花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「清瀬フォレスタ・セレクションコンサート~和魂洋才~」18

2018年07月12日 09時00分00秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
7月10日に開催された「清瀬フォレスタ・セレクションコンサート~和魂洋才~」に行って来ました。清瀬のセレクション・コンサートは今年で6回目になります(第1回は2013年)。セレクション・コンサートでは、リーダーの大野隆さんがプロデュースし、歌もそれぞれが好きな歌を歌い、衣装も各自で考え、演奏中の動きも各々が工夫するというスタイルです。

今回は第一部では日本の抒情歌を3曲歌い(スタンドマイク使用)、其の後は、ハンドマイクを使用して、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の中の名曲を歌いました。第二部は、例年通りオペラ名曲集でした(マイクなし)。 第一部で歌われる歌は、第1回(2013年)~第3回(2015年)は、日本の抒情歌だけでしたが、第4回(2016年)・第5回目(2017年)はミュージカルの名曲が一部入り、今年(第6回)は完全にミュージカル主体の構成となりました。今年のステージを見て、「こころの歌」などでフォレスタのレパートリーとして、ュージカルの名曲をもっと取り上げて歌っても良いのではないかと思いました。それほど、素晴らしいステージでした、フォレスタとしての縛りがないために、各メンバーが伸び伸びと歌っていました。

昨年は、第一部で「海ゆかば」を今井俊介さんはじめ男声が歌いました。軍歌・戦時歌謡を歌えるのは今の日本ではフォレスタのみです。毎年10月の「スペシャルコンサート東京」では軍歌・戦時歌謡を歌っていますが、清瀬セレクション・コンサートでも毎年1曲は歌ってほしいと願っています。

第一部が終了し、メンバー紹介に移り、まず、ピアニストの紹介から始まりました。今回は南雲さんと男性ピアニストの石川和男さんでした。二人は武蔵野音大の先輩・後輩に当たるそうです。ついで、女声からということで、小笠原さんが、「収録中で、毎日大変な作業をしている。収録した中で好きな曲」として、「お祭りマンボ」(美空ひばり)を披露してくれました。いつものコンサートであれば、新メンバー(谷原さん・池田さん・財木さん)を含め、各女声メンバ-の挨拶となるのでしょうが、休止中の中安さんと吉田さんがいるので、小笠原さんがとっさに配慮したのではないかと思っています。 男声に移って、大野さんが、「今日は小笠原さんがいつもと違うことをしたので、男声も突然の対応をした」と話し、女声同様に収録中であり、この中でノリの良い曲として「「青い瞳」(ブルーコメッツ)」を披露してくれました。

会場全体合唱は「浜辺の歌」で、「最近、話が上手になった」として指名された塩入さんの指導で歌いました。会場合唱に移った時に。榛葉さんが舞台から姿を消しました。不思議だなと思ってみていると、大野さんが榛葉さんの姿を消した方に行き、暫くして、帰ってきました。 多分、榛葉さんが体調不良か何かで、一時的に舞台から消えたのではないでしょうか? 第二部が始まって、「オレンジの花は香り」を全員が歌う中で、榛葉さんは、客席に向かって舞台の端に座りました。やはり、体調に変化があったのではないかと思っていますが、真相やいかに?? 榛葉さんは、「母さん、あの酒は強いね」をソロで歌いましたが、なんとなく、声に張りがなく、顔色も艶がないように見えたのは、勘ぐりすぎでしょうか。

第二部はオペラ名曲集で、皆さん本領発揮です。 はじめてお目にかかる財木さん、谷原さんのステージを注目しました。「アヴェマリア(マスカーニ)」を谷原さんが持ち前の歌唱力で歌い上げました。ここまで表現できる声楽家は少ないのではと思いました。財木さんは真っ赤なドレスで、「ママも知るとおり」を歌い、会場を魅了しました。池田さんは、第二部のオペラでは出番がなく、第一部のミュージカルで、「私のお気に入り」を小笠原さんと一緒に歌い、途中二人で掛け合いをするなど、なかなか、素晴らしいステージでした。
休止中の中安さんと吉田さんが、「ホフマンの舟歌」を歌い、また、「ユー・レイズ。ミー・アップ」を小笠原~池田~吉田~中安さんの順でソロで歌いました。吉田さんと中安さんにとっては、今までの長年のフォレスタ・ステージの締めくくりでもあり、二人とも、心なしかやや控えめなステージに感じられました。(すこし寂しかったのかな???)
今後の活躍を祈念したいと思います。


【演奏曲】

<第一部>
「夏の思い出」;全員(スタンドマイク) アカペラ
「ほたるこい」:女声(スタンドマイク) アカペラ
「村祭り」 :榛葉・男声 (スタンドマイク) アカペラ
ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』より
 「サウンド・オブ・ミュージックのテーマ」:榛葉:谷原、(ピアノ)南雲・石川
 「私のお気に入り」:小笠原・池田、(ピアノ)石川 
 「ドレミの歌」:澤田・横山、(ピアノ)南雲
 「エーデルワイス」:大野・塩入、(ピアノ)石川
 「すべての山に登れ」:財木・全員、(ピアノ)南雲、石川

~女声紹介~小笠原、「お祭りマンボ」(美空ひばり)
~男声紹介~大野、「青い瞳」(ブルーコメッツ)

「浜辺の歌」:会場合唱、(指導)塩入、(ピアノ)南雲

<第二部>
P.マスカーニ作曲 オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
 「オレンジの花は香り」;全員、(ピアノ)石川・南雲
 「ママも知るとおり」;財木、(ピアノ)南雲
 「アヴェマリア」;谷原、(ピアノ)南雲
 「母さん、あの酒は強いね」;榛葉、(ピアノ)石川

J.オッフェンバック作曲 オペラ『ホフマン物語』より
 「ホフマンの舟歌」;中安・吉田、(ピアノ)南雲

G.ロッシーニ作曲 オペラ『オテロ』より
 「いいえ、おそれることはありません」;澤田・横山、(ピアノ)石川

G.ヴェルディ作曲 オペラ『シモン・ボッカネグラ』より
 「皆が私を讃えている」;大野・塩入、(ピアノ)石川

「ユー・レイズ。ミー・アップ」;小笠原・池田・吉田・中安、(ピアノ)石川・南雲

~アンコール~
「乾杯の歌」 G.ヴェルディ作曲  (ピアノ)南雲・石川
「グラナダ」 A.ララ作曲 (ピアノ)南雲・石川 

以上
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