アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

束の間の涼

2008-08-22 16:34:40 | Weblog
 22日の東京はえっと思うほど涼しい一日でしたね。前日はまだ最高気温が30度を超えてましたが、この日は25,5度と一挙に5度近くも低くなったのですから。相変わらず公園などでは蝉時雨がうるさいほどですが、飛び回る蝉はあまり元気がなさそうでした。といってもこのまますぐ秋にバトンタッチというわけではなくこの涼しさは短く、来週はまた30度を超える日が続きそうな予報が出ています。


 それでも身の回りでは秋近しを感じさせるものが増えてきましたね。栗林では大きな毬栗(いがぐり)が見られます。茹でても焼いてもおいしいクリですが、栽培の歴史はとても古いのです。青森市の三内丸山遺跡は、5500-4000年前の縄文時代の大規模集落の遺構が発見されたわが国最大の縄文遺跡ですが、ヒョウタン、ゴボウ、マメなどに混じってクリも出土しています。そしてDNA鑑定の結果、このクリは栽培されたものであることが確認されました。


 5000年前の縄文人も栗林を作り、秋には収穫したクリを食べていたわけです。もちろん、改良された現代のクリとは違い実も小さかったし、味だってまずかったかもしれませんが、我々と同じ作物を食べていたなんてロマンがありますね。
コメント (2)
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