましたように、2月15日の環境建設委員会で、北地区事業の報告がなされました。今後、3月9日(金)18時半より月島区民館(月島2丁目8−11)3階5号室において、中央区が主催する町会長らが委員である「月島地区まちづくり協議会」においても北地区事業について議題に上ります。
 中央区が都市計画手続きに入る前に、北地区事業においても問題点を住民同士で共有し、代替案も含めた抜本的な見直しに向け議論を深めたいと考えます。北地区準備組合との話し合いは、1月中の開催が約束されておりましたが、結局、3月5日になりました。北地区準備組合から同話し合いについてのご質問【資料2】があり、2月22日に当会からご回答【資料3】を返させていただいたところです。残念ながら、北地区準備組合理事らとの住民同士の膝を突き合わせた話し合いは、南地区同様に未だになされていません。
 
 まちづくりの主役は、住民です。徹底的にまちづくりのあるべき姿について議論をし、実行して参りたいと考えています。

        記

第26回 愛する月島を守る会 勉強会
日時:平成30年2月26日(月) 19:00~21:00
場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」(月島3丁目30-4飯島ビル1F)
テーマ:都市計画決定段階で、権利者が知っておくべき事項について

(予告)第27回 愛する月島を守る会 勉強会【裏面、資料3】
日時:平成30年3月5日(月) 19:00~20:45
場所:月島第一小学校2Fランチルーム(月島4丁目15-1)
テーマ:「月島三丁目地区再開発準備組合事務局」との話し合い(北地区事業)

(予告)第28回 愛する月島を守る会 公開シンポジウム
日時:平成30年3月12日(月) 19:00~21:45 
場所:月島区民センター 4階ホール(月島4丁目1-1)
テーマ:(現在、企画中であり、内容が変更する可能性もあります。)
「月島三丁目南地区市街地再開発準備組合事務局」との話し合い(南地区事業)
当会実施第1回「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」集計結果について
月島三丁目南地区再開発の法的問題点(東京千代田法律事務所 所属弁護士)
月島のまちづくりについて徹底討論(ゲスト 小澤尚先生)

(いずれも、無料、参加自由です。お気軽にお立ち寄りください。)
                                
                                             以上




【資料1】



【資料2】




【資料3】

コメント (3)
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【月島再開発問題】第36号月島三丁目南地区再開発予算1億5千8百万円、 2月補正予算で全額削除。 結果的に住民監査請求執行差止め要求通りとなりました!

2018-02-16 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
 日中は温かくなる日が少しずつ増えて参りました。インフルエンザは、峠を越した模様ですが、だらだらと感染が続く可能性もあり、十分お気を付け下さい。


 さて、中央区議会では、2月補正予算が上程されます。その中に、月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、南地区事業)に対し平成29年度に付けられていた予算1億5千8百万円が全額削除される内容が含まれています。地域住民の皆様のお力をお借りして提出された住民監査請求において、南地区事業の平成29年度分予算の執行を差止めることを求めて参りましたが、結果的にその要求通りの形となりましたことを、皆様へのお礼と共に、ここに成果としてご報告させていただきます。


 南地区事業では、同意率が78.4%(2月1日開催都市計画審議会資料より)であり地権者の間でさえも合意形成が十分になされているとは言えない状況です。いわんや、借家人・賃借人の間の合意形成や近隣住民の間の合意形成も、住民同士の話し合いがなされておらず、取れていない状況です。年末年始に「愛する月島を守る会」で実施した「月島三丁目南地区 住宅意向アンケート」の第一次集計結果をもとにした住民の意向をお伝えすることをテーマとして、住民同士の話し合いを求めていますが、現在、応じていただけない状況にあります。
 
 先日開催された南地区事業についての都市計画審議会では、

①総事業費や社会的インフラに及ぼす影響等の重要な資料が、審議会委員に提出されなかったこと、

②再開発の手法である「個別利用区制度(都市再開発法第70条の2)」(今後、国交省のかたを勉強会にお招きする予定)が検討可能であったにもかかわらず検討がなされていないこと、

そして、
③今後再開発を進めるにおいて町の構成員が協力しあう上で支障となる可能性のある「虚偽の答弁」が採決直前に副区長によりなされたこと

など、再度開催が必要になるほどに問題のある審議会であったと考えています。

 なお、副区長による「虚偽の答弁」に関しては、副区長という重要な立場にある者がなした重大性ゆえに、2月15日開催の環境建設委員会の場において、答弁の訂正と南地区事業に関係する住民への謝罪を求めました。



 一方、月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業(以下、北地区事業)も、住民の十分な合意形成が取られることを待つことなく、残念ながら動き始めています。上述の環境建設委員会で、北地区事業の報告がなされました。同委員会で明らかになったこととして、同意率は83.6%であり、月島地域で再開発が進められるときの9割の基準からは、南地区事業同様に及ばない状況であることが判明致しました。北地区事業の総事業費は855億円でうち129億円の税金が投入されるということでした。

 同委員会の場で、

①11月開催された北地区事業の「中央区まちづくり基本条例に基づく説明会」では、質問時間が短く再度の開催を求める声が多数あったこともあり、再度開催を求めましたが、“個別の”説明会の開催とのことでした。“全体の”説明会の必要性があることから、後述致しますが、3月5日に場を設定致します。

②日影については、リバーハウスさんや、オーベルさんなど南地区事業と北地区事業の両方の複合日影の問題が生じることを指摘致しましたが、栗村副参事は「生じない」と答弁、日影や風害の影響図の資料を請求しており、検証致します。

③区道821号線の廃道と一部対面通行化が、緊急車両の通行ができないこと含め住民の利便性に影響が出ることと対面通行部分で危険性が増すことについて「道路法」違反の可能性を指摘致しましたが、違反とは考えていないとの答弁でした。対面通行は絶対に避け、少なくとも一方通行のままであること、できれば、車通行は禁じた歩行者専用道とすることを今後要求していく必要があります。

④わたし児童遊園の2階への移設問題は、スーパー堤防との関係で必要だと答弁がありましたが、児童遊園条例の趣旨目的から1階であるべきであると考えます。
 疑問を呈する周辺住民のかたが多くおられることから、区道廃道とわたし児童遊園の移設については、再開発手続きとはそれぞれに切り離した個別事案としての観点からも住民の合意形成手続きが必要であると考えます。

⑤北地区事業も、財源は、南地区事業同様に、「密集市街地総合防災事業国庫補助金」であり、それを得る条件としての「月島地区密集市街地総合防災計画」上に北地区事業を位置づける改定が必要です。そのことを審議する「月島地区密集市街地総合防災協議会」は、持ち回り決議ではなく、3月にきちんと開催するとのことです。公開して行うべきことを要求しました。
 南地区事業では、持ち回り決議を行ったという瑕疵がありましたが、北地区事業では改善されました。

⑥万が一、都市計画原案の検討へとまちづくりの手続きが進む場合は、南地区事業では、午後8時で質疑不十分なまま終了した過ちを繰り返すことなく、区民センター等会場を午後10時までは予約し、十分に時間を設け原案説明会を開催すべきことを要望しましたので、改善がなされることに期待を致します。



 ここに、第25回の勉強会をお知らせさせていただきます。
 併せて、来月の勉強会では、3月5日(月)19時より(場所未定)北地区準備組合事務局との話し合い、翌週12日(月)19時より月島区民センター(月島4−1−1)4階ホールをお借りして、月島のまちづくりに関しての公開シンポジウムを企画しています。
 なお、南地区準備組合事務局から話し合いの日程の要望が12日希望という返事が急きょ入って来たため、シンポジウムの時間を割いて、同事務局との話し合いを前半に行うことと致します。

 また、3月9日(金)18時半より月島区民館(月島2−8−11)3階5号室において、中央区が主催する「月島地区まちづくり協議会」が開催されます。北地区事業について議題に上るのと同時に、現在、ホテルがない佃・月島にホテル建設を可能にする地区計画変更が盛り込まれています(重大事項!)。
 閑静な住宅街とホテルは、明確にゾーニングをして分離をするべきであり、佃・月島地区においては、ホテルによる容積率緩和は導入しないことを要望すべきと考えます。他地域、例えば「日本橋の繊維品等問屋街」においてその要望が実際に届けられ除かれています。

 まちづくりの主役は、住民です。徹底的にまちづくりのあるべき姿について議論をし、実行して参りたいと考えています。

                  記

第25回 愛する月島を守る会 勉強会

日時:平成30年2月19日(月) 19:00~21:00
場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」(月島3丁目30-4飯島ビル1F)
テーマ:北地区、南地区ともに、準備組合提案の再開発計画案の問題点
    地域の課題を解決するための代替案について
    住民同士の話し合いの実現に向けて


(予告)愛する月島を守る会 勉強会
日時:平成30年3月5日(月) 19:00~21:00
場所:未定
テーマ:北地区準備組合事務局と話し合い

(予告)愛する月島を守る会 公開シンポジウム
日時:平成30年3月12日(月) 19:00~21:45
場所:月島区民センター 4階ホール
テーマ:前半 南地区準備組合事務局と話し合い
    後半 月島のまちづくりについて徹底討論

以上
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【月島再開発問題】第35号 まちづくりの主役は、住民。まちづくり基本条例遵守を!第25回 愛する月島を守る会 勉強会2月19日(月)19時~月島三丁目30-4

2018-02-09 18:57:37 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
 北陸では、昭和56年以来の大雪が降り、たいへん寒い日が続いています。一時あたたかくなったとしても、すぐ寒くなるようです。皆様、風邪やインフルエンザには、十分お気を付け下さい。

 さて、2月5日に月島第一小学校をお借りして開催致しました第24回勉強会では、小澤尚元教授より様々なまちづくりのアイデアをご教授賜りました。これらアイデアを是非とも、超高層に頼らないまちの再生に生かしていきましょう。そして、月島の防災性を向上し、月島情緒を生み出す路地文化やかけがえのないコミュニティー、土地・建物の所有権や営業権などの皆様の貴重な財産、日照権などの生活環境や学びの環境を守っていきたいと考えます。

 現在、南地区、北地区ともに住民同士の話し合いの場をつくっていただけるように準備組合にお願いをしています。ただ、両地区とも、住民同士の話し合いを受け付けない旨のご回答があり、具体的な話し合いの日程設定に繋がっていないことをまず、ご報告をさせていただきます。

 末尾に『中央区まちづくり基本条例』を抜粋させていただきます。区長には、開発事業が行われる地域の区民と開発事業について協議をすることが義務づけられており(第8条2項)、場合によっては、区長、区民及び準備組合との三者による協議の場を作ることも謳われています(第8条4項)。月島のまちがどうあるべきかについては、準備組合が言われるような「個別の話し合い」にはなじまないテーマであると考えています。両準備組合には、是非とも、住民同士の話し合いの要請に応じて下さることを、あらためてお願い申し上げます。なお、2月1日開催の南地区再開発に関連した都市計画審議会の委員配布資料によりますと、南地区の再開発案に届けられた意見書数は、都市計画原案に対し賛成5通/反対27通、都市計画案に対し賛成6通/反対65通と、南地区再開発案への反対の意見書の通数が圧倒的に多く、問題提起をされている住民の多いことからすると、住民同士の話し合いの場を作るべき必要性を指し示す一つの証左であると考えます。(注、意見書署名者数の検証ができていないため通数のみ提示しています。)

 ここに、第25回の勉強会をお知らせさせていただきます。併せて、来月の勉強会では、3月12日(月)19時より月島区民センター4階ホールをお借りして、月島のまちづくりに関しての公開シンポジウムを企画しています。

 まちづくりの主役は、住民です。徹底的にまちづくりのあるべき姿について議論をし、実行して参りたいと考えています。

                  記

第25回 愛する月島を守る会 勉強会

日時:平成30年2月19日(月) 19:00~21:00

場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」(月島3丁目30-4飯島ビル1F)

テーマ:
・北地区、南地区ともに、準備組合提案の再開発計画案の問題点について
・地域の課題を解決するための代替案について
・住民同士の話し合いの実現に向けて              
・その他



(企画中)愛する月島を守る会 公開シンポジウム
日時:平成30年3月12日(月) 19:00~21:45
場所:月島区民センター 4階ホール
テーマ:月島のまちづくりについて徹底討論(詳細検討中)

***************************

【補足資料】まちづくり基本条例 抜粋

(区の責務)
第四条 区長は、地区計画を始めとする都市計画の適切な運用を図りながら、地域の特性に応じたまちづくりを進めなければならない。
2 区長は、まちづくりに関する施策を講ずる上で、第七条第一項から第三項までに規定する事項を反映しなければならない。
3 区長は、区民の理解と協力を得るために、まちづくりに関する必要な情報を区民に提供するものとする。
4 区長は、必要があると認めるときは、開発事業者(建物所有者等を含む。以下次条第二項において同じ。)に対し、当該開発事業について報告を求め、及び調査を行うとともに、必要な改善措置を講ずるよう指導しなければならない。
5 区長は、まちづくりを進めるため、関係機関との緊密な連携を図るとともに、必要に応じ、当該関係機関に対して適切な施策又は必要な措置を講ずるよう要請するものとする。

(開発事業者の責務)
第五条 開発事業者は、開発事業が地域のまちづくりに大きな影響を及ぼすことを深く自覚し、積極的に地域貢献を果たすよう努めなければならない。
2 開発事業者は、前条第四項の規定により、区長からの報告及び調査への協力を求められたときは、それらを行うとともに、同項の規定による指導の内容を実現するために必要な措置を講じなければならない。

(協議)
第八条 区民、開発事業者及び区は、まちづくりを推進するため相互に理解を深めるよう努めるものとする。
2 区長は、開発事業が行われる地域に資するよう、当該地域の区民と当該開発事業について協議を行うものとする。
3 区長は、前項の協議及び区長が実施するまちづくりに関する施策を踏まえ、開発事業者と協議するものとする。
4 区長は、必要があると認めるときは、区民及び開発事業者との三者により協議を行うことができる。
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大規模超高層の第一種市街地再開発事業において、「個別利用区制度」の検討を。

2018-02-04 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 「愛する月島を守る会」のまちづくりの検討でも話題に上っているところです。

 月島三丁目南地区の第一種市街地再開発事業において、地上50階建て高さ190m750戸の超高層分譲マンション計画ではなく、例えば、「個別利用区制度」を用いることで、小さな規模におさえられたないかと議論がなされています。

 個別利用区制度の理解を深めるため、国会の議論を少し見てみます。

 他の議員も質問されていますが、一例まで。

 答弁されいるのは、政府参考人(国土交通省都市局長)栗田卓也氏とのことです。



***********************
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009919020160520016.htm

○秋元委員 立地適正化計画は、つくって終わりだけじゃありません。これを確実に実行してもらわなくちゃならないことだと思いますので、積極的に国交省の方でも進めていただきたいと思います。

 そして、そのことを実施していく上で、今回、一つの手法として、改めて都市再開発法の改正ということもこの法律には盛り込まれております。

 その中の一つに、個別利用区制度、これは地域の実情に合わせた市街地開発を行えるようという趣旨だと思いますけれども、この手法、これまでとどのように違うのか、そしてそのメリットというのが、例えば地権者であるとか、もう一つは地方自治体にとってどういったメリットがあるのか、お尋ねしたいと思います。



○栗田政府参考人 個別利用区制度についてのお尋ねを頂戴しております。

 現行制度上、市街地再開発事業は、施行地区内の既存建築物を全て除却する、従前の権利者は事業により整備される新しい再開発建築物に権利変換を受ける、これが原則でございます。

 今回創設される個別利用区制度は、既に高度利用されている建築物ですとか、あるいは歴史的な建築物、こういったまだまだ価値のある有用な既存ストックを個別利用区内に存置または移転する、そのまま使うということを可能とする制度でございます。

 地権者にとって、あるいは地方公共団体等の施行者にとってのメリットということでございます。

 地権者にとりましては、これまでの市街地再開発事業では、新しい再開発建築物に入るか、地区外に転出するかという選択肢しかありませんでした。今回の改正によりまして、個別利用区内で従前の居住あるいは業務活動を続けることができるという選択肢がふえることになります。また、もちろん現在の生活環境やコミュニティーを維持しながら再開発事業による地域活性化の効果を享受する、こういったこともあると思います。

 地方公共団体等の施行者につきましては、既存建築物を有効活用するということで、新たに設ける再開発建築物を必要以上に大きなものとしないで済むということになり、いわば地域の身の丈に合った事業を組成することができるといったようなメリットですとか、あるいは、既存建築物を活用したいという住民のニーズに応えることができるということは、事業を進める上での合意形成が円滑になるといったようなメリットもあるものというように考えておるところでございます。

************************

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【月島再開発問題】第34号第2版 月島のまちづくりの問題点その解決策を徹底的に考えましょう! 2月5日19時~月島第一小学校2Fランチルーム第24回愛する月島を守る会勉強会 講師:小澤尚先生

2018-02-03 08:02:01 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 寒い日が続き、インフルエンザが大流行中です。①手洗い、②うがい、③マスク、④人ごみは避けることで、どうか無事に乗り切って下さい。

  さて、『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』に関する都市計画審議会が2月1日に開催されました。
  審議会では、「中央区が説明責任を果たし、住民の声が反映をされた議論がなされることに期待を致すところです。」と先日書きましたが、再度開催すべき程に問題のある審議会であったと考えます。少なくとも、審議継続にすべきものだと感じました。

 審議会でなされた議論における問題点は、下記ブログで記載をしています。
 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/e7e5cddafb627626c1581246752f1195


  ここに、第24回勉強会のお知らせを致します。2月5日(月)19時より月島第一小学校をお借りして、以前もご講義賜った小澤尚元教授をお招きすることを予定しています。
  月島長屋学校を主宰され、『月島再発見学』著者の芝浦工業大学建築学科教授志村秀明先生も小澤先生の事務所におられたことがあったとお聞きしています。

 小澤先生は、まちづくりの専門家です。質疑応答時間を十分にとりますので、日頃のまちづくりについての疑問を先生に投げかけて下さい。

 小澤先生から、メッセージが届いています。
 「ご連絡いただきありがとうございます。まちづくり、間を知るつくり、物語、共同出資、シェア、広場づくり、基盤づくり、盛りだくさんになってしまいますが、よろしくお願い申し上げます。」



  なお、ご講演後、先生もご出席の懇親会(参加費500円)も、準備致しております。質疑応答の延長戦として大いに語りましょう!

  まちづくりの主役は、住民です。徹底的にまちづくりのあるべき姿について議論をし、実行して参りたいと考えています。

                   記

 第24回 「愛する月島を守る会」勉強会

・日時:平成30年2月5日(月) 19:00~20:45
・場所:月島第一小学校 2Fランチルーム
        (月島四丁目15番1号)

テーマ:『みんなで創るまち Ⅱ』

 講師:
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科 元教授
計画設計アドバイザー(一級建築士・東京芸大芸術学修士)
(株)小澤設計計画室

 小澤 尚(おざわ・ひさし)先生

  地域住民で力をあわせ、『物語』を描くように街づくりを行った具体例を交え、お話し下さいます。他地域において、実際にまちづくりに参画された豊富なご経験をお持ちでいらっしゃいます。
  首都高速を地下化し、日本橋川を再生することにも取り組まれておられます。
  まちづくりに関し、自由闊達、積極的に意見交換ができればと考えています。

 参加方法:いずれも、参加費無料(懇親会は別)。直接、会場にお越しください。

 懇親会:あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1F) 21:00~小一時間
 懇親会参加費500円

 以上

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月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業に関する都市計画審議会H30.2.1、資金計画をさえ示さない中央区は、説明責任を果たしたと言えるだろうか?

2018-02-02 08:45:20 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業の是非を判断する中央区都市計画審議会が、H30.2.1に開催されました。

 中央区からの答弁や資料提示のありかたからは、審議会委員の皆様が、その是非の判断をするに重要な部分において説明責任を果たしていないと、私は感じました。

 どの点が、説明責任を果たしていないか、以下に述べます。



一、8割にも届かない、地権者の低い同意率について

 

 本件事業の同意率は、78.4%と、月島地域の再開発においては、都市計画手続きに入る場合に慣習法としてきた9割と比較して、たいへん低く、今後、再開発組合(以下、本組合)を作ることの同意や権利変換の同意がスムーズに得られていくのか、見通しが立ちにくい状況です。
 委員からの質問に対し、同意をされない方々の事情を中央区は説明をされました。そこで、お伺いをいたしますが、審議会で栗村副参事が述べられた22名の事情は、実際に区が22名の地権者にお会いして得た情報なのか、準備組合からの情報なのか教えて下さい。区が情報を得たというなら、どのように情報を得たのか、調査日と調査方法、調査の際の準備組合事務局員や準備組合コンサルタントの同行の有無を教えて下さい

 地権者の同意の事情は、委員が本件事業の是非を判断する最重要の判断基準のひとつとなりえ、準備組合からの情報をそのまま用いて、審議会で答えていたなら、中央区の明らかな調査不足であり、あらためて中央区が自らの責任で調査をして、審議会で回答をするべきことを要望致します。

 なぜならば、同意書については、ご存知のように、数名の同意書撤回者が出ています。撤回したご本人からお話をお伺いいたしましたが、「同意書を提出していないのはあなただけだから。」「もう計画は決まったことだから。」という準備組合からの言葉がけに乗せられて、いわゆる錯誤に陥り、同意をしたことを後悔していたため、同意書の撤回をされたということでした。この事例は、氷山の一角である可能性もあり、同意の調査は、準備組合には関与させず、区の責任で真意を把握してほしいと感じるからです。



 

一、賛成の意見書を読んで感じる違和感

 

本件事業の都市計画原案に対する意見書数は、賛成5通、反対27通(27名)と5倍以上多く反対者のほうから届けられています。

都市計画案に対する意見書も同様で、賛成者は、都市計画原案に対してより1通増えただけで賛成6通であるのに対し、反対65通(65名)、その他11通(11名)と反対者からのほうが10倍以上の差をつけて多く届けられています。

しかし、人数でみると、賛成者のほうは、都市計画原案に対しては、5通が68名3団体で届けられ、都市計画案に対しては、6通が160名5団体で届けられています。

意見書の要旨を読んでお分かりの通り、賛成のほうは、都市計画原案と都市計画案で、【建物更新等の課題について】【居住環境、防災性及び衛生上の課題について】が、同一文章であり、都市計画案で、【再開発事業の活用について】の部分が付け加えられました。

反対の意見は多様である一方、賛成の意見は、多くの方が届けているにも関わらず、多様性を感じることができません。

賛成の意見書を読んでいて、違和感を感じられないでしょうか?

本件事業の提案をしている準備組合は、本件事業を提案している以上、自分を自分で評価することは不当であることから意見書作成に関与はしていないと思いますが、賛成者のほうは、都市計画原案は、5通が68名3団体で届けられ、都市計画案は、6通が160名5団体で届けられている事情についてご説明下さい。反対者一人一人がされているように、なぜ、各自がそれぞれに意見書を出さなかったのでしょうか。意見書の有効性について検証されましたでしょうか?

 

 

 

一、住民同士の話し合いがなされていないことについての質問の際に、準備組合との個別交渉でよいとした理由づけについて

 

 「愛する月島を守る会」(以下、守る会)から、月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、準備組合)に対し、守る会共同代表と準備組合理事長及び理事の間での平成29年12月27日の代表による話し合いがなされました。その際、住民同士の話し合いの要望が守る会のほうからなされたが、準備組合からは、住民同士の話し合いはせず、個別に話し合いを持つという回答(以下、1月11日付回答)が平成30年1月11日付文書(別紙1)でなされたことの是非に関し質問がなされました。

 栗村副参事の答弁では、準備組合側からの事情の説明がなされ、個別に話し合いを持つという準備組合からの1月11日付回答を是としました。準備組合からの言い分のみから判断して答弁されたことに、公平性に疑義があります。

 すなわち、守る会のほうも、審議会に先立つ平成30年1月29日に副区長室において、吉田不曇副区長と共同代表2名が面会し、542筆に上る本件事業に関する『50階建て巨大マンション建設の中止を求める署名』(別紙2)をお届けしました。栗村副参事も同席されていたその面談で、守る会も開発は必要であると考えていることをお伝えすると共に、1月11日付回答の文書のコピーを副区長にお渡ししつつ、準備組合から説明や広報がなく、住民同士の話し合いがなされていないことをお伝え致しました。副区長からは、住民の話し合いをすることの必要性について同感である旨を話されていました。審議会における栗村副参事の答弁と齟齬があります。

 そこで、あらためてお伺いします。

 個別の話し合いだけではなく、私は、以前から区とはやりとりをしているところではありますが(別紙3)、これからも、住民同士の話し合いについて開催が必要だと考えますが、ご見解をお願いいたします。個別の話し合いだけでよいと本当にお考えでしょうか

 また、守る会から平成30年1月12日付けで出された「『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』に係る都市計画審議会を、住民同士の話し合いを経た後に開催することについての公開質問状」への中央区からの回答書である平成30年1月19日付け29中都地第605号(別紙4)で、平成25年4月以降は本件事業についての情報が借家人に出されずに、まちづくりがされてきたことが読み取れることの指摘が委員からなされました。その際、中央区は反論されませんでした。

 そこでお伺いをいたしますが、平成25年4月以降、計画が明らかになる平成29年4月27日までの4年間は、本件事業についての情報を借家人に一切出さず、借家人を言わば排除してまちづくりがなされてきたことについてのご認識をお答え願います

 また、平成29年12月27日に代表による話し合いがあったのみで、未だに、本件事業について、準備組合理事ら住民と、本件事業に関係のある地権者、借家人、近隣住民らによる住民同士の実質的な話し合いの場が設けられたことがございません。このような話し合いがまったく無い状態のままで、中央区長が都市計画決定の判断を下すことの是非について考え方をお示し下さい

 

 

 

一、地上50階建て、高さ190m、750戸の規模の妥当性について

 

 委員からの「なぜ、地上50階建て、高さ190m、750戸の規模が必要なのか」の質問に対し、栗村副参事は、高度利用地区の運用基準から空地を評価し容積率を1000%与え、190mが斜線制限で問題がないか天空率でチェックした旨の答弁がなされました。

 しかし、これは、高度利用がどれだけできるかの視点からの評価に過ぎず、規模の妥当性を説明しておりません。
 委員から、事業費ベースの独自の分析がなされましたが、中央区から、本件事業の総事業費の概算や、税金の投入割合、資金計画が一切提示がなされませんでした。資金計画の資料(別紙5)を中央区は持っていたわけであるから、審議会に出すことは可能であったはずです。

 現段階でできる範囲のことがあったにもかかわらず、資金計画の資料を出さずに、委員に、本件事業の是非の判断を強いたことは、審議会の重大な瑕疵のひとつであると考えます。資金計画は、本件事業の是非を判断する上で重要な資料であり、その資料を配布の上で、再度、審議会を開催することを要望致します
 あらためてお伺いを致しますが、規模の妥当性を判断するためにも、本件事業の総事業費の概算や、税金の投入割合、資金計画を教えて下さい

 また、月島三丁目内には、本件事業と、ほぼ同時期の竣工する地上60階建て高さ190m1120戸の「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業(以下、北地区事業)」と、隣の月島一丁目に先行する地上36階高さ125m503戸の「月島一丁目西仲通り地区(以下、西仲通り地区事業)」などを併せると、月島では、人口が急激に増加することとなります。

 それら少なくとも三事業を合わせた人口急増に対して、どのように社会インフラに負荷を及ぼすのか前もっての中央区からの資料提示はありませんでした。資金計画と同様に、これら資料なく、本件事業につき判断を強いたことは、審議会の重大な瑕疵のひとつであると考えます。資金計画同様に、本件事業の是非を判断する上で重要な資料であり、社会インフラに及ぼす影響についての資料を配布の上で、再度、審議会を開催することを要望致します
 あらためてお伺いを致しますが、本件事業単独の場合と北地区事業と西仲通り地区事業の3事業を合わせた場合に、人口急増によって、保育や幼稚園ニーズ、小中学校の児童生徒数、要介護の高齢者数、公共交通機関の混雑がどれだけ増え、それらに社会インフラが対応しきれるのか、区の見解を教えて下さい。すでに、月島第一小学校の学校区域の変更を進めているのであるから、概算予測の資料は中央区は保有をしているはずです。

 

 

 

一、個別利用区制度等、代替案の検討について

 

 委員から、本件事業について個別利用区制度(都市再開発法70条の2)の検討がなされたのかという質問に対し、栗村副参事は、検討がされていない旨を答弁されました。そして、平成28年施行の新しい制度だから検討できなかった旨の理由づけがなされました。新しい制度だからということが、本当に言い訳になるのでしょうか。本件事業について、明らかに中央区の検討不足の状況を象徴しています。

 改めてお伺いをいたしますが、本件事業において、個別利用区制度含め代替案が、準備組合及びその前身の協議会において、どのように検討がなされてきたのかお答えくださいそれとも、第一種市街地再開発事業の手法を用いることとなってからは、現在提案されている地上50階高さ190m750戸の超高層計画の一案のみしか検討がなされなかったということかどうか教えて下さい。

 栗村副参事に続いて、菅沼課長からは、月島三丁目南地区では、個別利用区制度を用いることができないと断定的に答弁がされました。この答弁は、ものすごく大きな意味をもち、委員らに対し、地上50階高さ190m750戸の超高層計画の一案しか不可能なような印象を与え、結果、本件事業の是非の判断に大きく影響を与えたことになったと考えられます。

 本当に、月島三丁目南地区では、個別利用区制度を用いることができないのか、用いることができないのであれば、その理由をお答えください
 もし、万が一、個別利用区制度が利用できるのであれば、区から誤った趣旨の答弁がなされたこととなり、本件事業の是非の判断に影響を与えている可能性がある以上は、再度、審議会を開催し、訂正をして、採決をやる直すことを要望致します

 

 

一、委員から出された佃一丁目の路地は保存することの計画について

 

 委員から、歴史的景観保全に関連して、佃一丁目の路地は保存する計画がある旨が出されました。中央区は、否定もしませんでしたが、もし、誤りがあれば、放置せず否定をすべきだったと考えます。

 そこでお伺いをいたしますが、佃一丁目の路地を保存する計画や方針の有無についてお答えください。中央区だけでなく、東京都の情報もお願いいたします

 もし、そのような計画がないにも関わらず、委員から保存計画があるとした発言は、審議会の場で放置せず、訂正をすべきであったと考えます。

 他の委員は計画があると誤解し、佃で保存されるのであれば、月島の路地は保存せず、佃で行おうと考えつつ、路地を壊すこととなる本件事業の是非の判断に影響を与えた可能性があります。
 再度、本件事業に関する審議会を開催した際は、訂正をお願いします

 

 

一、吉田不曇副区長が、架空の話を持ち出し、印象操作とも取れる採決直前になされた悪意の答弁について

 審議会において、採決の直前に、吉田不曇副区長は、「実はこの再開発は、不幸なできことがありまして当初協議会でも地権者と借家人が一緒に参加していましたが、話が進むうちに、地権者と借家人同士でお互いの意見が対立、ある借家人が理事になりたいと言い出したので、これでは話が進まないという事で参加者は地権者のみという経緯があった。」という趣旨のことを答弁されました。
 この答弁は、あたかも借家人が、月島三丁目南地区の再開発において、無理難題を言い出しているかのような印象を与える一方、本件事業を進めようとする地権者に同情を引き、本件事業を進めることへの委員への同意を得られるような印象操作を狙ったものであり、看過できません。
 「ある借家人が理事になりたいと言い出した」ということの真偽につきご質問致します。いつの時点のどのような事実に基づき発言をされたのかその根拠をお示し願います。また、「ある借家人が理事になりたいと言い出した」というその借家人に事実関係を確かめたのかどうかもお示し願います
 事実に反することが判明した場合には、本件事業に係る都市計画審議会を再度開催した際に、答弁の訂正と当該地域に住む全借家人への謝罪等をし、借家人を「話を進まなくさせた」という悪者扱いにした名誉棄損或は侮辱に対する名誉回復の措置をとることを要望致します
 副区長と言う信頼をおくべき立場にある者が、審議会において、軽々しく「借家人が理事になりたいと言い出した」という架空の話をでっち上げ、答弁すること自体が問題でありますが、審議会における議論の最後にまとめるような形で述べたことはさらに重大です。
 今後、当該区域のまちづくりを成功させていくためには、地権者、借家人、近隣住民そして中央区が力を合わせ取り組んでいく必要があります。副区長による今回の虚偽答弁は、住民同士が信頼関係を築く上でも重大な支障を来します。
 厳正な調査の上のご回答と名誉回復のための措置、印象操作を解いたうえでの本件事業について再度の採決(採決に進むことの是非の判断も含め)をよろしくお願い申し上げます

以上

 

 

別紙一覧:

 

別紙1 平成30年1月11日付 準備組合から守る会宛て文書

 

別紙2 50階建て巨大マンション建設の中止を求める署名 用紙

 

別紙3 平成29年12月28日付 都市整備部長から小坂和輝宛て文書29中都地第570号「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の都市計画手続に関する要望について

 

別紙4 平成30年1月19日付 都市整備部長から守る会宛て文書29中都地第605号「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」に係る公開質問状について

 

別紙5 月島三丁目南地区 市街地再開発事業 全体事業スケジュール及び概算事業費の全体内訳 

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【月島再開発問題】第34号 区が説明責任を果たし、住民の声が反映された議論に期待。平成30年2月1日南地区の都市計画審議会開催。傍聴可。

2018-01-31 18:12:38 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

こんにちは、

 寒い日が続き、インフルエンザが大流行中です。①手洗い、②うがい、③マスク、④人ごみは避けることで、どうか無事に乗り切って下さい。

 さて、前号でもお伝えいたしましたが、『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』に関する都市計画審議会が2月1日に開催されます。
 中央区が説明責任を果たし、住民の声が反映をされた議論がなされることに期待を致すところです。開催の詳細につきましては、下記をご参照ください。傍聴が可能ですので、ご関心のあるかたは、ぜひ、区役所本庁舎に足をお運び下さい。会議場内の傍聴定員は15名ですが、抽選にはずれたとしても、音声傍聴が可能になっています。


 ここに、第24回勉強会のお知らせを致します。2月5日(月)19時より月島第一小学校をお借りして、以前もご講義賜った小澤尚元教授をお招きすることを予定しています。小澤先生は、まちづくりの専門家です。質疑応答時間を十分にとりますので、日頃のまちづくりについての疑問を先生に投げかけて下さい。

 なお、ご講演後、先生もご出席の懇親会(参加費500円)も、準備致しております。質疑応答の延長戦として大いに語りましょう!

 まちづくりの主役は、住民です。徹底的にまちづくりのあるべき姿について議論をし、実行して参りたいと考えています。

                  記

第24回 「愛する月島を守る会」勉強会

・日時:平成30年2月5日(月) 19:00~20:45
・場所:月島第一小学校 2Fランチルーム
        (月島四丁目15番1号)

テーマ:『みんなで創るまち Ⅱ』

講師:宮城大学事業構想学部デザイン情報学科 元教授
小澤 尚(おざわ・ひさし)先生

 地域住民で力をあわせ、『物語』を描くように街づくりを行った具体例を交え、お話し下さいます。他地域において、実際にまちづくりに参画された豊富なご経験をお持ちでいらっしゃいます。
 首都高速を地下化し、日本橋川を再生することにも取り組まれておられます。
 まちづくりに関し、自由闊達、積極的に意見交換ができればと考えています。

参加方法:いずれも、参加費無料(懇親会は別)。直接、会場にお越しください。

懇親会:あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1F) 21:00~小一時間
懇親会参加費500円

以上

**********都市計画審議会、詳細****************

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【月島再開発問題】第33号第2版 第23回勉強会のお知らせ 月島のまちづくりのあり方について大いに議論しましょう!参加自由。

2018-01-26 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 こんにちは、

 大雪が、降りましたが、皆様、転倒など大丈夫でしたでしょうか。当院スタッフも転倒事故で骨折し、子ども達は、大はしゃぎの白銀の世界も、なかなか侮れないと痛感しています

 さて、南地区に関する都市計画審議会が2月1日に予定をされ、大きな動きが出てきています。 ⇒ http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/shingikainado/huzokukikan/tosikeikakusingikai.files/20180201tokeishin.pdf

 その前に、南地区の再開発について、タダで新しく街を更新できるといっても、高額の管理費・修繕積立金などが生じてしまうこととなる地上50階建て(高さ190m、750戸)の巨大分譲マンション計画は中止し、真に「月島の人々が安全・安心して住み続け、様々な交流を育むまちづくり」を求めることを趣旨とする署名が500筆以上集まり、都市計画審議会を控えた今、中央区長に提出することとなりました。下記の案内でプレスリリースを行っています。

 第23回勉強会のお知らせを致します。
 南地区、北地区ともに、中央区や準備組合に伝えていくべきことがらについて、話し合いたいと考えます。
 参加自由です。お気軽に、どうぞ、ご参加ください。マスコミのかたも、ご参加をお待ちいたしております。どうか、住民のまちづくりへの熱い思いを受け止めて下さい。
 なお、次々回の第24回勉強会は、2月5日(月)19時より月島第一小学校をお借りして、前回もご講義賜った小澤尚元教授をお招きして予定しています。まちづくりの主役や住民です。徹底的にまちづくりのあるべき姿について議論をし、実行して参りたいと考えています。
           
          記

第23回 愛する月島を守る会 勉強会

・日時:平成30年1月29日(月) 19時~
・場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」
    (月島3丁目30-4 飯島ビル1F)
テーマ:
〇吉田副区長との面談を終えて 
〇南地区 都市計画審議会を控え、中央区・準備組合に伝えていくべきことがらについて
〇北地区 都市計画手続きに入る前に、中央区・準備組合に伝えていくべきことがらについて

(予告)第24回 「愛する月島を守る会」勉強会

・日時:平成30年2月5日(月) 19:00~20:45
・場所:月島第一小学校 ランチルーム (月島四丁目15番1号)

テーマ:『みんなで創るまち Ⅱ』
講師:
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科 元教授
計画設計アドバイザー(一級建築士・東京芸大芸術学修士)
(株)小澤設計計画室
小澤 尚(おざわ・ひさし)先生  
地域住民で力をあわせ、『物語』を描くように街づくりを行った具体例を交え、お話し下さいます。他地域において、実際にまちづくりに参画された豊富なご経験をお持ちでいらっしゃいます。
首都高速を地下化し、日本橋川を再生することにも取り組まれておられます。
ご講演後は、まちづくりに関し、自由闊達、積極的に意見交換ができればと考えています。

参加方法:いずれも、参加費無料。直接、会場にお越しください。

******プレスリリース******

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マスコミの皆様へ、1月29日午前11:30~月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業に関し中止を求める署名の中央区長提出と現地記者会見のお知らせ

2018-01-25 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

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【月島再開発問題】第33号 第22回勉強会のお知らせ

2018-01-21 13:08:40 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
 第22回勉強会のお知らせを致します。

 南地区に関する都市計画審議会が2月1日に予定をされ、大きな動きが出てきています。
 ⇒http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/shingikainado/huzokukikan/tosikeikakusingikai.files/20180201tokeishin.pdf

 南地区、北地区ともに、中央区や準備組合に伝えていくべきことがらについて、話し合いたいと考えます。

 参加自由です。お気軽に、どうぞ、ご参加ください。
 なお、次々回の第23回勉強会は、1月29日(月)を時間場所は未定ですが、予定しています。


            記

第22回 愛する月島を守る会 勉強会

・日時:平成30年1月22日(月) 19時~

・場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」
     (月島3丁目30-4 飯島ビル1F)

テーマ:
〇南地区 都市計画審議会を控え、中央区・準備組合に伝えていくべきことがらについて

〇北地区 都市計画手続きに入る前に、中央区・準備組合に伝えていくべきことがらについて

以上
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【月島再開発問題】第32号:住民同士の話し合いの大切さ

2018-01-13 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
明けまして、おめでとうございます。

 昨年は、年の瀬が迫ったところで、月島三丁目南地区再開発について、準備組合の理事様と、地域住民の皆様との住民同士の話し合いの第一歩がようやく始まりました。

 その話し合いは、再開発に係る住民誰もが気軽に参加できるように公的な場所で行うように提案をし、実際に月島区民センターを予約し準備を致しましたが、準備組合事務局側が強く難色を示されたため譲歩し、準備組合事務局(月島三丁目24-5NRビル402)で12月27日夜に開催されました。話し合いの参加者は、事務局からの指定があり、地域住民側から愛する月島を守る会の共同代表である石川福治さんと大山隆三さん、理事側から理事長岡山幸司さんと理事加藤泰さんの4名での限定した人数で行われました。1時間という設定ではありましたが、最後は、「このような住民同士の話し合いはこれからも続けて行きましょう」という当会からの提案の形で、穏やかに終わりました。

 次回は、是非とも住民誰もが発言できる真の意味で、第一回の住民同士の話し合いを期待していたところです。

 ところが、平成30年1月11日準備組合事務局からいただいた書面(概要は下記。下線は私が引きました。)では、住民同士の話し合いを行わいというたいへん残念なお返事をいただきました。なお、文面の下線部分は、事実と異なる疑義があり、中央区に真偽を問い合わせているところです。

 まちづくりの主役は、住民です。住民誰もが、本当の意味で“住み続けられる”まちづくりにするには、どのようにすればよいか、皆様と真剣に考え、実現できる一年にしていければと考えます。現在、住民の皆様、事業者の皆様がどのような再開発をお望みであるか、アンケートを実施しています。ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 第21回勉強会のお知らせを致します。参加自由です。お気軽に、どうぞ、ご参加ください。本年もどうか、よろしくお願いいたします。


 皆様が、ご健康でご多幸の一年でありますことをご祈念申し上げます。


            記

第21回 愛する月島を守る会 勉強会

・日時:平成30年1月15日(月) 19時~
・場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」
    (月島3丁目30-4 飯島ビル1F)
テーマ:〇12月27日開催の住民同士の話し合いの振り返り 
    〇準備組合事務局からの平成30年1月11日付文書(裏面)を受けて、
     今後どのように、住民同士でまちづくりを考えるかの方策について


********準備組合から1/11に届けられた回答文の概要(下線は、小坂が引いています。)****************

    
                            平成30年1月11日


愛する月島を守る会

共同代表者 石川福治様  
      大山隆三様 


            月島三丁目南地区市街地再開発準備組合                     
                           事務局

拝啓、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

 さて、平成29年12月27日に開催されました「愛する月島を守る会」様と準備組合理事との話し合いにおいてご要望のありました次回の住民同士の話し合いにつきましては、準備組合内部にて調整しましたところ、お受けせずに個別にお話を伺っていくという結論に至りましたことご連絡いたします。


 当地区では平成19年から共同建替えの検討が始まり、平成20年に一部の住民で勉強会を立ち上げ、平成21年からは中央区のご指導のもと協議会を開催し、まちづくりについて検討してまいりました。協議会開催に際しましては、権利者・借家人を問わず広く参加を呼びかけ、多くの方のご意見を頂いてまいりました。その後、地道に活動を続け、約5年間にわたり検討を深めてきた結果、当地区では市街地再開発事業を進めることを決断し、平成26年から再開発準備組合として活動を進めてきております。
 準備組合では、協議会時代に検討してきたまちづくりの計画に基づき、東京都・中央区等の関係機関と協議・調整のうえ、現在のまちづくり案を取り纏め、都市計画手続きの推進を中央区にお願いしてまいりました。約4年間の時間をかけてようやくその実現に近づいてきているところであり、その枠組みを覆すようなことは考えられません。

 市街地再開発事業では権利者・借家人など、それぞれの立場に応じてご不安やご心配の内容が異なってまいります。それぞれのお立場、ご事情に即したお話し合いをするためには、個別でしっかりとお話を聞かせて頂く必要があります。また、様々なご不安やご心配等に的確にお答えするためには再開発事業について専門知識をもった者が対応させていただいた方が適切と考えております。今後につきましては、準備組合事務局と支援コンサルタントにて、みなさま個々のご事情に合わせて個別にお話を聞かせて頂きたいと考えておりますので、何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 

敬具

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【月島再開発問題】第31号 みなさま、良いお年をお迎え下さい。

2017-12-31 12:54:26 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 こんにちは、いよいよ、新しい年、平成30年が始まろうとしています。町会・自治会の皆様におかれましては、歳末の防犯防災特別警戒、たいへんお疲れさまでございます。いつも、ありがとうございます。

 「月島三丁目南地区再開発」につきまして、愛する月島を守る会(以下、当会)が8月から準備組合に要望をして参りました住民同士の話し合いが年の瀬の27日にようやく実現されました。当会は、公平中立に公的機関の場所を借りて行うべきとの考えのもと、「月島区民センター4階ホール」を予約して当日も準備しておりましたが、最終的には準備組合側に譲歩をし、準備組合事務所(月島三丁目24-5NRビル402)で開催される運びとなりました。関心のある方は話し合いを聞けるよう公開をお願いしていた点は、準備組合側にご配慮いただき、16〜7名の住民が傍聴(発言は不可)できました。

 話し合いは、当会からは石川福治さん・大山隆三さんの二名の共同代表、準備組合からは理事長の岡山幸司さん・理事の加藤泰さんの四名による意見交換が、約束の19時半~20時半の一時間なされました。当会から、「再開発(市街地再開発事業に限定されず、月島の再生という広義の意味で)の必要性があるし、月島をよくしたいというのが当会の基本的な考えであり、だからこそ当会の勉強会において賛成・反対の分け隔てなく議論をしている」趣旨のことを準備組合側にお伝えできたことがひとつの成果であったと考えます。次回こそは、地域住民誰もが発言ができる実質的な意味で初めてとなる住民同士の話し合いの開催をご検討頂けるということであり、ご期待を致します。

 「月島三丁目北地区再開発」につきましても、すぐにでも住民同士の話し合いを始めて行く必要性を感じています。

 さて、年が明けると「月島三丁目南地区再開発」は、都市計画審議会そして都市計画決定へと進む手続きが待っています。都市計画決定がなされると、民間の一任意団体の開発案に過ぎなかったものが法的に位置づけられることとなり、その後は、土地・建物の所有権に対する重大な制限が加わります。逆にそれまでは、計画は決まった訳でもなく、「現地建物調査」などの根拠がありません。実は、自身の土地建物の資産が権利変換でどのように評価されるかの概算や開発計画自体に十分に納得したうえで、「現地建物調査」への協力をなすべきであり、納得が出来ない間は、最後まで(たとえ都市計画決定がなされても)調査を拒否することもできます。それほどに準備組合には住民の皆様や事業者様に対して説明責任があります。

都市計画でのこのような重要な手続きが進んでいるにも係らず、開発区域内の住民の皆様、事業者様に十分な再開発についての情報が行き渡っていないのが現状ではないかと推察致します。そこで、急きょ、当会では、開発区域内の地権者・借家人・賃借人含めた全ての住民の皆様、事業者様のアンケートを実施し、再開発について皆様がどのようなお考えをお持ちであるか集約し、今後の住民同士の話し合いや中央区へ届ける意見のための資料として行きたいと考えました。【別掲1】の頭書きの文章をつけて、区域内の皆様にアンケート(〆切平成3015)を別途配布中です。詳細な質問事項になっておりますが、ご協力いただけますように、よろしくお願い申し上げます。手元にアンケートがまだ届いていないかたには、お届け致しますので、【別掲1】記載の連絡先までご連絡下さい。

 年明け一回目の勉強会は、1月8日(祝、月)開催を予定しております。まちづくりの主人公は、再開発事業者でもなく、準備組合コンサルタントでもなく、そこで住み働く住民です。力を合わせ、真に、すべての人が住み働き続けられるまちづくりを成し遂げる一年に致しましょう。

  一年間、たいへんお世話様になりありがとうございました。
皆様、よいお年をお迎えください。

第20回 愛する月島を守る会 勉強会

・日時:平成30年1月8日(祝・月)19時~

・場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」
    (月島3丁目30-4 飯島ビル1F)

・内容 
   ・12月27日開催住民同士の話合いを終えて
   ・住民アンケート実施をして
   ・都市計画審議会延期に関する要望書【別掲2】
   ・今後の住民同士の話合いに向けて
     などについて、意見交換         
                         以上

 

【別掲1】

月島三丁目南地区 住宅意向アンケート

 

住民の皆様へ

平成30年新春

愛する月島を守る会

 

 

 愛する月島を守る会では、月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、準備組合)との間で、住民や事業者が住み活動し続けられる「まちづくり」について話し合いを進めております。

 つきましては、再開発計画に住民の皆様の声が反映されるよう、アンケートを行いたく存じます。

 現在、提案されている50階建ての超高層ビルの再開発案は、平成30年2月には決まってしまいます。それ以後は大きな変更の余地はありません。これが住民の意思を確認し、準備組合に伝える最後のチャンスです。年末年始のお忙しいところ恐縮ではございますが、この折に、アンケートにご協力をお願いいたします。

 アンケートは年明け、平成30年(2018年)1月5日(金)に回収にうかがいます。

 

本調査の目的:

・「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の該当地区の地権者・借地人・住人(居住人・事業者)が、再開発にたいしてどのような意見をもっているか、どのような住まいやまちづくりを望んでいるかを統計的に調査すること。

・この統計に基づいて、準備組合とまちづくりについて議論し、住民の望むまちづくりを実現すること。

・このアンケート票は統計目的のみに使用いたします。

個人情報については秘密を厳守いたします。

 

アンケートについて

・アンケートは全部で7ページあります。

・アンケートに関する質問は以下へお願いいたします。

 

愛する月島を守る会 事務局(ご遠慮なくご連絡ください。)

連絡先(電話番号):03-5547-1191

連絡先(メールアドレス):tsukishimasaisei@yahoo.co.jp

 住所 〒104-0052 東京都中央区月島3丁目30-4 飯島ビル1階

 



月島三丁目南地区 住宅意向アンケート

記入用紙

基本情報(記入は任意

世帯主のお名前

 

回答者のお名前

 

ご住所

 

連絡先

 

準備組合への加入

    している      ・  していない    

準備組合での立場

    理事である     ・  組合員である

 

調査記入日

    年    月    日

 

回答方法:該当する番号に丸()をつけてください。

A.現在のお住まい・事業所について

 

1.あなたの住んでおられる建物は、次のどれにあたりますか。

持ち家                

(1)自己所有地付き持ち家

 (土地・建物とも自己所有)

(2)借地付き持ち家

 (土地は借地、建物は自己所有)

(3)借地付き持ち家(地代はないが、建物は自己所有)


借家

(4)民営一戸建て借家・テナントビル

(5)長屋

(6)民営アパート・マンション

(7)その他(        )

(8)わからない

持家の方のみお答え下さい。(1)~(3)      

・もっている土地の広さ

 ___坪あるいは____㎡

・他人に貸している場合、その広さ

 ___坪あるいは____㎡

 

 

 

借家の方のみお答え下さい。(4)~(8)

 

・借り始めてから何年になりますか? 

    __年

・家主の方のお名前は?

   ____________

・借りている土地の広さ 

   ___坪あるいは____㎡

 

 

 

B.この地区の再開発案について

1.この地区では平成33年(2021年)着工の再開発計画が進行しています。再開発があることをご存知ですか?

   (1)知っている                              (2)知らなかった

                                

「(1)知っている」と答えた方のみお答えください

2.再開発についてどのように知りましたか?

(1)今年4月27日と5月7日に月島区民センター4階ホールで行われた住民説明会で

(2)準備組合(あるいはその前身の組織)からの説明や文書送付

(3)準備組合事務員による戸別訪問

(4)小坂クリニック・小坂氏のポスティング

(5)近所での情報交換で

(6)その他  ______________

3.いつごろ再開発について初めて知りましたか? _____________

4.最新の再開発についての情報はどこから知らされていますか?

(1)準備組合(あるいはその前身の勉強会や協議会)からの文書送付

(2)準備組合事務員による戸別訪問

(3)小坂クリニック・小坂氏のポスティング

(4)中央区  (5)近所での情報交換

(6)その他  _____________              

     ――質問項目は次ページに続きます。――

 

5.再開発について、十分な情報を得ていると感じていますか?

(1)十分な情報を得ている。

(2)それなりに十分な情報を得ている。

(3)あまり情報があるとはいえない。

(4)まったく情報がないが、知りたい。

(5)まったく情報がなく、特に関心もない。

(6)わからない。

「(2)知らない」と答えた方のみお答えください

 

 平成30年(2018年)2月には正式に50階建ての再開発案を決定する方向で、準備組合が話を進めています。

 

6.情報を得たいですか?

(1)はい

(2)いいえ

(3)どちらでもない

 

――次ページの質問7へ――

 

7.すべての方にお答え願います。

  どのような情報を得たいですか。自由にご記入ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.次のうち、月島三丁目南地区での再開発について自分の意見に一番近い番号を選んでください。

 (複数回答可)

(1)再開発組合の提案どおりの50階建てマンションでよい。

(2)再開発は必要だが50階建てに抵抗がある。もう少し低い建物にしてほしい。

(3)再開発は必要だが50階建てに抵抗がある。いまある低層のまち並みを再生・維持したい。

(4)再開発は不要で、このままでよい。個人で建替えたい人は建替えればよい。

(5)再開発はしたくない。   

(6)決めたい人で決めればよい。 

(7)よくわからないので、意見をもてない。

(8)興味がない・関係がない。

(9)再開発の前後にどうなるのか不安なので、もう少し住民に説明が必要。

(10)その他 自由にご意見をご記入ください。

 

 

 

 

 

 

 

C.将来の意向

 将来の意向をおたずねするのは、今後、再開発事業の計画を住民の望むかたちに変更すべく議論・交渉をおこなうためです。できる範囲でご協力をお願いいたします。

 

すべての方にお答え願います。

1.再開発事業では、地区内に建設される住居に入居することもできますし、入居しないで地域外に転出することも可能です。あなたは将来についてどのように考えますか? 経済的な問題はここでは考慮せずに、ご希望をご記入ください。

(1)再開発住宅に賃貸で入居したい。

(2)再開発住宅に自己所有して入居したい。

(3)再開発住宅を自己所有して貸したい。

(4)再開発住宅を購入後、売却したい。

(5)転出したい。

(6)今はまだわからない。

 

2.(1)あるいは(2)と答えた方にうかがいます。

(1)賃貸住宅の面積はどのくらいを希望されますか。

   ____坪 あるいは ____平米

3.二戸以上自己所有したいという希望はありますか?その場合、目的はなんですか?

(1)もちたい。一部屋を貸して自己資金にあてる。

(2)もつ必要はない。

(3)今はまだわからない。

(4)その他  __________________________

4.希望する住戸タイプをご記入ください。

(1)1LDK        (2)2DK/2LDK    (3)3DK/3LDK      

(4)4DK/4LDK    (5)その他 _______________

5.入居時は何階の部屋を希望しますか? _____階

6.住居に必要な設備や補助(浴槽内の手すり、バリアフリーの玄関、車椅子が通れる広い廊下、建物内の会議室・運動スペース)などについて、あれば具体的にご記入ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.その他、再開発計画への不安やご意見をご自由にお書きください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンケートは2018年1月5日(金)に回収にうかがいます。

 

 

※今後、会から情報提供や勉強会について連絡を受け取っても構わない方は連絡先をご記入ください。

氏名                    電話             

メールアドレス               @                

 

ご協力をありがとうございました。


【別掲2】

平成29年12月 28日

中央区長     矢田 美英 殿

都市整備部部長  松岡 広亮 殿

 

『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』に関する要望書

 

愛する月島を守る会

共同代表 

石川 福治 

大山 隆三

 

要望の趣旨:『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』について付議する都市計画審議会を、予定されていた平成30年1月の開催は延期をし、住民同士の話し合いがまとまった後に同審議会を開催することを要望する。

 

理由)

 『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、「本事業」という。)』について、現在、当会を中心に本事業に影響を受ける施行区域内地権者・借家人を含めた地域住民と準備組合理事との間で住民同士の話し合いを持っている最中です。

 昨日27日は、当会共同代表二名と月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、「準備組合」という。)の理事長及び理事一名との間で話し合い(以下、「27日会合」という。)を準備組合事務局で持ちました。その話し合いの場で、来年1月10日までに地域住民らも発言ができる住民同士の話し合いを持つことの提案が当会から出され、準備組合理事長が他の理事等に諮ることが約束されました。従って、次の話し合いこそは、実質的に地域住民誰もが、準備組合理事に対して本事業について意見を述べることができる初めての機会になると言えます。

 一方、中央区は、本事業について来年1月に都市計画審議会に付議することを、本事業に係る都市計画案資料で明らかにしています。しかし、11月開催の本事業に係る都市計画案の住民説明会について、「住民同士の話し合いをしていることを認識し、来年1月の都市計画審議会の開催はあくまでも予定である」趣旨のことを栗村副参事は答弁(以下、「都市計画案住民説明会答弁」という。)され、理由如何によっては、延期もありうることを中央区は明言をされました。

 まさに今、住民同士の実質的な話し合いがなされているのであり、この話し合いの結論は、都市計画審議会が本事業の都市計画決定の是非を判断する上での重要な判断材料になると考えられ、都市計画審議会の1月開催を延期すべき理由があると言えるのではないでしょうか。逆に言えば、このまま予定通り都市計画審議会を1月に開催をするということは、都市計画案住民説明会答弁にも矛盾し、都市計画決定における手続き上の重大な瑕疵を生じえます。

 27日会合において、「再開発の必要性があるし、月島をよくしたいというのが当会の基本的な考え方であり、だからこそ当会の勉強会において賛成・反対の分け隔てなく議論をしている」趣旨のことを大山代表から出席された準備組合理事にお伝えを致しました。これから是非とも準備組合理事の皆様と建設的な議論をし、月島三丁目南地区のまちづくりの方向性を見いだして行きたいと当会は考えております。

 中央区は、「協議型まちづくり」を『基本計画2018』に明確に謳っております。住民同士が、自らが住み働くまちの将来について、協議を本格化させようとしているところであって、その協議の方向性を見守っていただけますように、どうかよろしくお願い申し上げます。さらに言えば、中央区が間に入り、『中央区まちづくり基本条例』第8条4項に規定をする住民と開発を進める地権者と中央区の三者協議を行うべき場面であるとさえ考えられます。

 以上の理由から、予定されていた平成30年1月の都市計画審議会の開催は延期をし、住民同士の話し合いがまとまった後に開催をすることを強く要望致します。

 

以上

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月島三丁目南地区再開発問題 12月27日住民同士の話合い 経過報告とその後(中央区へ、1月都市計画審議会開催を延期を求める要望書提出)

2017-12-28 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
12月27日は、住民同士の話合いが行われました。
私達が譲歩し、準備組合事務局において行われました。


当初、傍聴は認めないという話でしたが、
話合いの開始19時半前に行くと、スムーズに傍聴を認めて下さいました。
といいますか、すでに傍聴できるスペースを準備下さっていました。この配慮については、準備組合事務局の皆様に感謝申し上げます。

傍聴された住民の皆様は、16-7名に上りました。
短期間の広報でよくここまで集まったと思います。
年の瀬の忙しい中傍聴下さった皆様、お疲れ様でございました。


大きく荒れることなく、議題の内容を約束の一時間(19時半~20時半)で済みました。

私が感じたポイントは、
1、住民への説明不足が明らかになった

2、愛する月島を守る会の思いが伝えることができた
「再開発(月島の路地を生かした再生)の必要性があるし、月島をよくしたいというのが当会の基本的な考え方であり、だからこそ当会の勉強会において賛成・反対の分け隔てなく議論をしている」趣旨のことを大山代表発言。

3、今回は、こちらの共同代表石川さん、大山さんと、準備組合岡山理事長、加藤理事の間の話合いであったが、次回は住民誰もが発言できる会を開催するべきことを伝えることができた。

4、月島の路地のよさの受け入れ方、感じ方の差がある。

などです。


住民同士の話合いのあと、愛する月島を守る会側が借りていた、月島区民センター4Fホールへ有志で移動し、午後10時まで、今後の打ち合わせを行いました。
1、住民同士の話合いを受けて区役所に要望書を出す(下記、別掲)
2、住民アンケートを取る
3、次回勉強会を1月8日(祝、月)19時から行う
 等を主に行うことと致しました。


超高層再開発を再考し、よりより月島の再生へと持っていくためには、住民同士の話合いで切り開いていくしか、結局はないと思っています。



*****別掲 12月28日に区に提出した要望書*****
平成29年12月 28日

中央区長       矢田 美英 殿
都市整備部部長  松岡 広亮 殿

『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』に関する要望書

愛する月島を守る会
共同代表
石川 福治
大山 隆三

要望の趣旨:『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』について付議する都市計画審議会を、予定されていた平成30年1月の開催は延期をし、住民同士の話し合いがまとまった後に同審議会を開催することを要望する。

理由)

 『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業(以下、「本事業」という。)』について、現在、当会を中心に本事業に影響を受ける施行区域内地権者・借家人を含めた地域住民と準備組合理事との間で住民同士の話し合いを持っている最中です。

 昨日27日は、当会共同代表二名と月島三丁目南地区市街地再開発準備組合(以下、「準備組合」という。)の理事長及び理事一名との間で話し合い(以下、「27日会合」という。)を準備組合事務局で持ちました。その話し合いの場で、来年1月10日までに地域住民らも発言ができる住民同士の話し合いを持つことの提案が当会から出され、準備組合理事長が他の理事等に諮ることが約束されました。従って、次の話し合いこそは、実質的に地域住民誰もが、準備組合理事に対して本事業について意見を述べることができる初めての機会になると言えます。

 一方、中央区は、本事業について来年1月に都市計画審議会に付議することを、本事業に係る都市計画案資料で明らかにしています。しかし、11月開催の本事業に係る都市計画案の住民説明会について、「住民同士の話し合いをしていることを認識し、来年1月の都市計画審議会の開催はあくまでも予定である」趣旨のことを栗村副参事は答弁(以下、「都市計画案住民説明会答弁」という。)され、理由如何によっては、延期もありうることを中央区は明言をされました。

 まさに今、住民同士の実質的な話し合いがなされているのであり、この話し合いの結論は、都市計画審議会が本事業の都市計画決定の是非を判断する上での重要な判断材料になると考えられ、都市計画審議会の1月開催を延期すべき理由があると言えるのではないでしょうか。逆に言えば、このまま予定通り都市計画審議会を1月に開催をするということは、都市計画案住民説明会答弁にも矛盾し、都市計画決定における手続き上の重大な瑕疵を生じえます。

 27日会合において、「再開発の必要性があるし、月島をよくしたいというのが当会の基本的な考え方であり、だからこそ当会の勉強会において賛成・反対の分け隔てなく議論をしている」趣旨のことを大山代表から出席された準備組合理事にお伝えを致しました。これから是非とも準備組合理事の皆様と建設的な議論をし、月島三丁目南地区のまちづくりの方向性を見いだして行きたいと当会は考えております。

 中央区は、「協議型まちづくり」を『基本計画2018』に明確に謳っております。住民同士が、自らが住み働くまちの将来について、協議を本格化させようとしているところであって、その協議の方向性を見守っていただけますように、どうかよろしくお願い申し上げます。さらに言えば、中央区が間に入り、『中央区まちづくり基本条例』第8条4項に規定をする住民と開発を進める地権者と中央区の三者協議を行うべき場面であるとさえ考えられます。

 以上の理由から、予定されていた平成30年1月の都市計画審議会の開催は延期をし、住民同士の話し合いがまとまった後に開催をすることを強く要望致します。

以上
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【月島再開発問題】第30号 「月島三丁目南地区再開発」について住民同士の話合いの開催(27日(水)19時半~於:再開発準備組合事務所 :月島3丁目24-5 NRビル402)のお知らせ

2017-12-26 15:13:56 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題
 「月島三丁目南地区再開発」では、再開発の概要が本年4月27日の住民説明会において、初めて明らかにされて以来、住民同士の話合いをすることを準備組合に何度もお願いをして参りました。この度、ようやく準備組合の理事の皆様と地域住民との間で同じ住民同士での話し合いの場が実現される運びとなりました。

  会場は、月島区民センターなどの公的な機関で行うことを私達は提案をし交渉しましたが、準備組合側は、12月20日付と同月22日付の文書で二度に渡り概略が【別掲】のような内容の同じ回答を繰り返し、話がなかなか前に進まないため、まずは、準備組合側に譲歩し「準備組合事務所」に向かうことといたします。(あまりにも人数が多くなった場合に備え、月島区民センタ―4階ホールを同日利用可能に私達の負担にて予約しておきます。)

  開催場所がいずれにしろ、大切なことは、密室ではなく、再開発に影響を受けることとなる住民の皆様が誰でも話を聞けるようにオープンな形で開催をすることであると考えています。

 皆様の財産に係る重大な問題です。再開発計画の賛成・反対に関わらず、都市計画審議会までに話合いで詰める事柄が多数残っています。中央区も住民同士の話合いがなされていることを認識しており、都市計画審議会の1月開催はあくまで予定である趣旨を11月10日開催の都市計画案の住民説明会で答弁されています。

  年の瀬ではありますが、ご関心のある地域住民の皆様、どうぞ、ご参集ください。

             記

「月島三丁目南地区再開発」について住民同士の話合い


・日時:平成29年12月27日(水) 19時半~

・場所:月島三丁目南地区市街地再開発準備組合 事務所
     (月島3丁目24-5 NRビル402)

・議題:【別掲】に同じ




***************
【別掲】準備組合から石川さん、大山さん宛てに渡された回答の概略


平成29年12月22日

石川 様

                   月島三丁目南地区市街地再開発準備組合
                                      事務局




             話し合いのお知らせ




・希望日時 : 平成29年12月27日(水) 19:30 ~20:30

・場  所 : 再開発準備組合事務所(月島3-24-5 NRビル402)

・参加者  : 愛する月島を守る会 共同代表者

         月島三丁目南地区市街地再開発準備組合 理事長、理事1名

・立 会 人: 月島三丁目南地区市街地再開発準備組合 事務局2名

・議  題 :

①実際に住んでいる人同士で話し合いたい。

②最初にどういう経緯で集まりが始まったのか。

③各理事10人がどういう思いで理事になったのか。

④開発が行われると人口が増えるが、月島がどのように変わっていくと考えているのか。

⑤50階建て再開発案に至るに当たり、どのような代替案が検討されたのか。

⑥情報開示については町会の回覧板を使うと良い。

⑦今住んでいる人が戻ってきて住めるようになるのか。


以上
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