花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「最近の優先席の状況」

2012年02月11日 13時41分20秒 | ちょっと気になること

2月6日付けの朝日新聞の「声(voice)」に34歳で妊娠6カ月の方から優先席に関する投書がありました。

「平日の昼間、通院のために電車に乗ったが優先席には、60代らしき夫婦と30代半ばとみられる女性が座っていたが、席を譲ってもらえなかった。おなかは目立つのでマタニティー・マークは不要と思い付けていかなかった。帰りにはマタニティー・マークを付けたが、やはり譲ってもらえなかった。 優先席近くにボタンを設け、押せば自動音声で優先席を譲るようにと流れるようにしたり、優先ではなく、専用席にすることなどを検討してほしい。」といった内容です。

私は脳出血の後遺症で半身マヒしており、通勤を含め電車では優先席に行きますが、なかなか譲ってもらえません。電車の荒っぽい運転で、体のバランスを崩し、座っている方の前に倒れかかることもあります。窓に体を打ちつけられそうになったこともありますが、見て見ぬふりの方がほとんどです。 

今は、駅に早めに行って数少ない始発電車に乗り、優先席に座るようにしています。 確実に睡眠できるので早く行って始発電車に乗る人も少なくありません。ほとんどの人が座るや否や眠ってしまいます。長時間眠っている人は、優先席を占拠するような状態になっています。 短時間の睡眠であれば、「やっと座わることが出来た。少しでも眠りたい。」などという心境だろうと思いますので、やむを得ない面があると思っていますが、長時間占拠している人には、最初から一般席に行ってもらいたいと苦々しく思います。

夕方の退勤時や昼間は平日・休日を問わず、なかなか座れません。理由は、見るからに元気そうな中高年の方(男女を問わず)が優先席を占拠していることが多いからです。道徳心のない、何とも情けない中高年が目に付くようになりました。一昔前であれば、尊敬の年を抱かせるような中高年が多かったように思います。 絶対数が増えてくると、質が低下するのは止むを得ないのでしょうか。

彼(彼女)らは、優先席は自分たちのためにあると思っているようです。 確かに、車内放送では優先席は「高齢の方、妊婦の方、小さな子供連れの方、体が不自由な方」と放送しており、また、窓に貼ってある優先席を示すシートには、「お腹の大きな方、乳児を抱いた方、足に包帯を巻き杖を持っている方、杖を持っている方」が示されています。最後の絵は、「高齢者」を連想させます。 一般的に、「高齢者=中高年」というように受け取られがちですので、このシートや放送内容も問題だと思っています。

中高年でも健康・強健に見える方が多い現在ですので、「中高年」連想させる絵などを使わずに、「体の弱っている方や体が不自由な方」、「妊婦の方」、「乳幼児を連れている方」にすべきと思っています。
それと、投書の方の提案(押しボタンでの警告)は、同じようなことを私も考えていたので、鉄道会社では是非検討をお願いしたいと思います。

また、語弊があるかもしれませんが、「軽度の知的障碍のある方(のように見えた)」が電車に乗って来て、優先席に来て「座りたいです」と言って、席を代わってもらっています。 施設でそうするように教えられているのかも知れません。目の前に来て言われ、私も席を譲ったことがあります。 眠った振りをして無視する方もいます。 軽度の知的障碍はあるのでしょうが、若く、肉体的には何ら不自由ではないように見えます。 座席ではスマートフォンを使いこなしているようでした。 私はと言えば、普通の携帯で単純にメールを受信・発信するだけです。 日常生活にはほとんど支障がない、軽度の知的障碍者だろうと思います。
このような体の方に、「座りたいです」と言わせるような教育をしなければならないのでしょうか。 ほぼ満員状態の電車の中で立っていても何ら問題はないと思います。


(2012年2月11日 花熟里)
コメント
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