花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「(2015)7月の唱歌・童謡・名歌を歌う会」

2015年07月19日 14時45分06秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
7月の「唱歌・童謡・名歌を歌う会」は、童謡と唱歌・抒情歌18曲を歌いました。童謡では季節にちなんだ「七夕さま」、「蛍」、そして「富士の山」を歌ったことがなによりうれしいでした。 抒情歌では私の大好きな「浜千鳥」、「椰子の実」、「浜辺の歌」があり、また、日本の代表的な歌曲ともいえる「出船」、「叱られて」があり大変満足しました。
「浜辺の歌」はよく知られていますが、譜面を見るのは初めてでした。指導の方から8分の6拍子でのリズムのとり方、また、「叱られて」では、伴奏から歌にはいるタイミングのとり方や、声を伸ばすところの注意など、細かく指導を受けました。
「知床旅情」は森繁久彌さんや加藤登紀子さんの歌で有名ですが、私は、原曲の「オホーツクの舟歌」の方が好きです。荒海のオホーツク海での漁の厳しさ、“故郷国後”への心の叫びがきこえてきます。 若手演歌歌手の山内恵介さんが「オホーツクの舟歌」を歌っていますが、あらゆる機会でこの素晴らしい歌を披露してもらいたいと願っています。

1、七夕さま(権藤はなよ・林柳波作詞、下総皖一作曲)-ささの葉さらさら のきばにゆれる
2、うみ(林柳波作詞、井上武士作曲)-うみは ひろいな 大きいな
3、静かな湖畔(作詞・作曲者不詳)-静かな湖畔の 森のかげから
4、蛍(井上赳作詞、下総皖一作曲)-蛍のやどは川ばた楊
5、池の鯉(作詞・作曲者不詳)-出て来い出て来い 池の鯉 
6、浜千鳥(鹿島鳴秋作詞、弘田龍太郎作曲)-青い月夜の 浜辺には 
7、椰子の実(島崎藤村作詞、大中寅二作曲)-名も知らぬ 遠き島より 
8、浜辺の歌(林古径作詞・成田為三作曲)-あした浜辺を さ迷えば
9、知床旅情(森繁久弥作詞・作曲)-知床の岬に はまなすの咲く頃
10、故郷の廃家(犬童球渓作詞、ヘイス作曲)-幾年ふるさと 来てみれば 
11、出船(勝田香月作詞、杉山長谷夫作曲)-今宵出船か お名残おしや
12、思い出(久しき昔)(古関吉雄作詞、イングランド民謡)-垣に赤い花咲く いつかのあの家
13、富士の山(巖谷小波作詞、作曲者不詳)-あたまを雲の上に出し
14、海(作詞・作曲者不祥)-松原遠く消ゆるところ
15、叱られて(清水かつら作詞、弘田龍太郎作曲)-叱られて 叱られて あの子は町まで 
16、追憶(古関吉雄作詞、スペイン民謡)-星影やさしく またたくみ空を 
17、大きな古時計(保富庚午作詞、ワーク作曲、小林秀雄編曲)-大きなのっぽの古時計 おじいさんの時計
18、青い山脈(西条八十作詞、服部良一作曲)-若く明るい 歌声に  
(18曲)


「オホーツクの舟歌」(倍賞千恵子版)
(語り)
何地(いずち)から 吹きすさぶ 朔北の吹雪よ
わたしの胸を刺すように
オホーツクは 今日も 海鳴りの中に
明け 暮れてゆく
父祖の地のクナシリに
長い冬の夜があける日を
白いカモメが告げるまで
最涯ての茜の中で わたしは 立ちつくす
何故か 眼がしらの涙が凍るまで 
 
(一)
オホーツクの海原
ただ白く凍て果て
命あるものは暗い雪ノ下
春を待つ心 ペチカに燃やそ
哀れ東(ひんがし)にオーロラかなし

(ニ)
最涯の番屋に 命の火チロチロ
トドの鳴く夜は いとし娘が瞼に
誰に語らん このさみしさ
ランプの灯影に 海鳴りばかり

(三)
スズランの緑が 雪解けに光れば
アイヌの唄声 谷間にこだます
シレトクの春は 潮路に開けて
舟人のかいな 海に輝く

(四)
オレーオレー オーシコイ
沖の声 舟歌
秋あじだいエリャンサ
揚げる網ゃ大漁
霞むクナシリ 我が故郷
何日の日か詣でむ 御親(みおや)の墓に
ねむれ静かに


(2015年7月19日 花熟里)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする